| 形式 |
重力式コンクリートダム |
| 用途 |
発電 |
| 所在地名 |
富山県南砺市大字祖山字大沼 |
| 位置 |
北緯36度28分20秒 東経136度59分02秒 |
| 河川名 |
庄川水系庄川 |
| ダム湖名 |
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| 着手/竣工 |
1974/1978 |
| 管理 |
関西電力 |
| 堤高 |
堤頂長 |
堤頂幅 |
堤体積 |
堤頂標高 |
| 73.2m |
132m |
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146,000m3 |
EL248.3m |
| 流域面積 |
湛水面積 |
総貯水容量 |
有効貯水容量 |
| 929.4ku |
142ha |
33,850,000m3 |
9205,000m3 |
| 祖山水力発電所 |
| 最大出力 |
使用水量 |
落差 |
形式 |
| 54,300kw |
93.7m3/s |
67.20m |
ダム水路式 |
| 新祖山水力発電所 |
| 最大出力 |
使用水量 |
落差 |
形式 |
| 68,000kw |
120.0m3/s |
65.70m |
ダム水路式 |
| 接近難易度(A-D) |
A |
国道のそばです |
| 開放度(A-D) |
C |
主堤体の天端に入れない |
| 総合評価(A-D) |
B |
下流からの眺望は木が邪魔 |
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| 主堤体を左岸より |
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| 副堤体が屈曲している |
巨大な副堤体の全景 |
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| 取水口付近 |
上流側から堤体を望む |
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| 副堤体を上流側から眺める |
下流から堤体 |
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| 天端にはゲートの巻き揚げ機が並んでいます |
天端からダム直下を見る |
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| 取水口付近 |
左岸側から天端を見る |
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| ダム湖 |
副堤体上の通路 |
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| 水利使用標識 新祖山発電所 |
水利使用標識 祖山発電所 |
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| 祖山ダム遠景(左が主堤体、右が副堤体) |
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祖山ダムも庄川流域の発電ダム群のひとつです。戦前では5番目に高いダムでした。
そのため土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選
」に選定されています。
このダムは、はっきり言って謎が多いダムです。
意味不明の構造物が多く、おそらくは以前は何かあったのかもしれないのですが、現在は撤去されていると想像します。
このダムは主堤体と副堤体に分かれていて、堤体自体が緑に覆われていてどこまでダムなのかよくわからないほどです。
また主堤体には12門ものラジアルゲートが並んでいるのは、この一帯のダムの特徴です。
ここから祖山水力発電所と新祖山水力発電所へ送水しています。
祖山水力発電所は最大出力54300KW、新祖山水力発電所は、最大出力68000Kwです。
この近くには祖山橋というラーメン構造の橋梁もあり、結構見所が多い地域です。
この一帯の庄川流域は蛇行がすごく、上の写真を見ても左側の主堤体から右の副堤体の下にまで河川が蛇行している様子がわかります。以前は何度も洪水により水害に襲われた庄川流域ですが、ダム開発と河川改修によりそのようなことはなくなりました。これも先人たちの努力のおかげと感謝しなければいけないでしょう。 |
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