沖縄県のダム

  漢那ダム(かんなだむ)
形式 重力式コンクリートダム
用途 洪水調節・河川維持用水・灌漑用水・上水道用水
所在地名 沖縄県国頭郡宜野座村字漢那地先
位置 北緯26度28分55秒 東経127度56分58秒
河川名 漢那福地川水系漢那福地川
ダム湖名 かんな湖 (かんなこ)
着手/竣工 1978/1993
管理 沖縄総合事務局開発建設部
堤高 堤頂長 堤頂幅 堤体積 堤頂標高
45m 185.0m 5m 72,000m3 EL.33m
流域面積 湛水面積 総貯水容量 有効貯水容量
7.6Ku 55ha 8,200,000m3 7,800,000m3
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漢那ダムは、沖縄総合事務局開発建設部が管理する洪水調節・河川維持用水・灌漑用水・上水道用水を目的とする重力式コンクリートダムです。
ダム湖は、かんな湖と呼ばれ、(財)ダム水源池環境整備センターのダム湖百選に選定されています。
このダムは、景観にも配慮した設計がなされていて、下流面の沖縄様式の石積み模様は、城壁をイメージした景観を模しています。これは発泡スチロール製の化粧型枠により実現しました。沖縄特有の琉球石灰岩の岩肌を模しています。
管理設備の建物には、赤瓦の屋根にシーサーを乗せています。
漢那ダムの第二貯水池(めだかの学校)は、環境整備のため造成した人工の湿地帯となっています。
元々小湿地帯だったものを単にそのまま残すのではなく、堰を設けて水位を上昇させて水域の拡大を図り、湿地性を好む生物たちに多様な生息環境を作り上げました。
水生生物や鳥類の格好の生息場所となっており、特にトンボは沖縄にいる46種類のうち32種類が確認されています。
我が国のダム事業におけるビオトープ創出の先駆けと言われています。