しなの鉄道・JR東日本 小諸駅
小諸(こもろ)
しなの鉄道・しなの鉄道線   平原 →  小諸 →  滋野
JR東日本・小海線 東小諸
所在地 長野県小諸市相生町一丁目1-1
所属事業者 しなの鉄道
東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 しなの鉄道・しなの鉄道線
JR東日本・小海線
キロ程 22.0km(軽井沢駅起点・しなの鉄道線)
78.9km(小淵沢駅起点・小海線)
駅構造 地上駅
ホーム 3面5線
乗車人員  3,124人/日(2017年・しなの鉄道)
1,787人/日(2018年・JR東日本)  
開業年月日 1888年(明治21年)12月1日
備考 共同使用駅(しなの鉄道管轄駅)
終日社員配置駅  みどりの窓口 自動券売機
小諸駅
小諸駅
ホームには115系が停車しています コンコースでは野菜まで販売しています
ホームには115系が停車しています コンコースでは野菜まで販売しています
115系長野行き普通列車 自動券売機
115系長野行き普通列車 自動券売機
115系普通列車
115系普通列車
小諸駅は、長野県小諸市相生町一丁目にある、しなの鉄道・東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅です。
しなの鉄道とJR東日本の共同使用駅で、駅管轄はしなの鉄道が行っています。
しなの鉄道・しなの鉄道線と、JR東日本・小海線が乗り入れており、小海線は当駅を終着駅としています。
1997年(平成9年)10月1日に北陸新幹線が長野駅まで開通したことにより、その並行在来線である信越本線の一部区間(軽井沢駅 - 篠ノ井駅間)がしなの鉄道線として経営分離されました。さらに横川-軽井沢間が廃止となったためにしなの鉄道が高崎まで接続しなくなり、軽井沢で北陸新幹線に乗り越えないと東京方面には行けないという状況となっています。はっきり言えば、小諸は取り残された感じになっています。
当駅は単式・島式ホーム3面5線を有する地上駅です。JRとしなの鉄道相互間の乗換えは改札を通らずに可能です。互いのホームは跨線橋で連絡しています。
しなの鉄道社員配置駅です。出札窓口、自動券売機2機のほか待合室があります。
旧びゅうプラザ小諸支店跡地にみどりの窓口(営業時間10:00 - 18:00 途中で営業を休止する時間帯あり)があります。
国鉄時代は、出口と入口が別となっていましたが、現在はかつての入口に出口が統合された形になっており、以前の出口は封鎖されています。
駅蕎麦が2・3番線ホーム、4・5番線ホームにあったが2・3番線ホーム上の駅蕎麦屋はホームかさ上げの際に、4・5番線ホーム上の駅蕎麦屋は待合室改装の際に取り壊されました。
しなの鉄道線ホームにはJR時代の放送装置がそのまま残っており、自動放送はかつて我孫子や代々木で使用されていた我孫子型放送です。 かつては小海線と信越本線のレールはつながっていたが、その後両線のレールは分断され、直通できない構造になっています。
なお、待合室には、軽食や土産品などを販売する「カッパヤ」が設置されており、一番線からも商品を購入できます。駅舎内の自動券売機前では、地元農産物の販売も行われています。

自由通路で駅から小諸城跡で移動できます
自由通路で駅から小諸城跡で移動できます
当駅は、かつての信越本線時代は、特急「あさま」全列車が停車する長野県東部の拠点駅でした。
しなの鉄道移行後は、当駅始発の「しなのサンライズ号」が設定されたものの、長野までの運行で、ホームライナーということで運行時間帯が限定されており、しかも東京に直通する列車が消滅したということもあって、利便性の低下が著しい状況です。
北陸新幹線建設に際して、1988年(昭和63年)8月11日に運輸省(現・国土交通省)がミニ新幹線規格での整備を打ち出しました。
しかし、1989年(平成元年)1月17日に「政府・与党」がフル規格着工を申し合わせで決定し、1990年(平成2年)11月30日に長野県や長野県市長会などで作る「北陸新幹線建設促進県協議会」がフル規格新幹線建設の場合に並行在来線の経営分離を受け入れることを決議しました。
これを受けて、約1週間後の12月5日にミニ新幹線規格での早期着工を求める決議案を市議会で可決し、この動きに抵抗したが、1991年(平成3年)6月2日に小諸市議会の全員協議会でミニ新幹線要求の断念を決定すると共に塩川市長が第3セクター化受け入れを表明することになりました。
長野オリンピックの開催決定などの影響もあり、結果として北陸新幹線はフル規格で建設され、開業時に信越本線軽井沢 - 篠ノ井間はしなの鉄道に転換され、東京から乗り換えなしで小諸に至る公共交通機関は高速バスのみとなっています。

1888年(明治21年)12月1日、官設鉄道の駅として開業しました。
1915年(大正4年)8月8日、佐久鉄道が開業しました。
1926年(大正15年)12月1日、布引電気鉄道が開業しました。
1934年(昭和9年)9月1日、佐久鉄道が国有化されています。
1936年(昭和11年)10月28日、布引電気鉄道が正式に廃止となっています。
1987年(昭和62年)4月1日、国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道に継承されます。
1997年(平成9年) 9月30日、この日をもって、駅レンタカー営業所が営業終了となっています。
10月1日、北陸新幹線高崎 - 長野間が開業し、信越本線軽井沢 - 篠ノ井間がしなの鉄道に移管されます。
2002年(平成14年)10月1日、しなの鉄道小諸駅窓口でのJR乗車券・特急券類の取扱が廃止となっています。M2型マルス端末が使用停止となったためです。これによりJR小諸駅みどりの窓口を再設置しています。
2013年(平成25年)11月30日、この日をもって2・3番線ホームの蕎麦屋「ひしや」が閉店しています。
2018年 (平成30年) 3月17日、エレベーター新設工事が終了し、供用開始。駅舎・1番線ホームと2・3番線ホーム、4・5番線ホームを結ぶ跨線橋がバリアフリー化されています。同時に手すりの設置や屋根の葺き替え、塗装の塗り替えも完了しました。

のりば
番線 事業者 路線 方向 行先 備考
1 しなの鉄道 しなの鉄道線 上り 軽井沢方面 上田方面からの直通列車
2 ごく一部の始発列車
下り 上田・篠ノ井・長野方面 折り返し列車
3 軽井沢方面からの直通列車
上り 軽井沢方面 折り返し列車
4 JR東日本 小海線 - 中込・小海・清里・小淵沢方面  
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