形式 |
重力式コンクリートダム |
用途 |
発電 |
所在地名 |
長野県下高井郡山ノ内町平穏 |
位置 |
北緯36度45分47秒 東経138度37分42秒 |
河川名 |
信濃川水系中津川 |
ダム湖名 |
渋沢調整池 |
着手/竣工 |
1953/1955 |
管理 |
東京電力(株) |
堤高 |
堤頂長 |
堤頂幅 |
堤体積 |
堤頂標高 |
20.7m |
34m |
m |
6,000m3 |
m |
流域面積 |
湛水面積 |
総貯水容量 |
有効貯水容量 |
77.30Ku |
3ha |
220,000m3 |
75,000m3 |
切明発電所 |
最大出力 |
使用水量 |
落差 |
形式 |
20,000kw |
11m3/s |
213m |
ダム水路式 |
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渋沢ダムは、東京電力が所有する発電専用ダムです。
ここから切明発電所へ送水し、最大出力20000kwの発電を行っています。
この渋沢ダムでも、データ改ざんの事実が明らかになっています。
渋沢ダム周辺は、毎年3メートルもの積雪を観測する豪雪地帯であり、冬期は着雪・低温によりゲートが操作不能な状態に陥ることがあり、春の融雪出水を前に氷雪の除去作業が行われています。
1997年4月上旬の出水の際に、洪水吐ゲートが開かず、水位が常時満水位を越えてダム天端から水があふれ出る事態になったのです。
もともと渋沢ダムは洪水吐きゲートから放流しきれないほどの洪水に襲われることを想定し、ダム全体を越流させて放流することができるよう設計されていて、水がダムの天端を越えて流れ出たこと自体は安全上問題ないのですが、洪水時でもないのに常時満水位を越えたことは問題であると考えて、当該日(4月5日から11日までの毎日)のダム水位データを実際よりも低めに改ざんし、この事実を隠そうとしたわけです。
このことが問題になり東京電力が詳しい経緯を経済産業省原子力安全・保安院に報告しています。 |
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