JR信越本線 亀田駅
亀田(かめだ)
荻川亀田越後石山
所在地 新潟県新潟市江南区東船場一丁目1-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 信越本線
キロ程 129.8km(直江津駅起点)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 1面2線
乗車人員 5,378人/日(2018年)
開業年月日 1897年(明治30年)11月20日
駅種別 業務委託駅 みどりの窓口 自動券売機
亀田駅
亀田駅
亀田駅東口駅舎 改札口
亀田駅東口駅舎 改札口
跨線橋からホーム 普通列車が到着します
跨線橋からホーム 普通列車が到着します
普通列車が停車
普通列車が停車
亀田駅は、新潟県新潟市江南区東船場にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の駅です。
当駅は新潟市江南区亀田地区(旧亀田町)の北部に位置していて、同地区の中心駅としての役割を持っています。
1928年(昭和3年)完成の旧西口駅舎は老朽化が進んで手狭になっていました。
当駅周辺では1970年代中盤から駅東側でも宅地化が進められ、1974年(昭和49年)には向陽(現亀田向陽)地内に新潟向陽高等学校が開校し、1980年代には亀田町(当時)が整備した都市公園「亀田公園」が竣工。さらに1990年代には福祉施設「新潟ふれ愛プラザ」の建設計画や、当時新潟市川岸町(現中央区)に校舎があった新潟明訓高等学校の移転計画も具体化していました。また周辺住民や向陽高校の通学者が、駅近くの踏切や線路内で無理な横断を試みて事故に遭遇するケースが頻発するなど、東側に出入口がない駅構造上の問題もあって、次第に駅東西の歩行者の往来に不便が生じていました。
また西口の駅前通りである一般県道亀田停車場線も道幅がやや狭隘な単車線の道路で、特に朝夕のラッシュ時など、利用者の多い時間帯には歩行者・自動車が往来する上で大きなネックとなっていました。
こうしたことからJR新潟支社や亀田町には、1980年代以降「亀田駅に東口を設けてほしい」「駅前通りを拡幅してほしい」などといった町民や利用者からの請願がたびたび寄せられていました。
改札口と待合室
改札口と待合室
当時、JR新潟支社と町は将来的に駅舎を改築する意向を示していましたが、周辺の地盤が軟弱であることなどから、駅東側の都市基盤整備・宅地開発と一体的に整備を進める方針であったため、着手時期は未定とされていました。
1999年(平成11年)6月、前述の駅舎改築の前提として東口駅舎の暫定供用を開始しています。跨線橋を東側へ延伸し、線路横の町道に面する形で駅舎が設けられました。これにより、駅東側の利用者の便は若干ながら改善されました。
しかし従来の跨線橋を延伸しただけで自由通路は設けられていなかったため、駅構内で東西を自由に往来することは出来ず、またエレベーターやエスカレータの設置などといったバリアフリー対策も執られなかったため、車椅子利用者は階段を昇降する際、駅社員の介助が必要でした。
その後、JR新潟支社と新潟県、亀田町は老朽化した駅舎の建て替えとバリアフリー化を目指し、国土交通省から「まちづくり交付金」の給付を受けて駅舎改築と駅周辺地区整備の事業に本格着手し、2004年(平成16年)4月から駅舎と県道の改修に着工しました。
その後亀田町は2005年(平成17年)3月21日に新潟市へ編入され、整備事業は新潟市が継承します。
さらに2007年(平成19年)4月1日の政令指定都市移行に伴い、県道の改修事業も県から市へ継承されました。
バス停
バス停
なお駅舎改築前のホーム配置は、西側から相対式の1番線、島式の2・3番線の2面3線となっていました。このうち待避ホームの2番線は待避・折り返し列車をなくし、使用を停止しています。旧西口駅舎は5月22日を以って使用を停止し、撤去されています。西口にはプレハブ造の仮駅舎が設けられています。その後、橋上部と東西双方のエントランス部を建設し、2005年(平成17年)10月1日に現駅舎の仮供用を開始しました。この際、旧2・3番ホームは2番線を撤去して拡幅し、1番線と3番線に挟まれた島式ホームとし、現在のホーム配置となっています。
さらにこの整備事業の一環として西口駅前に、新潟市が建設事業を進めていた「亀田駅前地域交流センター」が2007年(平成19年)4月1日に開設されています。1・2階が立体駐輪場で、3階にはギャラリー、会議室などを有する「地域交流センター」と、住民基本台帳・戸籍・納税関連などといった市の証明書発行手続きの一部が行える「江南区役所亀田行政サービスコーナー」が設けられています(サービスコーナーは4月16日開設)。この3階フロアが駅舎2階の東西自由通路とペデストリアンデッキによって接続しており、駅からそのまま入館することができます。
駅舎竣工後も東西駅前広場の整備、東口側の市道及びロータリーの新設、西口側の県道拡幅等の基盤整備が行われ、2008年(平成20年)には東口・西口の駅前広場が相次いで竣工しています。その後西口側では引き続き県道の改修が行われ、2009年(平成21年)冬に全面竣工しました。

当駅は島式ホーム1面2線に橋上駅舎を有する地上駅です。
新潟駅が統括管理する業務委託駅で、ジェイアール新潟ビジネス(JNB)が駅業務を受諾しています。
以前は直営駅(駅長配置)で自駅のみの単駅管理でした。
駅舎2階に設けられたコンコースの改札口には自動改札機が4通路設置されており、全通路で交通系iCカードが利用可能となっています。なお、1通路はiCカード専用となります。
改札口周辺には有人改札とみどりの窓口・タッチパネル式自動券売機(2台)・コンビニエンスストアがあります。
バリアフリー対策として、改札内コンコースとホーム間には連絡用のエレベーターと上りエスカレーター各1基が設置されているほか、多目的化粧室が併設されています。
自由通路(亀田駅東西自由通路)は新潟市江南区建設課が管理しており、駅舎は自由通路に面して設けられています。元々の出入口は西口側のみでしたが、1999年(平成11年)の東口開設を経て、2005年(平成17年)に現駅舎が竣工し自由通路が新設されています。バリアフリー対策として、西口・東口とも出入口にはエレベーター1基とエスカレーター上下各1基が設置されているほか、改札口正面には周辺地図が設置されています。
双方の駅前広場のうち東口側は2008年(平成20年)春、西口側は2009年(平成21年)冬に竣工しています。
改札・ホーム上には発車標がホームごとに設置されています。

亀田駅前地域交流センター
西口2階の南側は自由通路と直結されたペデストリアンデッキによって、新潟市江南区の交流施設「新潟市亀田駅前地域交流センター」と連絡しています。デッキで連絡しているセンター3階には、江南区役所亀田行政サービスコーナー(取扱時間 平日9時00分 - 19時00分、取扱い書類によって17時30分締切り)と、ギャラリーや多目的ホールなどを備えた公民館施設(開館時間 9時00分 - 22時00分、毎月第2火曜日と12月29日 - 1月3日は定期休館)、トイレ(前述)などが設置されています。
センター下層部の1・2階は無料の立体駐輪場となっており、1階にはトイレ(前述)と新潟県警察江南警察署亀田駅前交番があります。センターでは放置自転車を再利用した無料の「江南区まちなか回遊レンタサイクル」も取り扱っています。

1897年(明治30年)11月20日、北越鉄道 沼垂駅 - 一ノ木戸駅(現在の東三条駅)間開業の際に開設されます。
1907年(明治40年)8月1日、北越鉄道が国有化され、帝国鉄道庁(国有鉄道)の駅となります。
1951年(昭和26年)4月5日、信越本線(貨物支線)の亀田駅 - 万代駅(貨物駅)間が開業されます。
1957年(昭和32年)10月1日、同(貨物支線)の亀田駅 - (石山信号場) - 大形駅間が開業されます。
1987年(昭和62年) 1月、みどりの窓口が開設されます。
4月1日、国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となります。
1999年(平成11年)10月、東口駅舎の供用を開始します。
2004年(平成16年) 5月22日、橋上化工事に伴い、西口に仮駅舎が開設されます。
12月2日、自動改札機が導入されます。
2005年(平成17年)10月1日、橋上駅舎の使用を開始します。
2006年(平成18年)1月21日、交通系iCカード「Suica」のサービスを開始します。
2017年(平成29年)4月1日、業務委託化に伴い亀田駅長を廃止し、新潟駅長管理下となります。
のりば
番線 路線 方向 行先
1 信越本線     下り 新潟方面
 2. 上り 新津・長岡方面