Athlonマシン製作について
12月16日にかねてからの懸案であったAthlon1GHzマシンの自作に取りかかりました。

なるべく低コストでしかもパワーのあるマシンということでAMD Athlonを選択したわけです。 
ここでは、パーツの選択から、実際の組み立て、完成後のベンチマーク測定まで紹介します。
私のマシンの構成
私のマシンの構成は、次の表の通りです。
 
自作機1号機仕様
CPU AMD Athlon 1GHz リテール品
ケース ICOM ATX−527(ミドルタワー,5×4、3.5×2,シャドウベイ×2)
マザーボード ASUS AV7(VIA KT133AGP,SocketA) 
メモリ 256MB(128MB PC/100 CL2 SDRAM ×2)
ハードディスク IBM DTLA307030 (30GB 7200rpm)
ビデオカード CREATIVE 3D BLASTER GeForce2GTS(DDR SGRAM 32MB)
DVD−ROM CREATIVE PC−DVD(CD−ROM ×40 DVD−ROM ×12) 
CD−RW Memorex MCW6424DVD (CD−ROM ×24 CD−R ×6,CR−RW,DVD ×4)
FDD MITSUI製2モードドライブ
サウンドカード CREATIVE SOUND BLASTER PCI Digital
LANアダプタ SURECOM EP−320X−R1
CRTディスプレイ SONY CPD−E220(17インチ平面トリニトロン管)
ビデオキャプチャ I・O DATA  GV−VCP/PCI
CCDカメラ I・O DATA CCD−CAP(27万画素CCDカメラ)
OS WindowsMe

どうでしょうか。まあ、とりあえず動くようになりました。OSとしてWindowsMeをインストールしてみました。
私の場合、16日の午後にパソコンショップで部品を購入し、その日の夕方には組み立てが完了し、OSをインストールして一応動くようになったのがその日の夜でした。
慣れてくるとあっという間にできてしまうのですが、慣れていないとかなり苦労するようです。
本体ケースICOM ATX−527について
まず筐体(ケース)を選択する場合、マザーボードと密接な関係があり、ATXかマイクロATXかでケースもフルタワーかミドルタワーかマイクロタワーかが決まってきます。私の場合、ATXのマザーを選択したのでミドルタワーの筐体を選択しました。
下の写真がICOMのATX−527です。
この筐体のデザインも結構に気に入ったのですが、これを選択した最大の理由は、電源が最大300Wの容量を持っていたことでした。
Athlonを搭載する場合、やはり300Wは欲しいところです。
この筐体は、価格が安い割に300Wも持っていたのが気に入ったわけです。
また、5インチファイルベイ4個3.5インチファイルベイ2個、3.5インチシャドウベイ2個と拡張性も高く、これ以上の拡張はまず考えられないことから、フルタワー筐体よりも扱いやすいミドルタワーにしたというわけです。
実際、この筐体は通常のミドルタワーよりもやや背が高いのです。
自作機の筐体は、勢いデザインが二の次になりがちですが、そんなことではこれからは売れないのではないかと、考えています。
この筐体は、へたなメーカー製マシンよりもデザイン面では優れているように考えています。
ただし実際の工作では、ネジの数が足りなくなり、もう少したくさんネジを入れて欲しかった。
もう一つ3.5インチベイのふたを外すのには気を付けてください。
下手すると手を切りますよ。
 
マザーボードASUS A7Vについて
下の写真が、私が採用したATXマザーボードASUS A7Vです。このマザーボードは、チップセットにVIA Apollo KT133を搭載し、SocketAのAthlon、Duronに対応しています。
ちょっと変わっているのが、UltraATA/100とUltraATA/66がそれぞれインターフェースを持っていることで、図の下部に青いコネクタが2つみえているのがそれです。
左の方がUltraATA/100用コネクタである。この点でトラブルが発生しやすいので、このマザーを使う人は気を付けてください。
ASUS A7V特にUltraATA/100にハードディスクを接続しても最初は認識しなかったので、(実は認識はしているのだが・・・・)不安になるかもしれない。
またなぜかIDE用のアクセスランプが点灯しないが、どうしてだろう。
+−を変えても同じ結果だったし・・・。まあ、私の他のマシンも2台はアクセスランプが点灯しないので、あまり気にはならないのだが。
このボードは、大変人気のあるボードで倍率変更も可能なのだが、結構くせがあるので初心者にはあまり勧められないかも。
でも性能面、機能面では問題はないようで、どちらかといえばオーバークロック好きのマニア向けかと。
ASUS A7V 仕様表
対応CPU SocketA対応 Athlon,Duron
チップセット VIA Apollo KT133
外部バス 200MHz
対応メモリ PC100/PC133 SDRAM (最大1.5GB DIMM×3)
クロック周波数設定 外部FSBを1MHzおきに設定可能
AGP AGP Pro対応、4×/2×/1×
拡張スロット PCI×5(Rev.2.2)、AMR×1 
IDEインタフェース UltraATA/100,UltraATA/66
USBポート 最大7個
その他 Wake-On-LAN対応
Wake-On-Ring対応
PCヘルスモニタ対応
IrDA対応など
Athlonについて
さて、今回の主役といってもいい、AMD製CPU、Athlonであるが、このタイプはいわゆるThunderBirdと呼ばれるコアを搭載している。
このタイプのコアは、2次キャッシュがオンダイで256KBも搭載し、1次キャッシュも128KBを搭載している優れものである。
PentiumVの1次キャッシュが32KBしかないのと比べて、明らかに優れているのはわかるであろう。
実際に。HDBENCH2.61およびWinBench99でCPU性能を測定してみました。
HDBENCH2.61測定結果
ALL 55508
浮動小数点演算 87268
整数演算 63481
メモリアクセス 53069
WinBench99測定結果
CPUMark99 84.4
FPU WinMark 5350
BusinessDiskWinMark 7960
High-EndDiskWinMark 19800
上記のような結果が出ました。
今までのk6−2やK6−Vに比べても圧倒的な差があります。もちろんクロックが高いので当然ですが、クロック以上の差があるのが現実です。
ちなみにPC−9821V16M7(K6−2 400MHz)のWinBench99の測定結果を挙げておきます。
WinBench99測定結果
CPUMark99 15.5
FPU WinMark 1280

比較にならないほどの差があることがおわかりいただけることと、思います。
K6−V 450MHzの方はもう少しましですが、それでもかなりの差があります。 
現状では、Athlon1GHzがコストパフォーマンスでは、最もバランスが取れていておすすめと思います。
価格面では、PentiumV1GHzの実売価格が52,000円程度とAthlon1GHzの30,000円程度と比べて2万円以上の開きがあります。
またAthlon1.1GHzになると44,000円程度と急に高くなるので、無理せず1GHzを選択するのが利口かと思います。 
ビデオカードについて
ビデオカードは、パソコンのパーツの中でもモデルチェンジが頻繁に行われる分野に属します。
といっても、各社それぞれ特徴があり、どれを選んでも良いと言うことではありません。
最近のビデオカードによる競争の争点は、何といっても3D能力でしょう。つぎにDVD再生支援機能、キャプチャ機能が来るでしょうが、2D能力は最近ではあまり争点には当たらないようです。つまり来るところまで来たと言うことでしょうか。
今回、私が選択したのはnVIDIA社のGeForce2GTSを搭載したクリエイティブメディアの3D BLASTER GeForce2GTSです。
その名の通りGeForce2GTSを搭載したビデオカードですが、このビデオチップはハードウェアT&Lに対応しているので3D能力に関してはピカイチで、価格も安いのでコストパフォーマンスは最も優れていると考えています。
このビデオチップを搭載した各社のモデルの中では、デザイン、機能面では比較的地味なのですが、何といっても3D能力は驚くほどです。

3D BLASTER GeForce2GTS仕様表
ビデオチップ nVIDIA GeForce2GTS
RAMDAC 350MHz
ビデオメモリ DDR SGRAM 32MB (帯域5.3GB/S)
AGPモード 4×,2×
最大解像度 2056×1536 32ビット
その他 ハードウェアT&L対応
Direct3D、OpenGL1.2対応
テクスチャコンプレッション
動き補正によるMPEG−2デコード
3D BLASTER GeForce2GTS

Athlon1GHzを搭載した状態でGeForce2GTSの能力を測定してみました。
主メモリは、256MB搭載しています。
まず2D能力をHDBENCH2.61で測定してみました。さらに3D能力を3DMark2000で測定してみました。
すべて1024×768 16ビットの条件で測定しています。
HDBENCH2.61測定結果
矩形 132955
 12512
テキスト  75324
スクロール   1198
DirectDraw     84
3DMark2000測定結果
3DMark RESULT 6439
CPU Speed  521
Game1 LowDetail    135.3
Game1 MediumDetail     96.9
Game1 HighDetail     46.1
Game2 LowDetail    138.9
Game2 MediumDetail      75.0
Game2 HighDetail     44.4
やはり、圧倒的な3D能力です。ハードウェアT&Lの威力をまざまざと見ました。
画質もかなり優れていると感じました。
Game1は、ヘリコブタのフライトシミュレーション風のデモ画面ですが、最も重いHighDetailですら46.1FPSもあるので能力的には充分です。(原則として30FPS以上あれば3Dゲームとしては充分です。)
Game2は、町中を移動するデモですが、これでもHighDetailで44.4FPSあるので、これなら重い3Dゲームが来ても大丈夫でしよう。
ハードディスクについて
ハードディスクは、現在UltraATA/100対応のIDEハードディスクが一般的になっていて、それ以外のものは店頭でもあまり見かけなくなりました。
容量も15GBから50GB程度のものが一般的で、それ以下のものは店頭ではなかなか入手しにくくなりました。
今回は、30GBハードディスクで7200rpmのものを搭載することにしました。
今までは、20GBのIBM製とマクスター製のハードディスクを使っていましたが、今回もIBM製のものを選択し、DTLA307030を購入しました。
このハードディスクのアクセス能力をHDBENCH2.61で測定してみました。
HDBENCH2.61測定結果
READ  34362 KB/S
WRITE  36966 KB/S
DRIVE     C:10MB

これを見るとREAD,WRITEとも従来のUltraATA/33の最大転送能力の33MB/Sを上回る転送能力を持っており、やはり隔世の感があります。
しかし、UltraATA/66の最大転送能力、66MB/Sには遠く及ばず、UltraATA/100が本当に必要な時期にはまだ到達していないと考えることができます。つまりUltraATA/66を持っていれば、あわててUltraATA/100インタフェースボードを搭載する必要はないということです。
といってもRAIDなどを利用したい場合は、また別かもしれませんが。
私がこれまで使っていたマシンのハードディスクは、最大で27MB/S程度の転送レートだったので、それから見ても進歩はしていますが、元々容量が大きく、プラッタ容量も大きいので、それを考えるとこれからはプラッタ容量が大きい、言い換えれば記憶密度が高いハードディスクを選択した方が転送能力が高いと考えてよいだろうと思っています。
DVD−ROM、CD−RWについて
DVD−ROMドライブとCD−RWがついているのを不思議に思った方もいるかもしれませんが、実はこのCD−RWは以前からVR35L7に搭載していたドライブを取り付けたもので、今回新規に購入したのではありません。
このドライブはCD−RWの機能とDVD−ROMドライブの機能を持ったドライブです。じゃあ新規にDVD−ROMドライブなんかいらないじゃないかと思われた方、実はその通りなのです。
しかし、CD−ROM読み取り性能に関しては、CD−RWドライブは、24倍速しかなく、今ではやや力不足なのでDVD−ROMドライブを購入したわけです。これは40倍速あるので充分です。実は、40倍速以上だと例えば48倍速ドライブと比較しても、実質的な差はほとんどないのが実状です。
つまり高速で読み取ると言うことはそれだけエラーも発生しやすく、高速になればなるほど読み取りが困難になってくるわけです。
しかし、それにしても未だにDVD−ROM自体の普及はあまり進んでいないようです。もっとDVDビデオソフト自体の普及が進めば良いのですが。

機種 Creative PC−DVD Memolex MCW6424DVD
CD−ROM読み取り 40倍速 24倍速
DVD−ROM読み取り 12倍速 4倍速
CD−R書き込み 6倍速
CD−RW書き込み 4倍速
 
サウンドカード、ビデオキャプチャ、ビデオカメラ
サウンドカードは、クリエイティブメディアのSOUND BLASTER PCI Digitalにしました。な〜んだ、といわれる方もいらっしゃるかもしれませんが、資金不足のおり、まあこんなところで・・・。
しかし、実際に使ってみて困ったことが起きました。MIDIをHPに貼り付けて演奏している(こいつのTOPページのこと)のにノイズが入ってしまうのです。単独でMIDIを演奏するときれいに演奏するのにどうしてか。
MIDIをサポートしていないわけではないのにね。少し不思議なことが起こっています。
ドライバの問題かとも思いましたが、再インストールしても同じだし・・・。
まあそこだけの問題なので、あまり気にしない方がいいのかもしれませんが。
以前のISAサウンドカードなどは、もっと問題を起こすものもありましたが(レガシーボードは、もうごめん)今はすべてPCIボードだから、IRQの競合などの問題も解決しやすいし、プラグ&プレイのおかげでだれでも安心して拡張できるようになったのは大きいでしょう。
といって。あまりプラグ&プレイに頼り切っていると、なんかあったときに困りますが。
後、ビデオキャプチャにアイオーデータのGV−VCP/PCIを搭載しました。これは、かなり以前の製品ですが持っていたのを取り付けました。
性能的には特に問題はないのですが、チューナは持っていません。
そのキャプチャーボードにやはりアイオーデータのコンパクトCCDカメラ CCD−CAPを接続しました。
このカメラは、簡単に言うとテレビ会議などに使えるもので、私はこれを2つもっているので、別の1台にも接続してテレビ電話代わりにしています。
そらにビデオデッキからのビデオケーブルもキャプチャーに接続しているので、録画もできるようにしてあります。
CRTディスプレイ
CRTディスプレイは、ソニーの17インチCRT CPDーE220を購入しました。
17インチ平面トリニトロン管は、なかなかのものですが、少々高かった。
別に中古でもよかったのだが、せっかく新しく買うのにCRTだけ中古というのもどうかと思って、新品にしたわけです。
実は、私はしょっちゅう中古パソコンを買っているのですが、(自分のじゃないですよ)結構それで使えていて問題も起きていないので、中古でもかまわないことはわかってはいるのですが・・・。
今年になって、何台の中古パソコンを買ったのかな、・・・20台くらいかな。自作も作ったし。・・・でもその中で自分のは1台だけですけどね。