三重県のダム

  長良川河口堰(ながらがわかこうぜき)
形式
用途 洪水調節・上水道用水・工業用水
所在地名 三重県桑名市長島町十日外面
位置 北緯35度4分47秒 東経136度41分49秒
河川名 木曾川水系長良川
ダム湖名
着手/竣工 1968/1994
管理 水資源機構
堤高 堤頂長 堤頂幅 堤体積 堤頂標高
8.2m 661m m m3 m
流域面積 湛水面積 総貯水容量 有効貯水容量
1,985.00Ku ha m3 m3
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長良川河口堰は、水資源機構が管理している洪水調節・上水道用水・工業用水を目的とした堰です。
堤高が低いのでダム扱いにはなりません。
この長良川河口堰は、塩水が遡上することで発生する塩害を防ぐことを主目的として建設されました。
しかし塩害を防ぐ一方で魚が遡上できなくなるので、魚道を建設して魚が遡上できるようにしました。
この長良川河口堰建設にあたっては、堰の役割を評価し、早期の機能発揮を求める声がある一方で、サツキマスなどの自然環境に悪影響があるとして反対意見もあって、たいへんな論争を招きました。
その結果、建設差し止め訴訟の提起、円卓会議の開催、朝日新聞と建設省の論争などがあり、最終的に長良川河口堰は建設されたものの今でもその是非を問う声があると言えましょう。
これら一連の紛争は、公共事業を巡る代表的な実例といえるでしょう。