富山地方鉄道富山港線 インテック本社前停留場
インテック本社前(いんてっくほんしゃまえ)
オークスカナルパークホテル富山前 インテック本社前 龍谷富山高校前(永楽町)
所在地 富山県富山市牛島新町5-8地先
駅番号  C27
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 富山港線
キロ程 0.5km(富山駅起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面1線
乗降人員  360人/日(2019年) 
開業年月日 2006年(平成18年)4月29日
インテック本社前駅
インテック本社前駅
駅名表示板 ポイントと永楽町交差点
駅名表示板 ポイントと永楽町交差点
2面1線ホーム 乗降客はあまり見かけない・・・
2面1線ホーム 乗降客はあまり見かけない・・・
インテック本社前停留場(インテックほんしゃまえていりゅうじょう)は、富山県富山市牛島新町にある、富山地方鉄道富山港線の停留場です。駅番号はC27。
富山港線の富山ライトレールへの経営移管にあたっては、当初より複数の新駅を設置することが計画されていたが、富山市と富山ライトレールは2004年(平成16年)6月11日に富山市と富山ライトレールは富山市牛島新町附近に停留場を新設する方針を固め、その旨を国土交通省へ申請し、2005年(平成17年)2月18日にその認可を受けたので、2006年(平成18年)4月29日の富山ライトレール富山港線の開業と共に当停留場が新設された。当停留場を含む新駅等の開業によりそれまで富山港線の駅間距離は平均888メートルであったが、富山ライトレールへの移管開業後は546メートルとなり、土居靖範(立命館大学教授)はこれを「利用者が駅に一層アクセスしやすくなる」施策と評価している。
富山市は併用軌道区間であって交通量が多く、ダイヤが乱れる要因となっている当停留場 - 奥田中学校前駅間の一部複線化(当停留場 - 八田橋間)や同区間における永楽町停留場の新設を決定し、国土交通省はこれらの事業を2015年(平成27年)12月7日付を以て認定し、富山市等に対してその特許を与えている。停留場の新設については、龍谷富山高校前(永楽町)停留場として2021年(令和3年)3月21日に開業している。

停留場構造

相対式ホーム2面1線を有する停留場である。
ホームは低床ホームとなっており、旅客上屋等の設備が設けられている。
富山ライトレール富山港線の各駅及び各停留場においては、各電停の旅客上屋壁面を「個性化壁」と称して駅及び停留場周辺の文化や歴史を伝える意匠を施しているが、当停留場においては上野博之がデザインを手がけ、富岩運河環水公園がモチーフとなったイメージグラフィックが掲出されている。当停留場における個性化壁の協賛企業は、富山第一銀行である。
インテックが発起人となっている関係もあり、1500万円で命名権を取得して、この駅名となっています。
ここは開業に伴い設置された新駅の1つで、唯一新線部分で併用軌道線上にある駅です。
この周辺には富山県立雄峰高等学校、富山コンピュータ専門学校、富山建築・デザイン専門学校があります。
インテック本社前−奥田中学校前間の軌道が設置されている市道綾田北代線は、併設軌道の敷設のため、当初の4車線から2車線(交差点付近は右折車線を含む3車線)に削減されています。
そのため一部区間を拡幅する計画があり、それにあわせて八田橋の東側から奥田中学校前駅までの軌道を複線化する予定になっていて、これに備えたポイントが写真のように当初から設置されています。この複線化にあわせて、インテック本社前−奥田中学校前駅の間にある永楽町交差点付近に新駅を設置する予定になっています。
2020年(令和2年)2月22日には富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併されることに伴い、富山地方鉄道の停留所となっています。

のりば

のりば 路線 方向  備考 
1 富山港線 下り 岩瀬浜方面
2 上り 富山駅方面

歴史

  • 2003年(平成15年)7月27日:富山市議会建設委員会における富山港線の路面電車化に係る報告において600m毎に新駅を設置する計画が発表される。
  • 2004年(平成16年)6月11日:富山市と富山ライトレールが牛島新町を含む4箇所に駅及び停留場を新設する方針を固める。
  • 2005年(平成17年)
    • 2月18日:国土交通省が富山ライトレールに対し新停留場設置等を含む事業計画を認可する。
    • 10月3日:富山ライトレールが富山駅 - 下奥井駅間に新設する停留場等の命名権を1,500万円にて販売することを発表する。
    • 12月2日:富山ライトレールが当停留場の名称をインテック本社前停留場と決定した旨を発表する。インテックからの申込を受け、学識者や地元代表者から成る新電停名称選定委員会の検討を経て決定された。
  • 2006年(平成18年)4月29日:富山ライトレール富山港線の停留場として開業する。
  • 2007年(平成19年)9月18日:富山市議会建設常任委員会において富山市が当停留場 - 奥田中学校前駅間に新設する停留場について設置場所を八田橋と永楽町交叉点の間とすることを表明する。
  • 2015年(平成27年)
  • 7月28日:富山市等が国土交通省鉄道局に対し富山駅北停留場 - 奥田中学校前駅間における一部区間の複線化及び同区間における永楽町停留場の新設並びに富山駅北停留場 - 奥田中学校前駅間を富山市が上下分離として保有する等の事業につき申請を行う。
  • 12月7日:国土交通省鉄道局が富山駅北停留場 - 奥田中学校前駅間における一部区間の複線化及び同区間における永楽町停留場の新設並びに富山駅北停留場 - 奥田中学校前駅間を富山市が上下分離として保有する等の事業を認定する。
  • 2020年(令和2年)2月22日:富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併されることに伴い、富山地方鉄道の停留所となる。