Q26 |
LGA775版Pentium4が登場しています。これまでのSocket478版Pentium4とはどう違うのですか。 |
A26 |
これまでのSocket478とは異なるパッケージとなりますが、Gallatin2MあるいはPrescottコアを搭載しているのでマイクロアーキテクチャには変化がありません。 |
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LGA775版CPUは、次のようなラインナップです。(2004年6月時点)
ブランド |
プロセッサナンバー |
パッケージ |
FSB |
動作クロック |
コア |
Pentium4ExtremeEdition |
− |
LGA775 |
800MHz |
3.4GHz |
Gallatin2M |
Pentium4 |
560MHz |
3.6GHz |
Prescott |
550 |
3.4GHz |
540 |
3.2GHz |
530 |
3.0GHz |
520 |
2.8GHz |
ここでまず気がつくことはプロセッサナンバーが導入されていることです。
AMDでもモデルナンバーが導入されているのですが、これらはモデルナンバーが同じでも中身が異なる場合があり、インテルの方はそのような曖昧な点がないようです。
しかしFSBが800MHzと据え置きで、クロックが向上しているものの特に性能向上がなされているとは思えませんので、現時点では過大な期待はできないのではと思われます。
さて、LGA775/SocketTパッケージの特徴は、CPU側にピンがなく、マザーボード側にピンがあるという点です。これはこれまでにはないパターンですが、ピンの数自体も775本とかなり増えているわけです。
これは主に電源供給に必要なピンが増えていることが理由ですが、そのほかにもピンの数が増えているようです。
さて、対応するチップセットとしては、915G,915P,925X Expressチップセットです。これらのチップセットではこれまでのAGPバスではなく、PCI
Expressバスをサポートしています。これまでのAGPビデオカードが全く使用できなくなるので注意が必要です。
またメモリもこれまでのDDRに加えてDDR2 533メモリをサポートしています。ビデオカード装着用のPCI Express X16バスは、AGP8Xの4倍の帯域を持っています。またPCI Expressx1バスも500MB/sと従来のPCIバスの約4倍の帯域を持っています。 |
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LGA775ソケット |
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