マザーボード交換(1)について
自作2号機は、マイクロタワーマシンではありますが、チップセットがVIA Apollo PLE133なので、AGPスロットがなく、ビデオが統合型になっています。これはいざビデオ機能を強化しようとするとAGPビデオカードが使えないので、困ります。
PCIビデオカードを増設する手もありますが、いかんせんAGPビデオカードに比べるとパフォーマンスが上がらないので、いっそのことマザーボードを交換することを検討してみました。
元々のマシンの筐体がマイクロタワーなので、マザーボードはMicroATXが搭載可能です。
いろいろ検討しましたが、比較的性能も良く、これまでのパーツがそのまま流用できて、AGPスロットを持っていることを条件とすると、ASUSのTUSL2−Mを選択しました。TUSL2−Mの仕様は、下記の通りです。

ASUS TUSL2−M
TUSL2−M
フォームファクタ microATX
搭載CPU Socket 370
IntelR FCPGA/FCPGA2 PentiumR III/Tualatin 533MHz〜1.2GHz+
IntelR FCPGA Celeron 533MHz〜850MHz+
チップセット IntelR 82815E B0 Stepping GMCH
IntelR 82801BA Enhanced I/O Controller Hub 2 (ICH2)
FSB 66/100/133MHz
メモリ SDRAM-DIMM×3 最大1.5MB
拡張スロット AGP 4X slot  PCI×3 CNR×1 (CNR shared slot)
VGA ・AGP 4X Slot
・Integrated 3D Graphics
・GPA Card (AIMM) Support to add 4MB Display Cache
IDE UltraDMA/100/66/33 ×2
オーディオ AC ' 97 Compliant Audio

まあ、microATXマザーとしては、十分な機能と性能を持っているといえます。
このマザーボードは、FC−PGA2対応であり、TualatinコアのCeleronが搭載可能なのでこれを選択しました。
現在では、Celeron1.3GHzであっても1万円程度で買えるのでお買い得と思います。
さらにビデオカードしては、できるだけコストパフォーマンスを考えて玄人志向のGeforce4MX400 64MB AGPにしました。

マザーボード交換Celeronマシンの構成
今回のマシンの構成は、次の表の通りです。 
交換前仕様  交換後仕様 
CPU Celeron766MHz   Celeron1.3GHz
ケース マイクロタワー  
マザーボード ASUS CUPLE-VM   ASUS TUSL2-M
拡張スロット PCI×4,AMR×1   AGP,PCI×3,CNR×1
主メモリ SDRAM−DIMM 256MB  
チップセット VIA Apollo PLE133   intel 815e
HDD MAXTOR 20GB  
CD-ROMドライブ 52倍速CD−ROMドライブ  
ビデオカード 統合 Trident Blade 2D/3D   Geforce4MX440 64MB AGP
サウンドチップ AC’97 AUDIO  
LANカード GH−EL100MX  
CRTディスプレイ 15インチCRT  
キーボード・マウス PS/2対応キーボード、マウス  
OS WindowsMe  
マザーボードの交換
マザーボードの交換は、人間で言うと内臓移植も同然の大手術に相当しますが、実際の作業は簡単です。
@マザーボードに接続されているケーブル類を全部外す。
Aボード類,メモリを全部外す。
Bマザーボードを取り外す。
C新しいマザーボードを取り付ける。
Dケーブル類をマザーボードに取り付ける。
Eボード類、メモリ、CPUを取り付ける。
という手順になりますが、基本的には自作するのと同様です。
初心者が注意するのは、ケーブル類を取り付ける際の向きです。
IDEケーブル、FDDケーブル、電源ユニットからマザーに供給するケーブルなどは、向きを間違えないと思いますが、IDEランプ、電源ランプ、電源スイッチ、リセットスイッチ等は、向きを間違えやすいので注意して下さい。
ケーブルのコネクタに三角印がある方が+なので、マニュアルをみて、極性を間違えないようにして、接続して下さい。
完成したら、BIOSが立ち上がるかどうかを確認して下さい。
Windowsは、チップセットが変わっているので立ち上がるとしてもドライバを自動的に更新し始めますので、使えるようになるまではかなりの時間がかかります。
もしBIOSが立ち上がるのにWindowsが立ち上がらなかったら再インストールが必要になります。
私の場合は、Windowsが立ち上がったものの自動更新が続いて、完了するまでにかなりの時間がかかりました。
後、必要なドライバをインストールしてマザーボードの交換は成功です。

マザーボード交換に関しての考察
マザーボードの交換は、マシンの土台を変えてしまう作業なので、そうやたらにやる作業ではありません。
しかしDOS/Vマシンの場合、規格がはっきり決まっているので、パーツの選択や作業に関しては難易度は低いといえます。
元々のマシンは、ベアボーンからの作成だったので、マザーボードも自分で選んだものではなかったのが実情です。
このような場合、往々にして後で性能面に不満を持つことになるので、このようにマザーボードを交換することになったわけです。
しかしオンボードビデオに不満を持ち、AGPビデオカードを搭載したいとしてもAGPスロットを持っていないのでは、PCIビデオカードを搭載するしかなくなり、それも性能面ではAGPビデオカードには及ばないので、マザーボード自体を交換するのも有効な手段であると思います。
ただし、元々のパーツをそのまま利用できるのでないと、買い換えした方がいいということになりますので、その点では注意が必要です。ハードディスクはともかく、SDRAMメモリを使えないのでは困ります。
この場合、マザーボードとCPUとAGPビデオカードを新規購入しただけですので、最小限のコストでマシンの改造ができたことになります。