形式 |
バットレスダム |
用途 |
発電 |
所在地名 |
富山市本宮 |
位置 |
北緯36度33分58秒 東経137度27分16秒 |
河川名 |
常願寺川水系牛首谷川 |
ダム湖名 |
真川調整池 |
着手/竣工 |
1927/1929 |
管理 |
北陸電力 |
堤高 |
堤頂長 |
堤頂幅 |
堤体積 |
堤頂標高 |
19.1m |
105m |
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8,000m3 |
EL.955.303m |
流域面積 |
湛水面積 |
総貯水容量 |
有効貯水容量 |
105.1ku |
1ha |
48,000m3 |
47,000m3 |
真川水力発電所 |
最大出力 |
使用水量 |
落差 |
形式 |
33,600kw |
8.35m3/s |
488.40m |
水路式 |
和田川第二水力発電所 |
最大出力 |
使用水量 |
落差 |
形式 |
122,000kw |
32.20m3/s |
458.42m |
ダム水路式 |
接近難易度(A-D) |
D |
徒歩で山道を1時間歩く |
開放度(A-D) |
C |
天端へは入れない |
総合評価(A-D) |
B |
マニア向けですね |
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真川調整池ダム全景 |
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バットレスのコンクリートが凍害で痛んでいるようです |
バットレスを拡大しました |
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バットレスの内部 |
取水設備建屋 |
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牛首谷川取水設備 |
この建屋はなんだろうか・・・ |
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ダム湖とバットレス堤体 |
堤体直下へは階段で降りられそうですが・・・・ |
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草木が邪魔なのですが・・・ |
ここへたどり着くのはたいへんです・・・ |
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大品山自然歩道の開始地点です |
かなりの急勾配を進まないといけないのです |
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あわすのスキー場の頂上までもう少しです |
自然歩道の途中であわすのスキー場を見下ろします |
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さらに急勾配の坂道を登ります |
真川調整池からの水圧鉄管の上をまたぎます |
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水圧鉄管を跨ぐ橋の上から下界を見下ろします |
ここまで来ればあと少しです |
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真川調整池は、日本に6基しかないバットレスダムのうちの1つです。
富山県にはもうひとつのバットレスダムとして真立ダムがありますが、いずれも現地にたどり着くことが極めて困難なダムです。
この真川調整池は、真立ダムに比べると比較的容易に現地にたどり着けますが、それでも徒歩で1時間の山道を歩く必要があります。粟巣野スキー場の麓から大品山自然歩道を歩くのですが、かなりの急勾配の上、道も狭く下手をすると滑落するのでそれなりの装備をしていった方が良いでしょう。ここを一気に登れればかなりの健脚でしょう。しかもたどり着いても天端上には立入禁止となっていますので注意が必要です。しかしここまで来てこれかよ・・・。
しかし富山県のバットレスダムはどうしてこう行きにくいところにばかりあるのでしょうか。
バットレスダムは、重力式コンクリートダムに比べるとコンクリートの量が少なくて済み、経済的という理由から建設されたのですが、構造が複雑で地震に弱いので、大規模ダムには向いていない上にコンクリートが安価になり人件費が上昇したため、今では作られなくなりました。
この真川調整池は、地質が悪いためにバットレスダムになったようです。
このダムは、土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選
」に選定されています。 |
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