滋賀県のダム

  大戸川ダム*(だいどがわ)
形式 重力式コンクリートダム
用途 洪水調節・河川維持用水・上水道用水・発電
所在地名 滋賀県大津市上田上牧町・桐生町
位置 北緯34度57分11秒 東経135度58分27秒
河川名 淀川水系大戸川
ダム湖名
着手/竣工 1978/
管理 近畿地方整備局
堤高 堤頂長 堤頂幅 堤体積 堤頂標高
92.5m 335m m 700,000m3 m
流域面積 湛水面積 総貯水容量 有効貯水容量
153.50Ku 150ha 33,600,000m3 27,600,000m3
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大戸川ダムは、近畿地方整備局が計画中の洪水調節・河川維持用水・上水道用水・発電を目的とする多目的ダム・・・と言いたいのですが、このダムに関して、国交省、地方自治体の間にたいへんな論争が持ち上がっています。
しかし結局は、治水専用ダム、いわゆる穴あきダムとしての建設が開始される見込みとなっています。
しかし私個人の意見としては治水専用ダムというのはその河川が洪水時にたいへん流量が大きく危険度が高いというのであれば意味がありますが、それほどではないというのなら従来からある多目的ダムの方がコストパフォーマンス的には大きいでしょう。治水ダムからは経済的には何も生み出さず守りだけなのに対して、多目的ダムは経済的価値は計り知れないものがあるわけですから。その点からすれば不要な治水専用ダムこそ税金の無駄遣いのそしりを受けてもおかしくないと思うのですが・・・。本当に必要のないダムを建設する必要はないし、本当に必要ならば万難を排してでも建設すべきでしょう。
淀川水系について言えば、危険度が大きい河川と考えられるので(琵琶湖があるからです)治水専用ダムの意義はあると思いますが、多目的ダムではいけないとは思えませんので、果たしてどうなるのか・・・。難しい問題です。