富山県のダム
  祐延ダム(すけのべだむ)    
形式 重力式コンクリートダム
用途 発電
所在地名 富山県富山市有峰
位置 北緯36度29分21秒 東経137度23分57秒
河川名 常願寺川水系小口川
ダム湖名 祐延貯水池
着手/竣工 1928/1931
管理 北陸電力
堤高 堤頂長 堤頂幅 堤体積 堤頂標高
45.45m 125.46m 44,000m3 EL1400m
流域面積 湛水面積 総貯水容量 有効貯水容量
7.7ku 60ha 8,790,000m3 8,753,000m3
小口川第三水力発電所
最大出力 使用水量 落差 形式
14,500kw 2.78m3/s 621.2m ダム水路式
接近難易度(A-D) B 有峰林道を通る
開放度(A-D) C 天端に入れない
総合評価(A-D) C 左岸に入れないのが難点
祐延ダム全景
祐延ダム全景
右岸から堤体上流側を見る 天端上は立ち入り禁止でした
右岸から堤体上流側を見る 天端上は立ち入り禁止でした
左岸側の管理棟と取水口 自由越流式洪水吐
左岸側の管理棟と取水口 自由越流式洪水吐
祐延貯水池 右岸から堤体下流側を見る
祐延貯水池 右岸から堤体下流側を見る

祐延ダムは、北陸電力の発電専用ダムです。
このダムから取水して発電している小口川第三水力発電所は、落差が621.2mと日本でも一般水力としては最大です。
また1934年5月から揚水発電が行われていましたが1968年に終了し、現在は行われていません。
有峰林道小口川線にありますが、ダムの近くには駐車場がなく、道路に自動車を止めるのも危険なので、祐延貯水池が見える展望台の駐車場に車を停めて徒歩で行ったほうが無難かもしれません。たいした距離ではありませんので、徒歩でもさほどのことはありません。
このダムには、ゲートがなく自由越流式洪水吐が4門あるのですが、天端には巻き揚げ機らしきものの形跡があり、以前はゲートがあったのかもしれません。
また戦前に造られたダムなのでコンクリートが永年の凍害などでかなり痛んでいるようです。