IGRいわて銀河鉄道・一戸駅
一戸(いちのへ)
いわて銀河鉄道線   小鳥谷 一戸 二戸
所在地 岩手県二戸郡一戸町西法寺字稲荷
所属事業者 IGRいわて銀河鉄道
所属路線 いわて銀河鉄道線
キロ程 64.5km(盛岡起点) 東京から599.8km
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員 447人/日(2024年)
開業年月日 1893年(明治26年)2月15日
駅種別 社員配置駅
一戸駅
一戸駅
一戸駅(いちのへえき)は、岩手県二戸郡一戸町西法寺(さいほうじ)字稲荷にある、IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線の駅である。
日本国有鉄道(国鉄)、東日本旅客鉄道(JR東日本)時代は、特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」の停車駅であった。

待合室 駅名標
待合室 駅名標
ホーム ホームと地下通路
ホーム ホームと地下通路

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅である。駅舎とホームとの間は地下通路で連絡している。
かつて一戸機関区が所在していたため構内は広いが、上下本線と待避線1線(下2番)以外の側線は撤去されている。
機関区跡地は町が買い取り、1974年(昭和49年)に一戸町役場と一戸町体育館・文化センターが建設された。
JR時代は駅長配置の管理駅(早朝夜間駅員不在)でみどりの窓口設置駅であり、特急停車駅でもあった。
IGR転換後は二戸駅管理下の社員配置駅(二戸駅所属一戸在勤)で、早朝夜間は駅員不在となる。
一時期特定非営利活動法人(NPO法人)カシオペア連邦地域づくりサポーターズに業務委託していたが2014年時点では社員配置駅に戻っている。
過去には宅配端末を設置し、JR券の取扱いを実施していたが利用不調等の理由で2年ほどで撤去されている。
以降、マルス端末等のJR単独券を発券できる端末は設置されていない。
駅舎には出札窓口と自動券売機が設置されている。
コンビニエンスストア「ミニストップ」は撤退し、市民の交流スペース「いちドキ広場」が入居した。
駅待合室には往年の一戸機関区の風景やここでかつて運行されていた車両(蒸気機関車など)の写真が展示されている(写真は町民から寄贈。小鳥谷・小繋・奥中山高原の一戸町内IGR各駅にも同様に展示)。

のりば

番線 路線 方向  行先
1 いわて銀河鉄道線 上り 盛岡方面
2 下り 八戸方面

歴史

  • 1893年(明治26年)2月15日:日本鉄道の一ノ戸駅として開業。
  • 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化。官設鉄道の駅となる。
  • 1907年(明治40年)11月1日:一戸駅に改称。
  • 1912年(明治45年)4月:構内に盛岡機関区一戸給水転向所を設置。
  • 1945年(昭和20年)9月:盛岡機関区一戸給水転向所を盛岡機関区一戸支区に格上げ。
  • 1947年(昭和22年):盛岡機関区一戸支区を格上げし一戸機関区を設置。
  • 1968年(昭和43年)10月1日:複線電化に伴い一戸機関区の規模縮小により盛岡機関区一戸支区となる。
  • 1970年(昭和45年):盛岡機関区一戸支区を盛岡機関区一戸派出所に格下げ。
  • 1973年(昭和48年)1月1日:貨物扱い廃止。
  • 1982年(昭和57年)11月15日:盛岡機関区一戸派出所廃止。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:荷物扱い廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
  • 1998年(平成10年)3月17日:営業時間が短縮され、夜間無人化される。
  • 2002年(平成14年)12月1日:東北新幹線八戸延伸に伴い、JR東日本より分離されたIGRいわて銀河鉄道の駅となる。また一戸駅長が廃止され、二戸駅長管理となる。
  • 2003年(平成15年):宅配端末を設置し、JR券の取り扱い開始。
  • 2005年(平成17年):JR券の取り扱いを廃止。
  • 2007年(平成19年)2月1日:社員配置駅から特定非営利活動法人(NPO法人)カシオペア連邦地域づくりサポーターズに業務委託化。
  • 201x年:業務委託駅から再度、社員配置駅(二戸駅所属一戸在勤)に変更された。
  • 2015年(平成27年)
    • 3月:キヨスク閉店。
    • 8月21日:キヨスク跡地にミニストップいわて銀河鉄道一戸駅店開業。
  • 2021年(令和3年)
    • 2月28日︰ミニストップ閉店。
    • 7月15日:撤退したミニストップ跡地に行政が運営する地域交流スペース「いちドキ広場」が開設。