兵庫県のダム

  多々良木ダム(たたらぎだむ)
形式 アスファルトフェイシングフィルダム
用途 発電
所在地名 兵庫県朝来市多々良木字南谷
位置 北緯35度14分13秒 東経134度49分55秒
河川名 円山川水系多々良木川
ダム湖名 多々良木貯水池
着手/竣工 1970/1974
管理 関西電力(株)
堤高 堤頂長 堤頂幅 堤体積 堤頂標高
64.5m 278m m 1,462,000m3 m
流域面積 湛水面積 総貯水容量 有効貯水容量
13.40Ku 105ha 19,440,000m3 17,380,000m3
奥多々良木発電所   (純揚水式発電)
最大出力 使用水量 落差 形式
1,930,000kw 594m3/s 387.5m  ダム水路式
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多々良木ダムは、関西電力が所有する発電専用ダムです。
堤高64.5mのアスファルトフェイシングフィルダムは、堤高では国内第4位、湛水面積では国内第1位、総貯水容量は第2位、堤体積は第3位となります。
黒川ダムとの間で揚水発電を行っていてこちらが下部貯水池となります。
奥多々良木発電所は、最大出力1,930,000kwで、神流川発電所が完成するまでは日本最大の水力発電所です。
ううむ、1,930,000kwの発電とはすごいのですが、原発反対派にとっては、こういう発電所が原発を前提にした存在であるために目の敵になっているようです。
しかし原発反対も良いですが、原発なしでは発電力が足りないことはもちろんわかっているのでしょうね。
また揚水発電所がない場合、電力需要のピーク時には電力が足りなくなる事態も予想されるのですが、そういうことに関して何か案があるのでしょうか。
原発で事故が発生して放射能が大量に漏れるような事態が怖いのはわかるのですが、単に反対を唱えていても電力不足をどうするのかという案がない限り、原発反対だけでは受け入れられないと思うのですが。
まさか原発をやめて火力発電を主にしろと言うわけでもないでしょう。二酸化炭素の排出は温暖化の要因ですね。
また水力発電はそれらの問題がないクリーンエネルギーですが、ダム建設の適地がもうあまり残っていませんし、だいたいダム反対派とかいう人たちもいます。
私の個人的な意見を言わせてもらうと、まず火力発電に必要な化石燃料はいずれ枯渇しますし、原子力発電に必要なウランの埋蔵量もさほど残っていません。水力発電は無限のエネルギーを持っていますがすべての電力をまかなうだけの包蔵水力はありません。しかし他の発電方法に比べればクリーンですし無限のエネルギーですので開発できるものは開発しておくのが良いと思うのです。
結論を言うと核融合などの新エネルギーが開発できるまでは原則として現状維持を続けながら水力発電や風力発電など自然のエネルギーを使う発電をできる限り増設して他の発電量を抑えていく、また節電に努めるという方法しかないように思うのですが。