陸奥市川駅(むついちかわえき)は、青森県八戸市大字市川町字和野前山にある、青い森鉄道青い森鉄道線の駅である。
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| 改札口 |
青い森701系電車 |
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| 駅名標 |
2番線が撤去されている |
駅構造
単式ホーム2面2線を有する地上駅である。
下りホームの2番線は線路が撤去されている。互いのホームは跨線橋で連絡している。
八戸駅管理の無人駅。自動券売機が設置されている。
JR時代は駅員が配置されていた(2000年時点では八戸駅からの駅員派遣)。
のりば
| 番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
| 1 |
■青い森鉄道線 |
上り |
八戸・目時方面 |
| 3 |
下り |
青森方面 |
歴史
- 1926年(大正15年)11月5日:轟信号場(とどろきしんごうじょう)として開設。
- 1942年(昭和17年):陸軍八戸飛行場までの専用線敷設。
- 1944年(昭和19年)10月11日:駅に昇格(旅客・貨物扱い開始)。同時に陸奥市川駅に改称。
- 1945年(昭和20年)9月20日:進駐軍鉄道運輸事務所(RTO)を設置。
- 1947年(昭和22年)7月10日:進駐軍輸送のための設備第1期工事完成。駅本屋(えきほんおく・えきほんや)前に進駐軍専用ホーム(現1番線)新設。当時は2番線(現撤去済み)が上り本線、3番線が下り本線とされていた。
- 1948年(昭和23年)1月31日:進駐軍輸送のための建物及び設備竣工。
- 1952年(昭和27年)3月24日:豪雪のためホーム屋根300坪が崩壊。
- 1952年(昭和27年)3月31日:RTO廃止。
- 1965年(昭和40年)6月30日:尻内(現:八戸) - 陸奥市川間複線化。この3年後に東北本線の全線複線化が完成する。戦後の一時期は、自衛隊駐屯地の引込み線が存在した。
- 1968年(昭和43年)5月16日:十勝沖地震により構内で貨車8両脱線、うち4両が転覆。建物にも被害を受け、のち建物のうち進駐軍用に使われた部分のほとんどを撤去。
- 1971年(昭和46年)10月1日:貨物取扱を廃止。
- 1980年(昭和55年)5月:業務委託駅となる。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止。陸奥市川駅長が廃止され、八戸駅長管理下となる(駅員無配置駅となるが、八戸駅より駅員派遣)。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1988年(昭和63年):老朽化のため駅本屋の待合室を撤去。駅事務室だった約89m2の部分だけが残される。
- 1999年(平成11年):無人化。
- 2010年(平成22年)12月4日:東北新幹線全線開業に伴い、青い森鉄道に移管。
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