岩手県のダム

  石淵ダム(いしぶちだむ)
形式 ロックフィルダム
用途 洪水調節・灌漑用水・発電
所在地名 岩手県奥州市胆沢区若柳字尿前
位置 北緯39度6分47秒 東経140度54分13秒
河川名 北上川水系胆沢川
ダム湖名 石淵湖 (いしぶちこ)
着手/竣工 1945/1953
管理 東北地方整備局
堤高 堤頂長 堤頂幅 堤体積 堤頂標高
53m 345.0 m m 442,000 m3 EL.323.00m
流域面積 湛水面積 総貯水容量 有効貯水容量
154.0Ku 108ha 16,150,000 m3 11,960,000 m3
胆沢第一発電所
最大出力 使用水量 落差 形式
14,600kw 16m3/s m  ダム水路式
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石淵ダムは、東北地方整備局が管理する洪水調節・灌漑用水・発電を目的とするロックフィルダムです。
このダムの着工は終戦直後の昭和21年のことです。当時はセメントの生産量が極端に落ちていたため、重力式コンクリートダムからロックフィルダムに計画が変更されたのです。それで日本で最初に着手したロックフィルダムとなりました。
この石淵ダムは上流面をコンクリートにして遮水するコンクリート表面遮水壁型ロックフィルダムです。
この形式はたいへん珍しく国内では4基しかありません。
このダムは、日本のTVAとも呼ばれた北上川上流5大ダム計画に基づいて建設された5ダムのうちの最初のものです。
しかし現在、下流で胆沢ダムが建設中です。それが完成すると石淵ダムは水没する運命にあります。