「富山新港臨海野鳥園(海王バードパーク)」
観察センター
観察センター
富山県射水市富山新港にある 「海王バードパーク」は、「日本海ミュージアム構想」の中で海や自然とのふれあいの場を提供するため造成された野鳥園です。
この海王バードパークは、富山新港西側埋立地を整備したもので、埋立て工事中(昭和49年~61年)は多くの海底生物が発生し、希少種を含め約200種類の鳥類が記録されています。
池・ヨシ原・樹林地などの恵まれた環境に、四季を通じて多くの鳥たちが飛来し、まさに野鳥の楽園となっています。
また、野鳥の観察は、観察センターか観察壁からでも行え、その自然な姿を楽しむことができます。
海王バードパークは、日本海側における渡りのコース上に位置することから、平成8年11月1日の開園以来、既に152種(平成24年2月現在)もの鳥類が記録されています。園内の池では 春から秋にかけてカイツブリ類・サギ類・クイナ類・チドリ類・シギ類などが見られ、冬期には多数のカモ類が越冬します。
鳥類の渡りの季節である春および秋には、植栽木で羽を休めるメボソムシクイ・オオルリ・コサメビタキ・アオジなども観察されます。
観察センターにはフィールドスコープが常備されていて、ここから野鳥たちを観察できますので、まずはここを訪問しましょう。
また、観察センターの一階部分を含めて、4箇所に観察壁があり、観察窓があるので、ここから観察することもできますが、その際には長焦点の望遠レンズを搭載したカメラか双眼鏡、望遠鏡などの装備を用意しておいてください。
アオサギのヒナ
アオサギのヒナの動画
この野鳥園は、たいへん多彩な野鳥が飛来するので、ちょっと観察するだけでも充分楽しめますが、季節により顔ぶれも代わりますのでここを満喫するときには継続した観察が必要でしょう。
平成24年5月から6月には、アオサギ、オオバン、カイツムリ、ケリのヒナが生まれています。

よく観察できる鳥
アオサギ(サギ科)留鳥。
1年中観察される。 くびをS字状に曲げて、じっと立っていることが多い。
湖沼、大きい川、海岸の干潟、入江など砂泥の多い水べりに住む。
鳴き声はクェー・クェーあるいはグァー・グァーと鳴く。
ジョウビタキ(ツグミ科)冬鳥。
スズメ大の紅色の目立つ鳥。住みかは山地、村落、川の水べり、庭、公園など。鳴き声はヒッヒッ、チュルルル、カッカッと鳴く。
バン(クイナ科)夏鳥。
池で数家族が繁殖する。ニワトリより少し小さいぐらいの黒い鳥。くちばしと額が鮮やかな紅赤色、くちばしの先が黄色。鳴き声はクェッあるいはクルルルと鳴く。
ヒバリ(ヒバリ科)留鳥。
春から夏にかけてパーク内の草地で繁殖する。チィーチブ、チィーチブ、チクチクチーとさえずる。
カイツブリ(カイツブリ科)留鳥。
夏期に池で繁殖する。水の中にもぐるのが得意。巣は、水草をつみ重ねて作る。この巣は水に浮いているように見えるので、うきすという。鳴き声はケレケレケレあるいはピッと鳴く。
コチドリ(チドリ科)夏鳥。
周辺の荒地で繁殖する。地面にあさいくぼみを掘って巣にする。鳴き声はピォ、ピォあるいはビュー、ビューと鳴く。
オナガガモ(カモ科)冬鳥。
池で多数が越冬する。腰高に軽く水面に浮き、水面上よりぐちゃぐちゃとものを食べ、また頻繁に逆立ちをして首を水底へのばす。鳴き声はプリー・プリーと鳴く。

アオサギ バン
アオサギ バン
オオバンとそのヒナ オオバンとそのヒナ
オオバンとそのヒナ オオバンとそのヒナ
オオバンのヒナ アオサギ
オオバンのヒナ アオサギ
カイツムリ オオバンとヒナ
カイツムリ オオバンとヒナ
カルガモ マガモのオス
カルガモ マガモのオス
マガモの夫婦・・・らしい コガモのメス
マガモの夫婦・・・らしい コガモのメス
オオバンのヒナ アオサギ
オオバンのヒナ アオサギ
ケリ ムクドリ
ケリ ムクドリ
ケリとムクドリ カルガモ
ケリとムクドリ カルガモ
カイツブリ カイツブリの捕食
カイツブリ カイツブリの捕食
カイツブリのヒナ カイツブリ
カイツブリのヒナ カイツブリ
オオバンとヒナ カイツブリのヒナ
オオバンとヒナ カイツブリのヒナ
ケリ オオバンのヒナ
ケリ オオバンのヒナ
カイツブリ アオサギ
カイツブリ アオサギ
オオバンとヒナ アオサギ
オオバンとヒナ アオサギ
オオバンのヒナ カイツブリのヒナ
オオバンのヒナ カイツブリのヒナ
カイツブリ カルガモ
カイツブリ カルガモ
アオサギ ケリ
アオサギ ケリ
カイツブリのヒナ オオバンの親子
カイツブリのヒナ オオバンの親子
ムクドリ ムクドリ
ムクドリ ムクドリ
カルガモ カルガモ
カルガモ カルガモ
何かくわえていますね アオサギの巣
何かくわえていますね アオサギの巣
カイツムリのヒナも大きくなりました カワウ
カイツムリのヒナも大きくなりました カワウ
トビ マガモとカルガモのアイノコかも
トビ マガモとカルガモのアイノコかも
アオサギ カルガモ
アオサギ カルガモ
アオサギのヒナ オナガガモ ヨシガモ
アオサギのヒナ オナガガモ ヨシガモ
ケリ アオサギのヒナ
ケリ アオサギのヒナ
アオサギのヒナ アオサギのヒナ
アオサギのヒナ アオサギのヒナ
■富山新港臨海野鳥園
事業名 伏木富山港港湾環境整備事業
場所 射水市海王町15番地(海王丸パーク隣
実施期間 平成5年度~平成8年度
総事業費 8億6千万円
施設の規模 4.5ha(東西270m,南北170m:〈参考〉東京ドーム4.7ha)
管理主体 (公財)伏木富山港・海王丸財団が指定管理
■ 1年中観察できる鳥
アオサギ・カルガモ・ミサゴ・トビ・チュウヒ・キジバト・キジ・オオバン・ハクセキレイ・ヒヨドリ・モズ・セグロセキレイ・イソヒヨドリ・スズメ・ムクドリ・ハシボソガラス・ケリなど

■春~秋に観察できる鳥
カイツブリ・バン・コチドリ・ツバメ・オオヨシキリ・コヨシキリなど

■春および秋(渡りの季節)に観察できる鳥
オシドリ・シマアジ・トウネン・アオアシシギ・クサシギ・タカブシギ・タシギ・ノビタキ・メボソムシクイ・センダイムシクイ・キビタキ・オオルリ・コサメビタキなど

■秋~春に観察できる鳥
オオタカ・ノスリ・マガモ・コガモ・ヨシガモ・オカヨシガモ・ヒドリガモ・オナガガモ・ハシビロガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・セグロカモメ・ウミネコ・ジョウビタキ・ツグミ・ウグイス・オオジュリン・アオジなど
■海王バードパークの概要
生態環境施設
(鳥類にとって住み
易い環境を造る施設)
水域1.68ha 陸域2.82ha
①池  0.8~1.68ha
②泥湿地  0.9ha
③島  1,500㎡
④ヨシ原
⑤植樹帯
利用施設
(人間が観察のため
に利用する施設)
⑥園路(中央と西の広場含む) 300m(1,800㎡)
⑦観察センター 1 箇所
⑧観察小屋 2箇所  ⑨観察壁 4箇所


■海王バードパークの開園時間及び休園日等

● 開園時間
 3月~6月、9月~10月  9:00~17:00
 7月~8月  9:00~18:00
 11月~2月  9:00~16:00

● 休園日
毎週月曜日(振替休日にあたる場合、火曜日)
国民の祝日・休日の翌日(土曜日、日曜日にあたるときは開館)
年末・年始(1229日~13日)

● バードマスターによる野鳥解説
土曜日、日曜日並びに祝日には、県が認定した野鳥解説指導員(バードマスター)が簡単な野鳥の解説を無料で行っています。

● 入園料無料。
観察センター内にはフィールドスコープが設置され気軽に野鳥の自然な姿が観察できます。


■交通のご案内

●北陸自動車道小杉I.C.より車で約20分。
●国道8号線鏡宮交差点より車で約5分。
JR高岡駅より万葉線電車で約40分、海王丸駅下車徒歩5分。

■公益財団法人 伏木富山港・海王丸財団
〒934-0023 富山県射水市海王町8番地 日本海交流センター
☎(0766)82-5181 FAX(0766)82-5197
http://www.kaiwomaru.jp/

富山県富山新港管理局
934-0031 射水市奈呉の江7
(0766)84 -8292 FAX(0766)84-8294
http://www.pref.toyama.jp/branches/1545/
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海王バードパークマップ
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