国史跡 串田新遺跡
概 要
串田新遺跡案内図
串田新遺跡案内図
串田新遺跡は、射水市串田新にある古墳群及び縄文時代住居跡です。国史跡に指定されています。
当遺跡は、通称「大沢山」と呼ばれる標高約45メートルの独立丘陵にあり、1949年(昭和24年)に発掘が行われ、北陸地方での縄文時代中後期の指標となる「串田新式」と呼ばれる土器や石器が出土しています。また遺跡北東部には古墳時代初期の遺跡である古墳群、南西部には縄文時代の遺跡である住居跡があります。
遺跡址は、現在は串田新遺跡公園として整備され、3つの墳丘や住居跡が1棟、石組炉跡が6ヶ所、遺構として残っています。
住居跡は、堅穴式住居址となっていて中央には焼土が残っていてここが炉址と思われます。
また出土する遺物には縄文中期後葉の土器が多く、中でも器面にアナダラ貝の腹縁を押しつけて文様を形づくっている種類の土器は、この遺跡で初めて確認されたものです。しかも、この富山県とその周辺の限られた地域にのみに分布するものなので、「串田新式土器」と命名されていて、北陸地方の縄文時代中期後葉の標識遺跡とされています。
さて、この史跡を実際に訪れてみましたがまず、入口がわかりにくいのが問題です。もう一つは駐車場がないことで、これは何とかしてほしいところです。しかし史跡自体は公園となっていてきれいに整備されていて芝生が張ってあり、トイレもあります。また休憩所もありますし、説明書きも設置されていてまず問題はありませんでした。
またここからの風景もなかなかですので、ピクニックがてらここを訪れるのも良いでしょう。
しかしせっかく国史跡に指定されていて多数の土器、石器が出土しているのですから、それらを展示する資料館を設置するのが本当だと思うのですが、なにしろここから出土した土器、石器はいずれも重要で貴重な遺物なので、やむを得ないのかもしれません。
また、串田新遺跡の隣には櫛田神社があり、さらに富山寄りには国史跡小杉丸山遺跡もあって、見所が多いので、これらも併せて訪れると良いでしょう。また一向一揆と上杉軍が戦った日宮城も近くにあります。
串田新遺跡古墳説明板 串田新遺跡1号古墳
串田新遺跡古墳説明板 串田新遺跡1号古墳
串田新遺跡2号古墳 串田新遺跡3号古墳
串田新遺跡2号古墳 串田新遺跡3号古墳
串田新遺跡土器型ベンチ 串田新遺跡生活復元図
串田新遺跡土器型ベンチ 串田新遺跡生活復元図
串田新遺跡生活復元レリーフ 串田新遺跡4・6号石組炉
串田新遺跡生活復元レリーフ 串田新遺跡4・6号石組炉
串田新遺跡1・3号石組炉 串田新遺跡1号住居
串田新遺跡1・3号石組炉 串田新遺跡1号住居
串田新遺跡住居址全景 串田新遺跡公園入口
串田新遺跡住居址全景 串田新遺跡公園入口
串田新遺跡住居址群説明板 串田新遺跡住居址
串田新遺跡住居址群説明板 串田新遺跡住居址
串田新遺跡
住所 富山県射水市串田新
電話 0766-59-8092(射水市教育委員会)
開場時間 特になし 通年
入場料 無料
駐車場 特になし 周囲に駐車スペースが多少あり
施設 案内板 休憩所 トイレ
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国史跡 串田新遺跡マップ
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