灘(なだ) |
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所在地 |
神戸市灘区岩屋北町七丁目3-1 |
駅番号 |
JR-A60 |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 |
■東海道本線(JR神戸線) |
キロ程 |
584.6km(東京起点) |
駅構造 |
地上駅(橋上駅) |
ホーム |
2面4線(乗降は2面2線のみ) |
乗車人員 |
15,452人/日(2022年) |
開業年月日 |
1917年(大正6年)12月1日 |
駅種別 |
直営駅 みどりの券売機プラス設置駅 神戸市内駅 |
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灘駅 |
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灘駅(なだえき)は、兵庫県神戸市灘区岩屋北町七丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である。
駅番号はJR-A60。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。
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駅名標 |
ホーム |
駅構造
島式ホーム2面4線(乗降は2面2線のみ)を持つ地上駅である。
有効長は8両編成分。かつて地上駅舎であったが、2009年9月に橋上駅舎化された。改札は1か所となっている。
アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCAおよび提携ICカードが利用可能な駅である。直営駅(三ノ宮駅の被管理駅で停車場に分類される)。
列車の運行障害時に折り返し運転が行えるように、駅構内に列車折り返し設備が新設されることが発表され、当駅三ノ宮方に内側上り線から下り線、下り線から上り線への渡り線2本が新設され、2012年3月より運用が開始された。
ただし、定期運用は毎日早朝の回送列車1本のみである。それまでは分岐器や絶対信号機を持たない停留所であったが、下り2 - 4番線は出発信号機に、また上り当駅手前は場内信号機に置き換えられ連動駅となった。
ただし、上り1・2番線は従来通り出発信号機ではなく隣の摩耶駅構内の場内信号機である。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
線路 |
行先 |
1 |
AJR神戸線 |
上り |
外側線 |
(通過列車のみのため閉鎖) |
2 |
AJR神戸線 |
上り |
内側線 |
尼崎・大阪・北新地方面 |
3 |
下り |
三ノ宮・明石・姫路方面 |
4 |
AJR神戸線 |
下り |
外側線 |
(通過列車のみのため閉鎖) |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
橋上駅舎化工事
旧駅舎は大変古かったため、エレベーターや多目的トイレなどのバリアフリー設備が設置されていなかった。
しかし、近年HAT神戸など地域人口が増加している事もあり、住民の署名活動を経て、駅舎の改築工事が行われる事になった。
工事に際し、地域住民からは、第二次世界大戦・阪神・淡路大震災を乗り越えた旧駅舎は「貴重で歴史的価値があるため保存すべき」との声が挙がっていたが、駅施設を充実させるためには大掛かりな改築工事が必要と判断され、工事開始と共にすべて取り壊され、仮駅舎で営業が行われた。
なお、新駅舎の北壁面デザインは旧駅舎のモチーフが取り入れられ、正面部分の外観のスケールもほぼ踏襲されているなど、当時の面影を残している。また、内部は天井が高く開放的なものとなっている。
新駅舎は橋上駅舎化により改札は1ヶ所に集約され、24時間南北往来可能な自由通路が併設された。
改札外には南北1ヶ所ずつエレベーターを設置、改札内には各ホームを結ぶエレベーターとエスカレーター・多目的トイレが新設され、バリアフリー対応となっている。自動改札機と自動精算機は新型のもの(JR西日本アーバンネットワーク内の2008年以降の新規開業駅と岡山・広島エリアに設置されているもの)に置き換えられたが、液晶画面型の発車標とみどりの券売機は旧駅舎の南改札にあったものが、券売機は南北の改札のものがそれぞれ流用された。
工事は二期に分けて行われた。第一期工事は2009年秋に完了し、改札を含む新駅舎の使用開始と同時に仮駅舎と跨線橋の使用が終了された。
自由通路は2009年9月22日正午から、改札内施設は9月23日始発から、一部の飲食店舗は10月26日から使用が開始された。
第二期工事は、仮駅舎と跨線橋の撤去およびホーム屋根などの改良、物販店舗や自由通路の一部(東側の階段・エスカレーター)などで、コンビニエンスストア、飲食店舗、クリーニング店、銀行ATMなどが2010年12月20日に、自由通路東側の階段、エスカレーターが2011年3月26日に使用を開始した。
南側の西にJR灘駅ビルが完成し、1階にドラッグストアの他、2階から4階は医院などが入る。また今まで南側になかったエスカレーターが設置された。
歴史
- 1917年(大正6年)12月1日:国有鉄道東海道本線の灘駅(初代) - 三ノ宮駅間に新設開業(旅客営業のみ)。同時にその初代「灘駅」は東灘駅に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となる。
- 1988年(昭和63年)3月13日:路線愛称の制定により、「JR神戸線」の愛称を使用開始。
- 1995年(平成7年)
- 1月17日:阪神・淡路大震災により、営業休止。
- 2月20日:当駅 - 神戸駅間が営業再開。
- 4月1日:住吉駅 - 当駅間が営業再開。これにより、JR神戸線は全線で営業再開。
- 1997年(平成9年)
- 3月8日:JR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」導入。
- 11月29日:自動改札機を設置し、供用開始。
- 2002年(平成14年)7月29日:JR京都・神戸線運行管理システム導入。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 2006年(平成18年)11月:駅舎建て替え工事着工。
- 2009年(平成21年)9月23日:橋上駅舎およびエレベーター、エスカレーター、多目的トイレが供用開始。
- 2012年(平成24年)3月19日:折り返し設備が供用開始。
- 2015年(平成27年)3月12日:入線警告音の見直しに伴い、接近メロディをJR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」の音質見直し版に再び変更する。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始する。
- 2022年(令和4年)
- 9月30日:みどりの窓口の営業を終了。
- 10月1日:みどりの券売機プラス稼働開始。
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