JR東日本・JR西日本 大糸線 南小谷駅
南小谷(みなみおたり
千国南小谷中土
所在地 長野県北安曇郡小谷村大字千国乙10356
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 大糸線
キロ程 70.1km(松本駅起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員  100人/日(2018年)  
開業年月日 1935年(昭和10年)11月29日
備考 直営駅(管理駅) みどりの窓口
南小谷駅
南小谷駅
キハ120系気動車 E127系100番台とキハ120系
キハ120系気動車 E127系100番台とキハ120系
待合室にはみどりの窓口もあります 夜の南小谷駅
待合室にはみどりの窓口もあります 夜の南小谷駅
改装前の南小谷駅
改装前の南小谷駅
南小谷駅は、長野県北安曇郡小谷村に位置しているJR東日本・JR西日本の駅です。 駅番号は「9」 となります。
JR東日本が管轄する電化区間と、JR西日本が管轄する非電化区間との境界駅であり、直江津駅の第三セクター移管後は、在来線ではJR東日本とJR西日本との唯一の境界駅となっています。JR旅客会社の境界駅では唯一、行政組織が村に位置します。
JR東日本長野支社が構内施設の保有や駅業務等を担当しています。
当駅は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅です。
糸魚川方面約600米の上り場内信号機以北は西日本旅客鉄道北陸広域鉄道部(旧、糸魚川地域鉄道部)の管轄下となっていて、東日本旅客鉄道と西日本旅客鉄道の社界を示す標柱が立てられています。かつては同社界を越えて運行される列車の設定もあったのですが、現在ではこの駅を越えて運行される列車はありません。
駅舎は2010年(平成22年)8月に改装されたもので、外側は蔵造り建築をモチーフとしたなまこ壁となっており、待合室には畳敷きのスペースがあります。また同スペースは冬季には炬燵が設置されます。構内には売店はありませんが、駅前に食品等を取扱う商店があります。
JR東日本の駅としては直営駅であり、管理駅として白馬大池駅、千国駅を管理しています。
駅舎内にはJR東日本が営業するみどりの窓口が設置されています。営業時間は5:30 - 21:00となっています。冬季には除雪のため数名が増員されます。
当駅はインターネット予約サービスはえきねっとのみ受け取り可能なので注意が必要です。

1935年(昭和10年)11月29日、国有鉄道大糸南線の信濃森上駅 - 中土駅間開通に伴い一般駅として開業しました。
1939年(昭和14年) 4月21日、午前9時17分姫川右岸風張山が崩壊により当駅 - 信濃森上駅間が不通となる。
8月7日、当駅を含む信濃森上駅 - 中土駅間の一般運輸営業を停止しています。宅扱貨物及び小口扱貨物による生活必需品の運送を同年11月30日まで自動車で代行しています。
1940年(昭和15年) 1月19日、同日より再び生活必需品の冬季代行運送を馬橇にて実施しています。マジですか。
11月1日、信濃森上駅 - 当駅間が開通し、信濃森上駅 - 中土駅において一般運輸営業を再開しました。(´▽`)
1945年(昭和20年)7月15日、水害により信濃森上駅 - 中土駅間が被災。当駅以南が18日間、以北が20日間不通となっています。またですか。
1952年(昭和27年)7月1日、当駅 - 中土駅間において築堤が崩壊し、3ヶ月間不通となっています。災害続きですね。
1957年(昭和32年)8月15日、中土駅 - 小滝駅間が開通して全線開通し、所属路線名を大糸線と改称します。
1961年(昭和36年)12月23日、当駅 - 白馬大池駅間に千国崎仮乗降場が開業します。
1962年(昭和37年)12月25日、当駅 - 白馬大池駅間の千国崎仮乗降場が、千国駅として開業します。同時に当駅が千国駅の管理駅となっています。
1967年(昭和42年) 5月19日、当駅 - 信濃森上駅間の電化が着工されています。
10月1日、営業範囲を改正し、旅客、手荷物、小荷物及び小口扱貨物を取扱う駅となります。
12月20日、当駅 - 信濃森上駅間の電化、新宿駅 - 信濃森上駅間の急行列車及び松本駅 - 信濃森上駅間の列車の一部を当駅まで延長します。またこれに合せて、当駅駅舎の改築が竣工する。
1968年(昭和43年)3月29日、当駅に中土方逸走防止乗越転轍機を設置します。
1971年(昭和46年) 1月30日、営業範囲を改正し、小口扱貨物の取扱を廃止して旅客駅となっています。
9月15日、営業範囲を改正し、手荷物及び小荷物の配達取扱を廃止します。
1973年(昭和48年)12月25日、当駅に小谷村村営観光案内所を設置します。
1982年(昭和57年)11月15日、当駅への特急「あずさ」の定期乗入れを開始します。これで特急始発終着駅となります。、
1983年(昭和58年) 3月25日、大糸線全線において列車集中制御装置を導入。当駅が白馬大池駅、中土駅及び北小谷駅の管理駅となります。
7月5日、当駅に自動券売機を2台導入します。
12月14日、当駅への特急「しなの」の乗入れを開始します。
1984年(昭和59年)2月1日、営業範囲を改正し、荷物の取扱を廃止します。
1985年(昭和60年)7月17日、当駅の自動券売機1台を撤去する。あらら・・・。
1987年(昭和62年)4月1日、国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道・西日本旅客鉄道の駅となります。
1989年(平成元年)12月、駅舎を白色を基調として改装し、三角屋根の設置等を行っています。
1995年(平成7年) 7月12日、当駅を含む白馬駅 - 根知駅間が集中豪雨(7.11水害)よる土砂崩れや橋梁の崩壊により不通となる。(´;ω;`)
8月1日、白馬駅 - 当駅間が復旧します。
1996年(平成8年)1月16日、不通区間たる当駅 - 小滝駅間において1995年(平成7年)12月22日に国道148号が全線復旧したので代行バスの運行を開始します。
1997年(平成9年) 11月28日、同日夜を以て代行バスの運行を終了します。
11月29日、当駅 - 小滝駅間の復旧工事が完了、営業を再開します。同日、当駅においてその記念式典を行っています。
2006年(平成18年)1月14日、当駅 - 糸魚川駅間に雪崩の危険ありとして同日より同年3月9日まで同区間を運休します。
2010年(平成22年)8月11日、信州デスティネーションキャンペーンに合せて駅舎の改装を行い、同日その完成式を挙行します。
2014年(平成26年) 11月22日、長野県神城断層地震により信濃大町駅 - 糸魚川駅間を23日まで運休します。
11月26日、当駅 - 平岩駅間復旧により営業再開します。不通区間が白馬駅 - 当駅間となります。
12月7日、白馬駅 - 当駅間の運転を再開により全線が復旧します。

のりば
番線 事業者 路線 行先 備考
1 JR東日本 大糸線 信濃大町・松本・新宿方面 特急を含む
2・3 普通列車のみ
JR西日本 大糸線 糸魚川方面