IRいしかわ鉄道 能美根上駅 
能美根上のみねあがり
 IRいしかわ鉄道線   明峰  → 能美根上  → 小舞子
所在地 石川県能美市大成町チ303
所属事業者 IRいしかわ鉄道
所属路線 IRいしかわ鉄道線
キロ程 23.8 km(大聖寺起点)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 1面2線
乗降人員 1,291人/日(降車客含まず・2019年)
開業年月日 1912年(大正元年)12月20日
駅種別 無人駅  自動券売機
内灘駅
能美根上駅
駅名標 コミュニティバス「のみバス」のバス停
駅名標 コミュニティバス「のみバス」のバス停
能美根上駅は、石川県能美市大成町にある、JRIRいしかわ鉄道線の駅です。
1980年までは北陸鉄道能美線が接続していました(新寺井駅)。
2015年3月14日に旧称の「寺井駅」(てらいえき)から改称されています。

駅構造

島式ホーム1面2線と側線1本を有する地上駅(橋上駅)です。カーブの途中にあり、停車する列車はかなり傾きます。
コンクリート平屋建ての駅舎を線路東側に備え、ホームとは地下道で連絡しています。
駅舎の橋上化工事により、2012年8月27日から仮駅舎に移行し、2014年3月9日に橋上駅舎が使用開始となっています。
なお、この時すでに2015年3月14日の「能美根上駅」への駅名改称が予定されており、この橋上駅舎の外壁部分には改称まで駅名が掲げられていなかったりします。これはいただけないなあ。
小松駅が管理する無人駅となっています。自動改札機は設置されていませんが、代わりに入場印字機があります。
駅待合室には鉄道雑誌や小説などの古本が何冊も置かれていて列車やバスの待ち時間に読書をすることも可能ですので、ご利用の方遠慮なく。

のりば
ホーム 路線 方向 行先
1 IRいしかわ鉄道線 上り 福井・敦賀方面
2 下り 金沢方面

北陸鉄道能美線が廃止されるまでは、新寺井駅が併設されていました。
廃線後は能美線代替バス(北陸鉄道→加賀白山バス「能美線」)が鶴来駅から根上(一部美川駅)まで運行していましたが、北陸鉄道の分社化などに伴い、旧根上 - 旧寺井の部分がカットされ、旧辰口町内の倉重や旧寺井町の寺井史跡公園前で折り返しとなっていました。しかし寺井・辰口・根上の3町合併により再び寺井駅まで延伸されています。
2006年にはこの他旧寺井町のコミュニティバスが旧辰口町内まで延伸されるようになった。
しかし、路線バス「能美線」は2007年12月31日をもって全線が廃止されています。(泣)
まあ、廃線になった後の代行バスなどはいつ廃止になってもおかしくないので、簡単に廃線などさせてはいけませんよ、という教訓かな。
廃止後は能美市コミュニティバスと北陸先端科学技術大学院大学のシャトルバスが同路線の代替を引き継いでいます。
2015年現在、駅前からは以下のコミュニティバス「のみバス」が運行されています。

歴史

  • 1912年(大正元年)12月20日:国有鉄道北陸本線の小松駅 - 小舞子仮停車場間に寺井駅(てらいえき)として新設開業(一般駅)。
  • 1968年(昭和43年)5月:駅舎改築。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の取り扱いを廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
  • 2012年(平成24年)[2]8月27日:仮駅舎の使用を開始。
  • 2014年(平成26年)3月9日:橋上駅舎の使用を開始。
  • 時期不明(2013年から2015年頃):JR貨物の駅が廃止され、貨物の取り扱いが終了。
    • 本線西側に沿って1kmほど北上し電気化学工業根上サービスステーションの荷役設備へ至る専用線があった。
      この専用線は、青海駅から当駅まで輸送されてきたセメントを施設まで輸送するために使用されていたが、2004年ごろに廃止された。廃止前は車扱貨物臨時駅となっていた。
  • 2015年(平成27年)
    • 3月1日:東口と西口の駅前広場、および、駐車場と駐輪場が完成。
    • 3月14日:能美根上駅(のみねあがりえき)に改称。
  • 2017年(平成29年)4月15日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる。
  • 2022年(令和4年)
    • 8月31日:みどりの窓口の営業を終了。
    • 9月1日:終日無人化。
  • 2024年(令和6年)3月16日:北陸新幹線 金沢駅 - 敦賀駅延伸開業に伴い、IRいしかわ鉄道の駅になる。

新寺井(しんてらい
北陸鉄道能美線(廃止)  新寺井 加賀福岡
所属事業者 北陸鉄道
所属路線 能美線(廃止)
キロ程 16.7km(鶴来起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1925年(大正14年)8月13日
廃止年月日 1980年(昭和55年)9月14日

北陸鉄道 新寺井駅

概要

能美線の始発駅で、国鉄駅の東側に位置。駅構造は、開業時から廃止時まで単式ホーム1本。ホームは線路の東側に置かれ、国鉄駅との間に挟まれるように貨物側線があった。北陸本線との間には、貨車受け渡しのための連絡線があった。
1960年代の駅舎および駅入口は比較的広く、入口上部には「手取遊園・獅子吼高原・辰口温泉行電車のりば」の表示があったが、晩年は駅舎・入口ともに小さくなり、入口上部の表示も「辰口温泉・鶴来・白山下方面行電車のりば」と改まっていた。

歴史

  • 1925年(大正14年)8月13日:能美電気鉄道線の本寺井 - 新寺井間開業により、当駅開業。
  • 1928年(昭和3年)11月30日:ホームが擁壁表面とともにコンクリート化して拡幅。
  • 1935年(昭和10年)11月30日:駅舎内に売店を新設。
  • 1980年(昭和55年)9月14日:能美線廃止に伴い新寺井駅廃止。