形式 |
重力式コンクリートダム |
用途 |
洪水調節・河川維持用水・上水道用水・発電 |
所在地名 |
三重県伊賀市 |
位置 |
北緯34度39分21秒 東経136度11分10秒 |
河川名 |
淀川水系前深瀬川 |
ダム湖名 |
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着手/竣工 |
1981/2004 |
管理 |
水資源機構ダム事業部 |
堤高 |
堤頂長 |
堤頂幅 |
堤体積 |
堤頂標高 |
91m |
375m |
m |
606,000m3 |
m |
流域面積 |
湛水面積 |
総貯水容量 |
有効貯水容量 |
54.70Ku |
106ha |
33,000,000m3 |
31,200,000m3 |
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川上ダムは、水資源機構が計画中の洪水調節・河川維持用水・上水道用水・発電を目的とする多目的ダムです。
ところが、近年の公共事業見直しの風潮の中、淀川水系でも事業の再検討が迫られました。
国土交通省近畿地方整備局は諮問機関である淀川水系流域委員会に、川上ダムを始め丹生ダム・大戸川ダム・余野川ダム及び天ヶ瀬ダム再開発の5事業について事業の可否を諮らせたところ、2005年に委員会は事業全ての中止を答申。
これを受けた国土交通省は川上ダムを建設中止ではなく、多目的ダムから利水を一部残した治水ダムとして規模を縮小する方針を固めました。
これについてダムに反対する市民団体や、事業からの撤退を表明した奈良県は歓迎の意思を示した一方で、三重県や伊賀市等地元自治体は答申に反発して早期着工を求め、地元住民も賛否分かれる結果となったのです。
国土交通省は地元の意向を無視する事も出来ず、2006年度財務省予算概算要求で15億円の建設費を計上する等、最終結論は出していませんが、現在のところ本体工事にはまだ着工していません。
まあ、淀川水系流域委員会が休止(たぶん事実上廃止)となったのでいずれ工事を始めるとは思いますが・・・。
ダム建設による環境破壊と水害による人的物的被害のいずれを取るのかという問題ですが。
個人的に思うことは、委員会の委員は仮に水害が発生しても何ら責任を取るわけではないでしょうから、国土交通省が治水ダムを建設しようというのはある意味筋が通っています。もっとも治水ダムは守りだけなので、コストパフォーマンス的には不利だと思うのですが。さらに言えば住民の意向を無視した答申というのは果たして意味があるのか、疑問に思います。 |
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