Celeronマシン製作について
12月16日にAthlon1GHzマシンを自作したばかりなのですが、またまた28日にCeleronマシンの作成に取りかかりました。
今度のマシンは、なるべく低コストでDOS/Vマシンを作成してくれということでintel Celeron700MHzを選択しました。
低コストが前提なので、ベアボーンキットを使うことにしました。
この場合、厳密には自作とはいえないかもしれませんが、実は初めての方にはこちらの方がおすすめです。
組み立ての困難さがないのと低コストでできてしまうのがその理由です。
ここでは、パーツの選択から、実際の組み立て、完成後のベンチマーク測定まで紹介します。
Celeronマシンの構成
今回のマシンの構成は、次の表の通りです。
 
Celeronマシン仕様
CPU Intel Celeron 700MHz リテール品
ケース Iベアボーンキット (マイクロタワー,5×2、3.5×2)
マザーボード Aopen MX3S (intel  i815e,FC−PGA) 
メモリ 128MB PC/100 CL2 SDRAM (DIMM×2) 
ハードディスク MAXTOR製ハードティスク 30GB( 5400rpm)
ビデオチップ オンボード(i815eに統合)
CD−ROM ベアボーンキットに付属(50倍速読み込み)
FDD ベアボーンキットに付属(2モードドライブ1基)
サウンドカード オンボード(AC’97CODEC)
LANアダプタ オンボード
CRTディスプレイ IIYAMA S700J1(17インチ)
キーボード・マウス ベアボーンキットに付属(PS/2対応)
OS WindowsMe

ベアボーンキットについて
写真が、今度使ったベアボーンキットの筐体です。
見ての通りの典型的なマイクロタワーで拡張性もそこそこあるので初心者がいろいろと遊ぶにはもってこいでしょう。
まず低コストに押さえる、またすべて自作するのは自信がないという方にはベアボーンがおすすめです。
ベアボーンキットには、マイクロタワー型モデルと省スペース型モデルがあり、いずれもCD−ROMドライブとFDDが搭載され、マザーボードもあらかじめ装着されている状態で売られているので、後はメモリとハードディスクとCPUだけを選べば良いわけです。
たいていは、ビデオとサウンドもオンボードになっていて、キーボード、マウスも付属になっています。
だからパーツをいろいろと選ぶ楽しみはないのですが、初心者でも簡単に1台組み立てることが出来るのです。
まあ、あまりデザイン的には特徴がないのですが、この際かまわないでしょう。
このキットには、CD−ROMとFDDもあらかじめ搭載されているし、キーボードとマウスも付属しています。
またビデオとサウンドのオンボードに加えて、LANまで標準搭載されているので、本当に至れり尽くせりです。
PCIが3つあるし、5インチベイが2つ、3.5インチベイが2つあり、拡張性もあります。
ハードディスクもさらに増設が可能です。
筐体の内部も特に工作に困難な部分はないようです。
 
CPUについて
このベアボーンキットは、FC−PGA370を備えているので、PentiumVとCeleronが搭載可能ですが、今回は低コストということでCeleron700MHzにしました。
Celeronといっても、最近ではPentiumVとコアは同一なのでその演算能力はかなりのものですが、弱点としては外部クロックが66MHzなのでバス転送能力に難があるということです。
しかし、低コストで作れるので未だにニースがあるようです。
AMDのDuronも低価格CPUとして、最近ではメーカー製マシンにも搭載されるようになりましたが、(この理由はintelがCeleronの供給を怠ったからである。)それとの比較をしてみましょう。

CeleronとDuronの性能比較
CPU Celeron Duron
コア CopperMine Thunderbird
外部クロック 66MHz 100MHz
1次キャッシュ  32KB  128KB
2次キャッシュ 128KB    64KB
SIMD  SSE Enthaned 3DNOW!

バス転送能力、及び1次キャッシュの容量から考えると、やはり性能的にはDuronが勝ることが予想されます。
もちろんチップセットの違いも問題にはなるが、DuronをサポートするVIA Apollo KT133などの性能は、intel製チップセットの劣ることは考えられないので、CPUの差は大きいと考えられます。
ハードディスクについて
ハードディスクは、30GBの容量が欲しいということで、MAXTORの30GBハードディスクを選択しました。
ただし5400rpmのものですが。
もちろんUltraATA/100なのですが、5400rpmではその能力を発揮できないのは当然です。
メモリについて
メモリは、128MBが欲しいということでPC/100の128MB SDRAMをバルク品で購入しました。
最近では、メモリが安いので128MBは最低限欲しいし、WindowsMe環境には64MBでは不足気味です。
このマシンは、DIMMが2つあるのでもう一つは空いています。 
CRTディスプレイ
CRTディスプレイは、IIYAMAの17インチCRT S700J1を購入しました。
17インチフラットスクェア管ですが、実際の画面は悪くありません。
低価格パソコンは、たいてい15インチなので、差別化が図られたことになりますかな。
低価格パソコンよりも高くなったのではベアボーンの意味はあまりないのです。
ベンチマークの測定結果
実際に完成したCeleronマシンの性能を測定するために、HDBENCH2.61と3DMark2000を使いました。
HDBENCHは、マシンの演算能力とビデオカード、ハードディスクの能力を測り、3DMark2000は、主に3D能力を測ります。 
HDBENCH2.61の測定結果
ALL  22411     
CPU 浮動小数点 整数 Memory     
 56853 45122  34021
VIDEO  矩形  円   Text Scroll DirectDraw
 21380  4488  10517 145 28
HDD  Read Write  Drive     
 27452 13333 C:10MB
3DMark2000の測定結果
3DMark Result:  768   3D marks
CPU Speed:  119   CPU 3D marks
Game 1 - Helicopter - Low Detail:   13.3  FPS
Game 1 - Helicopter - Medium Detail:    9.7  FPS
Game 1 - Helicopter - High Detail:    4.5  FPS
Game 2 - Adventure - Low Detail:   13.8  FPS
Game 2 - Adventure - Medium Detail:   12.1  FPS
Game 2 - Adventure - High Detail:   10.4  FPS
Fill Rate (Single-Texturing):   50.3  MTexels/s
Fill Rate (Multi-Texturing):   94.0  MTexels/s
High Polygon Count (1 Light):   1028  KTriangles/s
High Polygon Count (4 Lights):   1025  KTriangles/s
High Polygon Count (8 Lights):   1026  KTriangles/s
8MB Texture Rendering Speed:   34.9 FPS
16MB Texture Rendering Speed:   32.3 FPS
32MB Texture Rendering Speed:   23.7 FPS
64MB Texture Rendering Speed:   N/A FPS
Bump Mapping (Emboss, 3-pass):   19.5 FPS
Bump Mapping (Emboss, 2-pass):   22.6 FPS
Bump Mapping (Emboss, 1-pass):   37.1 FPS
Bump Mapping (Environment):   N/A FPS
まずHDBENCH2.61の測定結果を見ると、演算能力はさすがに高く、ビジネスアプリが快適に動作しそうです。
メモリアクセス能力も思ったより高いようです。このマシンは、メモリクロックは100MHzで動作しています。
VIDEO能力はi815eなのでそう高くはありませんが、ビジネスアプリなら充分です。
ハードディスクは READとWRITEの能力がアンバランスなのが不思議です。
3DMark2000は今ひとつですが、まあこんなものでしょう。別に3Dゲームをするのでなければ、これで充分です。
このマシンに関しての考察
このCeleron700MHzマシンのベンチマークの測定結果から、マシンの特徴を推し量ると次のように考えることが出来ます。

1)演算能力は高く、SSEも備えているのでビジネスアプリケーションは快適に動作するであろう。
2)3D能力には難があるので、重い3Dゲームには向かない。
3)SSEを持っているのでSSE対応アプリケーションには威力を発揮するであろう。
4)HDDの書き込み能力に難があるが、本当に遅いのかどうかはわからない。
  しかしビジネスアプリでは、読み込み能力の方が重要なのであまり影響はないであろう。
5)DirectDrawは、けっこう高い値なのでグラフィックツール等の描画速度もまずまずであろう。

結論からするとビジネスアプリケーションを動作させたときに最も実力を発揮するであろうと考えられる。