奈良県のダム　旭ダム

奈良県のダム

　　旭ダム(あさひだむ)

形式	アーチダム
用途	発電
所在地名	奈良県吉野郡十津川村旭字中山下
位置	北緯34度7分18秒東経135度48分42秒
河川名	新宮川水系旭川
ダム湖名	旭貯水池（あさひちょすいち）
着手／竣工	1971／1978
管理	関西電力（株）

堤高	堤頂長	堤頂幅	堤体積	堤頂標高
86.1m	199.4m	3m	147,000 m³	EL.452m

流域面積	湛水面積	総貯水容量	有効貯水容量
39.2K㎡	56ha	16,920,000 m³	12,500,000 m³

奥吉野発電所　　（純揚水式発電）
最大出力	使用水量	落差	形式
1,206,000kw	288m³/s	505m	ダム水路式

ＮＯ　ＩＭＡＧＥ

旭ダムは、関西電力（株）が所有する発電専用のアーチダムです。
瀬戸ダムとの間で揚水発電を行っていて、こちらが下部貯水池となります。
揚水発電所である奥吉野発電所では、最大出力1,206,000kwの発電を行っています。
この旭ダムでは、旭川流域の崩壊地の拡大で何ヶ月にも及ぶ濁水長期化現象や、当初の予想を上回るダム堆砂が進行して問題となりました。このため、出水時にダム湖上流からの砂をバイパスによりダム下流に排砂することにしました。
これを１９９８年から実施することで、ダムへの堆砂量が激減し、また下流の濁りが長期化しなくなりました。
排砂バイパスによる堆砂対策の最初の事例となります。
これにより、１９９９年度土木学会技術賞を受賞しています。