形式 |
重力式コンクリートダム |
用途 |
発電 |
所在地名 |
静岡県榛原郡川根本町千頭 |
位置 |
北緯35度13分0秒 東経138度5分25秒 |
河川名 |
大井川水系寸又川 |
ダム湖名 |
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着手/竣工 |
1930/1935 |
管理 |
中部電力(株) |
堤高 |
堤頂長 |
堤頂幅 |
堤体積 |
堤頂標高 |
64m |
177.7m |
m |
127,000m3 |
m |
流域面積 |
湛水面積 |
総貯水容量 |
有効貯水容量 |
132Ku |
25ha |
4,950,000m3 |
4,349,000m3 |
湯山水力発電所 |
最大出力 |
使用水量 |
落差 |
形式 |
22,200kw |
18.92m3/s |
143.80m |
ダム水路式 |
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この千頭ダムは中部電力の発電専用ダムです。
このダムは昭和10年に完成したダムで当時としては堤高が高く、土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選
」に選定されています。
しかしこのダムが有名なのは、堆砂率が98.1%となっていて、日本のダムとしては最も堆砂が進んでいる点でしょう。
もっともこのダムは上記のデータを見てもわかるように堆砂容量がたいへん小さく4,950,000-4,349,000=601,000m3なのでこの98.1%が堆砂しただけであることから実際には堆砂でダム湖が埋まっているという状態ではないのです。
このダムは完成してから73年が経過しているので本来ならば73%の堆砂率であるべきですが、それよりも30%程度堆砂が進んでいるということになります。
またこのダムは元々が発電専用ダムであることから、この程度の堆砂では発電能力には何ら影響はないといって良いでしょう。しかしこのことはほとんど理解されていないでしょう。 |
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