JR信越本線 篠ノ井駅
篠ノ井(しののい)
信越本線 篠ノ井 今井
しなの鉄道線   屋代高校前    
篠ノ井線 稲荷町
所在地 長野県長野市篠ノ井布施高田
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
しなの鉄道)
所属路線 信越本線 篠ノ井線 しなの鉄道しなの鉄道線
キロ程 65.1km(軽井沢駅起点・しなの鉄道線)
66.7km(塩尻駅起点・篠ノ井線)
0.0km(当駅起点・信越本線) 
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面3線
乗車人員 JR東日本、9,577人/日(2018年)
しなの鉄道、580人/日(2017年)
開業年月日 1888年(明治21年)8月15日
駅種別 共同使用駅(JR東日本の管轄駅)業務委託駅
みどりの窓口  自動券売機
篠ノ井駅
篠ノ井駅
ホームと跨線橋 自動改札口
ホームと跨線橋 自動改札口
普通列車が停車しています 貨物列車が停車しています
普通列車が停車しています 貨物列車が停車しています
篠ノ井駅は、長野県長野市篠ノ井布施高田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・しなの鉄道の駅です。
両社の共同使用駅(JR東日本の管轄駅)であり、出札・改札業務はJR東日本が行います。
JR東日本長野支社管内の利用者数としては第3位の駅となっています。
JR東日本の信越本線と篠ノ井線、しなの鉄道のしなの鉄道線の3路線が乗り入れています。JRの駅としては信越本線を所属線としています。
1997年9月30日までは、しなの鉄道線も信越本線の一部をなしており、当駅は信越本線の中間駅でしたが、翌10月1日の北陸新幹線の部分開業に伴う並行在来線分離により、当駅から軽井沢駅方面の区間がしなの鉄道に移管され、信越本線が分断された形となっています。その結果、3路線とも当駅が起終点となっていますが、運転系統上では信越本線と篠ノ井線、信越本線としなの鉄道線の組み合わせでそれぞれ一体的な列車系統となっており、当駅始終着の列車はごく僅かです。なお、しなの鉄道の列車はJRへの片乗り入れとなっています。
普通列車・快速列車のほか、特急「しなの」の全列車が停車します。また、ライナー列車については、平日朝に塩尻駅から篠ノ井線・信越本線経由で運行される快速1本と、しなの鉄道で朝夕に運行される「しなのサンライズ・しなのサンセット」とも通過します。このほか、観光列車である「ナイトビュー姨捨」は運行開始当初から、「リゾートビューふるさと」は2017年3月4日から上下列車とも停車します。

北陸新幹線が通過します
北陸新幹線が通過します
当駅は単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線を持つ地上駅です。橋上駅舎を有するほか、駅東西を横断する自由通路を併設しており、東口側には駅舎側に面したペデストリアンデッキが架設されています。
長野駅管理の業務委託駅で、長鉄開発が駅業務を受託しています。 かつてはJR東日本の直営駅(駅長配置)で、地区管理駅として姨捨駅・稲荷山駅・今井駅・川中島駅を管理していましたが、長鉄開発への業務委託化に伴い、これらの駅の管理権限は長野駅へ移管されています。
ホーム上には1番線、2・3番線の各階段下に待合室が設けられています。駅舎の改札口周辺には有人改札を兼ねるみどりの窓口があり、改札内からも利用できます。
自動改札機が3台設置されていますが、Suicaはサービスエリア外となっているため利用できない。自動券売機はいずれもタッチパネル式で、指定席券売機1台、JR線用2台、しなの鉄道線・小海線用1台の計4台が設置されています。
改札口付近には他に自動販売機、待合室、立食いそば店「そば処 あんず」、自由通路のコンコースにはNEWDAYS(Suica電子マネーサービス利用可)、コインロッカーなどが設置されています(そば店・NEWDAYSはいずれもJR東日本リテールネット長野支店が運営)。
バリアフリー対策として、エレベーターが1番線、2・3番線に各1基、東口・西口の両駅前広場に各1基設置されています。トイレは改札内の1箇所(駅舎内)のほか、改札外には両駅前広場に各1箇所設置されています。
塩尻機関区篠ノ井派出
塩尻機関区篠ノ井派出
北陸新幹線は、当駅の東口側で在来線とほぼ同じ高度の地平部を並行して走行しており、東口のデッキは新幹線の路盤上空を覆う形で架設されています。デッキ南側に設けられた観覧スペースからは新幹線の走行風景を見学することができ、定期列車の通過予定時刻表も掲出されています。
またデッキには、1998年の長野オリンピック開催を記念して2003年2月15日に建立されたブロンズ像「未来に向けて」(通称「雪ん子像」)があります。これは同オリンピックの開会式で歌と踊りのパフォーマンスを披露した雪ん子をモチーフとして、雪ん子に扮した3人の子供が聖火トーチを支える姿を模っており、JR長野支社が旧長野鉄道管理局時代から実施している「一駅一名物運動」の一環で当駅の名物に指定されています。
篠ノ井線に沿って1kmほど南下した地点に、日本貨物鉄道(JR貨物)の車両基地である塩尻機関区篠ノ井派出があり、当駅では多くの貨物列車が機関車の付け替えを行うため、駅構内のホーム西側には10本の側線が敷設されています(所有はJR貨物)。
このうち、ホーム寄りの下1・下2・下3・下4番線は電化されており、出発信号機があります。
下1 - 下3は発着線、下4は機関車の通路線として使われています。それ以外の5 - 10番線は非電化で貨車の留置線として使われています。

1888年(明治21年) 8月15日、国有鉄道信越線の駅として開業しましたが、工事の都合により営業はまだ行っていません。
9月15日、一般駅として営業を開始しました。
1900年(明治33年)11月1日、中央線(後の篠ノ井線)が西条駅まで開通しました。
1927年(昭和2年)1月、駅舎(2代目)改築が竣工し、供用を開始しました。
1979年(昭和54年)6月2日、修学旅行専用電車と入替作業中の貨車が衝突し、中学生350人余が負傷する事故が発生しています。信越本線篠ノ井駅列車衝突脱線事故。
1982年(昭和57年)4月、駅舎(3代目)改築が竣工し、供用を開始しました。
1986年(昭和61年)2月14日、6時46分頃に3番線で、篠ノ井線から信越本線に向かうため12系客車から切り離された機回し中の機関車が逆走し、停車中の団体列車に衝突しました。乗客39名が重軽傷。
1986年(昭和61年)11月1日、荷物・専用線発着を除く車扱貨物の取扱を廃止しました。
1987年(昭和62年)4月1日、国鉄分割民営化により、JR東日本・JR貨物の駅となっています。
1995年(平成7年)9月14日、現駅舎(4代目)改築と東西自由通路が竣工し、供用を開始しました。
1997年(平成9年)10月1日 北陸新幹線開通に伴い、信越本線軽井沢 - 篠ノ井間がJR東日本からしなの鉄道に移管されます。
特急「しなの」の全列車が停車するようになりました。
2000年(平成12年)、貨物列車の発着がなくなりました。 本線の西側に沿って北上した今井駅南方にある、太平洋セメント篠ノ井サービスステーションのセメント荷役設備へ至る専用線があり、施設向けのセメント輸送が行われていました。
2005年(平成17年)3月18日、自動改札機の供用を開始しました。
2006年(平成18年)4月1日、日本貨物鉄道の駅が廃止となっています。
2008年(平成20年)2月、1番線、2・3番線ホームに待合室(5人掛+7人掛・冷暖房完備)が設置されます。
2010年(平成22年)6月10日、12月25日 ホーム上屋築増工事を実施しました。
2015年(平成27年)4月1日、業務委託化。管理駅業務を長野駅へ移管しました。
2017年(平成29年)9月、自動改札機を更新し、設置数が4台から3台へ減少しています。
のりば
番線 路線 方向 行先
1 篠ノ井線 上り 松本・名古屋・上諏訪・甲府方面
しなの鉄道線 戸倉・上田・小諸方面
2・3 信越本線 下り 長野方面