富山県のダム
  小口川ダム(おぐちがわだむ)    
形式 重力式コンクリートダム
用途 発電
所在地名 富山県富山市水須 
位置 北緯36度33分01秒 東経137度21分57秒
河川名 常願寺川水系小口川
ダム湖名
着手/竣工 1977/1981
管理 北陸電力
堤高 堤頂長 堤頂幅 堤体積 堤頂標高
72m 245m 250,000m3 EL.439m
流域面積 湛水面積 総貯水容量 有効貯水容量
251.1ku 11ha 2,718,000m3 1,469,000m3
有峰第三水力発電所
最大出力 使用水量 落差 形式
20,000kw 26.0m3/s 92.0m ダム水路式
接近難易度(A-D) C 有峰林道は有料です
開放度(A-D) C 天端は立入禁止です
総合評価(A-D) C 天端に入れないのが難点です
小口川ダム全景
小口川ダム全景
右岸上流側から堤体を見る 右岸下流側から堤体を見る
右岸上流側から堤体を見る 右岸下流側から堤体を見る
ダム湖 天端は立ち入り禁止です
ダム湖 天端は立ち入り禁止です
右岸から堤体を見る 減勢工と導水管
右岸から堤体を見る 減勢工と水圧鉄管
小口川第3発電所で使っていたジョンソンバルブ 堤体とダム湖
小口川第3発電所で使っていたジョンソンバルブ 堤体とダム湖
上流側から堤体を見る 取水設備
上流側から堤体を見る 取水設備
ラジアルゲートは2門 上流側からの遠望
ラジアルゲートは2門 上流側からの遠望

小口川ダムは、北陸電力の発電専用ダムです。
小口川ダムで取水された発電用水は、有峰第三水力発電所へ送水されて発電を行っています。
有峰第三水力発電所の最大出力は20,000kWです。
この水車は、横軸フランシス水車としては日本でも最大出力を誇っています。
この小口川ダムは有峰ダムの逆調整池として建設されたもので、有峰第一、第二発電所からの流量変動が大きいために有峰第三発電所からの放流で発電しながら流量を確保するという一石二鳥の方法をとっています。
ううむ、それにしては大げさな水車を使っています。
ここへは有峰林道小口川線から入ることになりますが、これは有料道路です(普通車1,800円)。もしこれを支払うのがイヤな人はゲート前の駐車場に車を止めて徒歩で行くことも可能です。たいした距離ではありませんがけっこう急勾配を歩くのでそれなりの準備が必要でしょう。小口川線を進むとまず最初のトンネルがあり、そこを出ると小口川ダムが顔を出してくれます。ここではダム直下まで行けますのでたくさん撮影しておきましょう。
さらに進むと小口川線第2トンネルの途中にダムサイトに入る脇道がありますので、そこへ入ってください。
ただし、残念ながら天端は立ち入り禁止です。ここでは堤体を横から撮影することができます。またダム湖も撮影できます。
さらにトンネルに戻り、小口川線を進むとダム堤体を上流から望むことができます。この際には望遠レンズ付のカメラを用意しておきましょう。
さらに進むと実はあの幻のダムと言われる真立ダムへの入口があります。これは小口川第2発電所から徒歩で行く必要があり、特に最初は急勾配ですので健脚の方でないとたいへんです。