Q1. CD−Rドライブとは、なんですか。CD−ROMドライブとはどうちがうのですか。
A1. CD−Rドライブは、通常のCD−ROMドライブがCD−ROMを読み取るだけの装置なのに対して、CD−Rへ書き込みを行うことができる装置です。
一度書き込みを行ったCD−Rは、一般のCD−ROMと同様にCD−ROMドライブ、CD−Rドライブで読み取ることができます。
しかもCD−Rは、安価なので(1枚100円程度)、データ配布用としても最適ですし、バックアップ用としても充分使えます。ただし、
CD−RドライブでCD−Rに書き込みを行うときには、専用のライティングソフトが必要になることと、一度書き込んだ情報は、書き換えることはできない点に注意が必要です。
さらにライティングソフトでCD−Rに書き込む際に失敗することがある点が最大の問題点です。
これは、CD−Rへ書き込みを行う場合、データ元の装置からCD−Rに途切れずにデータが送られないと書き込みが途切れて、次に書き込みを同じ位置から再開できないからです。
これをバッファアンダーランといってCD−Rを扱う際に最も恐れる事態です。
つまり一度バッファアンダーランを起こしたディスクは、2度と使い物にならないからです。
これを避けるには、例えばCD−ROMから直接データを送らずに、ハードディスクから書き込みすることと、作業中に他のアプリケーションを起動しないようにすることです。 

Q2. CD−R/RWドライブとは、なんですか。CD−Rドライブとの違いはなんですか。
A2. CD−R/RWドライブは、基本的にはCD−Rドライブと同等の機能を持っています。
さらにCD−RWに書き込み、削除を行えるのがCD−Rと違う点です。

CD−RWは、CD−Rとは違い、書き込んだデータを削除できますがその回数は、1,000回程度とされています。
しかし問題点もあります。CD−Rが読めないCD−ROMドライブは、まずありませんが、CD−RWを読めるのはマルチリード対応CD−ROMドライブだけなのでCD−RWをデータ配布用として使うのは問題があるし、価格もCD−Rよりは高価です。
ただし、最近販売されているドライブであればCD−RWを読み込みできないということはありません。
さらにCD−RWを最初にフォーマットしなくてはいけない場合もあり、(未フォーマットの場合)時間もかかるので、実用性がそこなわれていた時期もありました。
ただし、この点は最近はアクセス速度の向上とフォーマット済みのCD−RWの販売によりさほどの問題はなくなりました。

Q3. ライティングソフトについて教えてください。
A3. ライティングソフトは、CD−R/RWドライブで書き込みを行うための専用ソフトです。
これがないとCD−R/RWで書き込みをおこなうことができません。
ただしWindowsXPでは、簡易書き込み機能を持っていますので、ソフトがなくてもとりあえず書き込みができます。
ライティングソフトにも、大きく分けて2通りあり、一般的な書き込みソフトであるプレマスタソフトとデータを細切れに書き込むことができるパケットライトソフトです。
前者の代表格がEasy CD Creator,後者の代表がDirectCDです。
ライティングソフトでは、次の4通りの書き込みが可能となります。
 1) オンザフライ
CD−ROMドライブから直接CD−Rへ書き込む方法です。
この方法は、CD−ROMドライブの転送能力が低いためにバッファアンダーランになりやすいので、高性能なシステムでないと危険な方法です。
 2) ディスクアットワンス
ディスク全体への書き込みを一度に行う方法です。
リードイン→データ→リードアウトの順に書き込むので、一枚のディスクに一度しか書き込みが行えません。
 3) トラックアットワンス
データ→リードイン→リードアウトの順で書き込まれ、複数のセッションを書き込むことができます。
ただしドライブがマルチセッションに対応していないとすべてのセッションを読むことができません。
さらにパケットライト対応ソフトがありますが、CD−RWドライブには、これが必要となります。
ソフトウェアによっては、CD−Rに対してもパケットライトが可能なソフトもあります。
4) パケットライト
専用ソフトを使ってパケット単位で細切れにデータを書き込みます。
上記3者とは違い、その機構上バッファアンダーランは起こりませんが、トラック間に空白ができることになります。
ハードディスクと同様な書き込みができることになりますが専用ソフトウェアによる独自フォーマットが必要になります。
CD−RWへの書き込みは、基本的にパケットライトになりますが、CD−Rへの書き込みをパケットライトにするかどうかは、ケースバイケースですし、書き込んだデータを書き換えることはできません。

Q4. DVD−ROMドライブについて教えてください。
A4. DVD−ROMドライブは、CD−ROMおよびDVD−ROMを読み取る装置です。
書き込みはできません。
CD−ROMを読み取ることができるので従来のCD−ROMドライブに置き換えることが可能であり、最近では価格も低下したことからメーカ製パソコンに標準装備されるようになりました。
またDVD−VIDEOを再生することも可能ですが、この場合再生ソフトが必要になります。
再生ソフトの代表格としてPowerDVDがあります。
ただし、再生ソフトがあってもCPUやビデオ周りの能力が低いと満足な再生ができません。
またDVD−ROMをソフト供給メディアとして利用することも考えられるが(つまりCD−ROMと同じ)、4.7GBもの大容量が書き込めるDVD−ROMが必要なソフトがまださほど多くないことからあまり一般的とはいえないのが実状です。
しかし近いうちにDVD−ROMが普及することは考えられます。

Q5. DVD−RAMドライブについて教えてください。
A5. DVD−RAMドライブは、DVD−RAMへの読み書きができる装置です。
この場合、ファイル単位で自由に書き込み、削除ができるのでハードディスクやMOと同様の使い勝手となります。
またCD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−ROMの読み取り、PDへの読み書きもできる(パナソニック製ドライブ)ので多目的に使える万能装置です。
DVD−RAMは、片面4.7GB,両面9.4GBという大容量を持ち、ドライブの価格、メディアのコストともMOに比べて有利です。
ただしアクセス速度においてはMOには及ばないのはやむを得ないといえます。

Q6. CD−ROM,DVD−ROM,CD−R/RWに対して何倍速とかいいますが何のことですか。
A6. これは、音楽用CD速度と比べて、読み取りあるいは書き込み速度を示す値です。
具体的には1倍速で150KB/sになります。
ただしDVDの場合は、DVD−VIDEOの読み取り速度が基準となります。
この場合、1倍速で1380KB/sになります。
最近のドライブのアクセス速度の概要を次の表にまとめました。
ドライブ種類 CD−ROM
読み取り
CD−R
書き込み
CD−RW
書き込み
DVD−ROM
読み取り
DVD−R
書き込み
DVD−RW
書き込み
DVD+R
書き込み
DVD+RW
書き込み

CD−ROM

40〜52

×

×

×

× × × ×

CD−R/RW

24〜52

24〜52

24〜32

×

× × × ×

DVD−ROM

32〜48

×

×

12〜16

× × × ×
DVD−R/RW 16〜32 12〜48 12〜40 12〜16 2〜8 1〜4 × ×
DVD+R/RW 16〜48 12〜48 12〜40 12〜16 × × 2〜12 2〜4

DVD−RAM

20〜48

×

×

2〜4

× × × ×

ただしこの数値はあくまで最大値であり、全周で同一のアクセスができるとは限りません。
また回転数が大きければいいというものではなく、読み取り精度が低下すると読み取りミスが多発して再読み取りするので、CD−ROMで40倍速と50倍速の間にはっきりとした差があるかとなるとそうはなりません。
基本的には40倍速以上のドライブでは、実質的にはほとんど差はないし、実用上充分な転送能力を持っています。


Q7. CD−R/RWあるいはDVD−ROM/RAMドライブには、SCSI対応とATAPI対応の両方の製品があるが、どちらがよいのでしょうか。
A7. 純粋に性能面だけで判断すればSCSI対応の方が有利なはずだが気にしなくていい程度の差である。
コストパフォーマンス的にはATAPI対応製品の方が有利である。

これらの製品は、従来はほとんどがSCSI対応でしたが、最近ではDVD−ROMドライブがほとんどATAPIとなり、CD−R/RWドライブもATAPI対応製品が増えてきました。
DVD−RAMドライブにもATAPI製品が登場しています。
さらに最近ではUSB&IEEE1394接続のドライブが多くなっていて、これらの場合は外付けとなります。
従来ではE−IDEインタフェースの転送能力に難があったのとCPU占有率が高いためにATAPI対応製品が少なかったのですが、今ではUltraATAが登場し、CPUの占有率が下がった上にCPUの能力も向上したためATAPI対応製品でも充分な能力を持つようになったわけです。
ただしどちらがよりパフォーマンスが高いかとなるとやはりSCSIの方が安定性という点では一日の長があることも事実です。ただしコストが高く、PCIスロットを占有してしまうSCSIは、敬遠され気味のようです。
ですから、最近ではSCSI対応ドライブはめっきり少なくなっています。

Q8. BURN−Proofとはなんですか。
A8. バッファアンダーランが発生しない機構のことです。
BURN−Proofとは、CD−R/RWでの書き込みの際、バッファアンダーランが発生すると書き込みが失敗しました。その理由は、書き込み時にデータが途切れると書き込みが中断し次に書き込みが中断した地点から書き込みができないからでした。
そこでもし書き込みが途切れても、中断地点から書き込みを再開できるようにした技術がBURN−Proofというわけです。
最近ではCD−RW12倍速ドライブで、BURN−Proofに対応した製品が登場しています。
ただし12倍速で書き込む場合は、高速対応のCD−Rディスクが必要です。
最近では、JustLink搭載のモデルも出ていますが、基本的には同じ機能です。
最近のドライブでは何らかの書き込みエラー防止機能が搭載されているのは当然となりました。 

Q9. 各ドライブが使用可能なメディアを教えてください。
A9.

次に各ドライブとメディアの使用可能性を示す一覧表をあげてみました。

      メディア
ドライブ CD−ROM CD−R CD−RW DVD−ROM DVD−R DVD−RW DVD+R DVD+RW DVD−RAM

CD−ROM

READ

READ

△READ

×

× × × ×

×

CD−R/RW

READ

READ
REC

READ
WRITE

×

× × × ×

×

DVD−ROM

READ

READ

READ

READ

READ READ READ READ

△READ

DVD−R/RW READ READ
REC
READ
WRITE
READ READ
REC
READ
WRITE
READ READ △READ
DVD+R/RW READ READ
REC
READ
WRITE
READ READ READ READ
REC
READ
WRITE
READ

DVD−RAM

READ

READ

READ

READ

READ READ READ READ

READ
WRITE

READは、読み込み可能
WRITEは、書き込み、削除可能
RECは、書き込み可能、削除不可能
△は、機種によって不可能なものもある場合
この中でいくつか注意すべき点を挙げてみます。
 1) CD−RWドライブで書き込まれたCD−RWディスクを読みとれるのは、マルチリード対応ドライブのみである。
 2) 初期のDVD−ROMドライブは、DVD−RAMディスクを読みとれない。
3) 最近のCD−R/RWドライブの一部では、DVD−ROMディスクを読みとれるものがある。
私の持つMCW6424DVDもそうです。
これはリコー製ドライブのOEM製品ですが、CD−RWドライブとDVD−ROMドライブの機能を持つATAPI対応ドライブです。このようなドライブをコンボドライブと呼んでいます。 
4) DVD−R/RWドライブ、DVD+R/RWドライブは、CD−R/RWドライブとしての機能を持つ。
最近ではDVD±R/RWドライブのように両方の機能を持つドライブも登場している。
さらにはDVD−RAMドライブの機能を持つトライブもある。
このドライブは完全なオールマィティであり、すべての機能を持っていることになる。
このようなドライブはマルチドライブと呼ばれている。

Q10. CD−ROMの読み取り方式にCAVとパーシャルCAVとCLVがあると聞きましたが、どういうことですか。
A10. CAVとは、ディスクの回転数を一定にして、読み取る方法です。
つまり、ディスクの外周に行くほど高速で読み取ることができることになります。
またパーシャルCAVとは、内周から一定エリアまで回転数が一定ですが、あるところまで達すると読み取り速度を一定にし、外周に行くに従って徐々に回転数を下げる方法です。
一方、CLVは読み取り速度を一定にし、回転数は外周に行くに従って下げる方法です。

この場合は回転制御が難しいので、最近では少なくなりましたが、音楽用CDは、本来この方式を採用しており、反射率の低いCD−RWを読み取るときにこの方式を採用しているCD−RWドライブもかなりあります。
これらの方式の違いにより、何倍速といってもそのまま単純に比較できるものではないと分かるわけです。
例えばパーシャルCAVで20倍速であれば、外周から中間までは、この読み取り速度で読めるので、平均読み取り速度が上がるのに対して、CAVで20倍速といっても、それは外周だけで、内周に行くに従って読み取り速度が低下することになります。
しかも見かけの読み取り速度が大きければいいというものではなく、実際にはある程度、外周に行くと読み取り精度が低下して、かえって読み取り性能が低下してしまうことが多いのが実状です。
だから、パーシャルCAVは、読み取り速度が上がり、読み取り精度が低下する外周の回転数を抑えて、読み取り精度を保っているといえるわけです。

Q11. CD−ROMには書き込みができないのに、CD−Rは、どうして書き込みができるのですか。
またCD−RWは、どうして書き込んだ内容を削除できるのですか。
A11. CD−ROMは、あらかじめ内容が決められており、ディスクに微細な穴が多数空いていてレーザを照射したときに穴が空いている部分ではレーザが乱反射して充分反射しないのに穴が空いていない部分はレーザを反射するのでデータを読みとれるのです。
CD−Rは、色素を塗布したディスクで当然穴は空いていないのだが、CD−Rドライブは、レーザを使ってこの色素を焼いて反射率を下げるので、ちょうど穴が空いてレーザを反射しないのと同じ状態になるのである。
色素を焼くともう反射率は戻らないので、一度書き込んだ情報は削除できないのである。
しかしCD−RWになると、アモルファスという特殊な結晶体を使っていて、レーザを照射すると結晶が壊れて反射率が下がり、もう一度レーザを照射してから急激に冷やすと、結晶が元に戻るので反射率が上がり、再びレーザを反射できるようになるわけである。

Q12. CD−RWが読めるCD−ROMドライブと読めないCD−ROMドライブがありますが、どうしてですか。
A12. CD−RWが読めるドライブは、マルチリード対応ドライブであることが条件です。
これに対応していないドライブは、まず読めません。
しかしマルチリード対応であっても読めない場合もあります。
この場合は、CD−RWが独自フォーマットされている場合です。
いずれにしてもCD−RWはCD−Rに比べて配布性が悪いことになります。

Q13. DVD−RAMにも5.2GBタイプのものと9.4GBタイプのものがありますが、互換性はあるのでしょうか。
A13. 基本的に上位互換があります。
9.4GBタイプのDVD−RAMドライブは、最近登場しました。
これに対応する9.4GBタイプのメディアは、この9.4GB対応ドライブでないと使えません。
しかしこのドライブは5.2GBメディアも使えるので上位互換ということになります。

Q14. DVD−R/RWドライブとDVD+R/RWドライブとはどう違うのですか。
A14. 一言で言うと、書き込める媒体に違いがあります。
DVD−R/RWは、DVD−RとDVD−RWに書き込みできますし、DVD+R/RWドライブは、DVD+RとDVD+RWに書き込みができます。
そしてこれらのフォーマット規格はそれぞれ異なります。
まず従来からある3種類の記録型DVD、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAMの3種類は、DVDフォーラムという団体で策定された規格です。
DVD−RはCD−Rと同じように記録層に有機色素を使い、レーザーで色素を変化させ記録マークを作りデータを記録する方式です。またCD−Rと同じように、追記が行なえるメディアでもあります。
また、書き換えが行なえないが、記録したメディアの物理フォーマットはDVD−ROMやDVD−Videoディスクと同じになるので、DVD−ROMドライブやDVDプレーヤで再生することが可能となります。
ただし初期のDVDプレーヤーではうまく再生できないことがあります。 
DVD−RWは、CD−RWと同じように記録層にレーザーを当てて結晶状態と非結晶状を作り、両者の反射率の違いを利用して再生を行なう相変化記録という方式でメディアの書き換えを行なっています。
もうひとつのDVD−RAMも、相変化記録方式のメディアだ。こちらはPDの発展形ともいえるもので、コンピュータのデータ記録用として開発されたが、現在ではDVD−RAMを使ったDVDレコーダなども発売されています。
これに対して、DVD+RとDVD+RWは、ソニー、米ヒューレットパッカード、米デルコンピュータ、仏トムソンマルチメディア、蘭フィリップス、三菱化学、リコー、ヤマハの8社が中心となって開発され、DVD+RWアライアンスという団体で策定された規格です。そのため、DVDフォーラムではDVD+RWやDVD+RをDVD規格と認めておらず、DVD+RWやDVD+Rのメディア、ドライブには「DVD〜」のロゴは使われていないのです。
このように2つの規格が並立して存在し、競争する状況が生まれたのです。

DVD+RWの大きな特徴となっているのが、ロスレスリンキングという技術です。
一般的に、DVD−RやDVD−RWで追記や書き換えを行なうと、すでに書き込んであるデータと追記したデータの間には2KB(1セクタ)または32KBの隙間が生じてしまうが(パケットライトソフトやDVDレコーダのDVD−RW記録の場合は、ゼロリンクで書き込むリストリクテッドオーバーライト方式なので隙間は生じない)、これに対してロスレスリンキング技術が採用されているDVD+RWでは、追記や書き換え時に前のデータとの隙間はわずが1ミクロン以下という、ほぼつなぎ目のない書き込みが行なえます。
つまり追記に関してはDVD+RW規格の方が後発だけあって優れているということになります。
DVD−ROMやDVD−Videoではデータは連続して記録されていなければならないが、DVD+RWではデータを書き込んだ後に追記や編集を行なっても隙間が生じることがなく、既存のDVD−ROMドライブやDVDプレーヤと高い互換性を実現できるということになります。
一方、DVD+Rは、DVD−Rと同じようにレーザーで有機色素を変化させ記録マークを作りデータを記録する方式です。これはDVD+RWを上回る互換性を実現し、ほとんどのDVD−ROMドライブやDVDプレーヤで再生することができます。
また、DVD+R/RWドライブは、書き込み速度もDVD+Rで最大12倍、一方、DVD−Rは8倍と書き込み速度でも勝っています。
最近ではDVD±R/RWドライブが登場していて、両方の機能を持っているドライブが販売されているので、これを持っていれば双方のメディアに対応できるので安心です。しかしややコストが高くなります。
しかしこれを持っていれば、CD−R/RWドライブとしての機能も持っているので1台でほとんどの用途に適応できることになり、結局はお得と云うことにもなるでしょう。
 
Q15. 最近流行の片面2層記録対応のDVD+R/RWドライブとはどんなものですか。 
A15. これまでは最大4.7GBだったDVD+Rメディアに今度は最大8.5GBまで書き込めるようになったものです。
この片面2層記録技術は、第1記録層に同社が高速型DVD-RWで培った相変化設計技術をもとに開発した高感度記録膜を採用し、透過性の高さとデータ書き換え可能な高感度記録膜を両立。加えて、消去性能を高めるという新記録方式「N-テクノロジ(仮称)」を新開発しました。これらと薄膜形成技術を組み合わせ、片面2層DVD-RWディスクを実現したものです。
2層合計で8.5GBのデータを記録できます。
これにより、5MbpsのMPEG-2動画を約3.6時間記録可能としています。
「DVD+R DL」(DLはDouble Layerの意)と呼ばれています。
なお、片面2層記録には専用メディアが必要です。
片面2層
まだメディアが高価なのですが、ドライブ自体は高価ではないので今からドライブを購入するのであれば片面2層にするべきでしょう。
最近ではDVD−Rドライブでも片面2層対応ドライブが登場していますが、メディアがまだ出回っていないのが現状です。
(平成17年4月1日現在)