JR西日本・IRいしかわ鉄道 小松駅
小松(こまつ)
北陸新幹線 金沢 小松 加賀温泉
IRいしかわ鉄道線 粟津 明峰
所在地 石川県小松市土居原町466-2
所属事業者 日本旅客鉄道(JR西日本)
IRいしかわ鉄道
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線(新幹線)
2面3線(在来線)
乗車人員 3,282人/日(2021年)
開業年月日 1897年9月20日
所属路線 北陸新幹線(JR西日本) 
キロ程 372.6 km(高崎起点) 
所属路線 IRいしかわ鉄道線
キロ程 18.0km(大聖寺起点)
駅種別 直営駅 みどりの窓口
小松駅西口
小松駅西口
小松駅(こまつえき)は、石川県小松市八日市町・土居原町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸新幹線 ・IRいしかわ鉄道 の駅である。事務管コードは▲541442。
官設鉄道北陸線(現在の北陸本線)が福井駅から当駅まで延伸開業したのに伴い、石川県内初の鉄道駅として開業した。
北陸本線時代は特急列車の大半が停車していた。また、普通列車は当駅で半数ほどが金沢方面へ折り返しており、金沢方面へは日中でも1時間に2本ある。北陸新幹線金沢駅 - 敦賀駅間の開業後は、停車駅のひとつとなった。
また、新幹線開業後の在来線は、JR西日本からIRいしかわ鉄道に移管された。

小松駅西口は新幹線ホーム用地が確保されています 小松駅は2002年に高架化されています
小松駅西口は新幹線ホーム用地が確保されています 小松駅は2002年に高架化されています

駅構造

JR西日本

相対式ホーム2面2線を持つ高架駅であり、東口は白山をイメージした外観に仕上げられた。
コンコースには県産木材を用い、ホームは白山の眺望を引き出すべく、ホームドアも含めガラス張りとなっている。
みどりの窓口設置の直営駅。

 新幹線のりば
ホーム 路線 方向 行先
11 北陸新幹線[ 上り 金沢・東京方面
12 下り 敦賀方面

IRいしかわ鉄道

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する高架駅。
 IRいしかわ鉄道線のりば
ホーム 路線 方向 行先
1 IRいしかわ鉄道線 下り 金沢方面
2 - 金沢方面/福井・敦賀方面
3 上り 福井・敦賀方面

歴史

  • 1897年(明治30年)9月20日:官設鉄道北陸線 福井駅 - 当駅間延伸開業に伴い、終着駅として開設(一般駅)。石川県内で初の鉄道駅。
  • 1898年(明治31年)4月1日:官設鉄道北陸線 当駅 - 金沢駅間延伸開業に伴い、途中駅となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、官設鉄道北陸線 米原駅 - 魚津駅間が北陸本線となる。当駅も北陸本線所属駅となる。
  • 1932年(昭和7年)10月22日:町内で発生した火災が駅舎に及び焼失。
  • 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
  • 1962年(昭和37年)12月10日:北陸本線 粟津駅 - 当駅間が複線化。
  • 1963年(昭和38年)
  • 4月4日:北陸本線 福井駅 - 当駅 - 金沢駅間が交流電化。
  • 9月27日:北陸本線 当駅 - 松梨信号場間が複線化。松梨信号場は廃止。
  • 1966年(昭和41年)4月12日:2代目駅舎に改築。
  • 1983年(昭和58年)5月23日:石川県で開催された全国植樹祭に昭和天皇が行幸。和倉温泉駅発、小松駅着でお召し列車が運行。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:貨物の取扱を廃止。旅客駅となる。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)に継承。
  • 1997年(平成9年)10月4日:高架化工事着工。
  • 2002年(平成14年)11月18日:高架化事業が完成、3代目の現駅舎に改築。
  • 2017年(平成29年)
  • 4月1日:自動改札機の使用開始。
  • 4月15日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる。
  • 2019年(令和元年)9月17日:北陸新幹線建設に伴い、東口広場を閉鎖(2022年までの予定)。同時に東口のバスのりばをこまつアズスクエアの東側に移設。
  • 2020年(令和2年)11月9日:北陸新幹線小松駅新築工事着工。
  • 2024年(令和6年)3月16日:北陸新幹線の金沢駅 - 敦賀駅間延伸開業に伴い、新幹線小松駅が開業。また北陸本線のIRいしかわ鉄道への移管に伴い、在来線小松駅を同社へ移管。

小松(こまつ)
北陸鉄道小松線(廃止) 小松
所属事業者 北陸鉄道
所属路線 小松線(廃止)
キロ程 0.0km(小松起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1929年(昭和29年)5月15日
廃止年月日 1986年(昭和61年)6月1日
新小松(しんこまつ)
尾小屋鉄道(廃止) 新小松 西吉竹
所属事業者 尾小屋鉄道
所属路線 尾小屋鉄道
キロ程 0.0km(新小松起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1920年(大正9年)5月10日
廃止年月日 1977年(昭和52年)3月20日

北陸鉄道 小松駅

概要

小松線の始発駅で、国鉄の東側に位置し、車庫と乗務区が置かれていた。駅舎正面には「北鉄電車 鵜川遊泉寺行」と表示していた。

駅構造

路線の規模にしては大きな木造駅舎を持ち、留置線と車庫線が各1本と、車庫線からスイッチバックする形で短い留置線があった。ホームは1面1線だが、1960年代の一時期は南側の留置線にも板張りのホームを設けていたことがあった。
国鉄とは線路がつながっておらず、車両を転属させる際にはその都度仮線を敷設していた。
国鉄の駅舎・ホームとは地下道で連絡していたが、北鉄側には独自の出入口はなく、鵜川遊泉寺方面からの電車を降りて尾小屋鉄道の新小松駅へ行くには一旦国鉄の駅を出て踏切を渡る必要があった。
また当駅に隣接する小松製作所の従業員専用の出入口があり、定期券所持者に限って通行が認められていた。

乗車券の取り扱い

乗車券は国鉄の出札口で発売していたが、1970年代後半には小松線専用の自動券売機が、国鉄線用の券売機群とは離れた場所(正面入り口入ってすぐの柱付近)に設置されていた。小松線の乗車券では鵜川遊泉寺行きが発車する10分前くらいにならないと国鉄の改札を通してもらえなかった。国鉄から乗り継ぐ場合には当駅の改札口で国鉄の乗車券を回収し、目的地までの運賃を支払って「運賃精算済証」と記された乗車券大の券片を受け取っていた。降車時には当駅までの乗車券は検認のみ行なって国鉄の改札で回収していたが、当駅では国鉄の乗車券の発売を行っていなかったため、北陸本線の列車に乗り継ぐ場合には国鉄の車内で車掌から購入、もしくは着駅で精算する必要があった。

廃止後

廃止後間もなくしてすべての施設が撤去され、しばらく更地になった後、東口駅前広場になるまでは駐車場となっていた。
連絡地下道は小松線の廃止後に閉鎖されていたが、高架化の前に仮設の東口が開設された際には一時的に復活していた。

歴史

  • 1907年(明治40年)11月:遊泉寺銅山専用鉄道小松駅 - 鉱山口駅間開通。
  • 1929年(昭和4年)5月15日:白山電気鉄道小松駅 - 遊泉寺駅間開業に伴い開設。
  • 1937年(昭和12年)11月4日:白山電気鉄道が小松電気鉄道に社名変更。
  • 1945年(昭和20年)7月20日:戦時統合に伴い、小松電気鉄道が路線を北陸鉄道に譲渡、同社小松線となる。
  • 1986年(昭和61年)6月1日:北陸鉄道小松線廃止に伴い廃駅。

尾小屋鉄道 新小松駅

歴史

  • 1920年(大正9年)
    • 5月10日:尾小屋鉱山鉱山鉄道の西大野駅 - 新小松駅間開業に伴い開設。
    • 6月11日:尾小屋鉱山の鉱山鉄道が横山鉱業部へ譲渡され、横山鉱業部鉄道となる。
  • 1929年(昭和4年)7月2日:横山鉱業部鉄道が尾小屋鉄道に譲渡。
  • 1977年(昭和52年)3月20日:尾小屋鉄道廃止に伴い廃駅。