JR東海・尾張一宮駅
尾張一宮(おわりいちのみや)
東海道線 稲沢 尾張一宮 木曽川
所在地 愛知県一宮市栄三丁目1-1
駅番号 CA72
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 東海道本線(名古屋地区)
キロ程 383.1km(東京起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗降人員 49,066人/日(2023年)
開業年月日 1886年(明治19年)5月1日
乗換  名鉄一宮駅(名鉄名古屋本線・尾西線) 
駅種別 駅長配置駅(管理駅) JR全線きっぷうりば
尾張一宮駅
尾張一宮駅
尾張一宮駅(おわりいちのみやえき)は、愛知県一宮市栄三丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。
駅番号はCA72。
名鉄一宮駅と並行に位置し一体的なターミナルとなっており、ともに一宮市の代表駅となっている。
名鉄との区分のため必要がある場合には 「JR尾張一宮駅」とも呼ばれ、また、両駅をあわせて「一宮駅」あるいは「一宮総合駅」と称する場合もある。
駅名標 ホーム
駅名標 ホーム
コンコース 名鉄一宮駅
コンコース 名鉄一宮駅

駅構造

島式ホーム2面4線を有する高架駅。ホームは11両以上の長さ(有効長)があり、上屋は8両分設置されている。
内側の2・3番線が本線、外側の1・4番線が副本線となっている。(主に朝夕ラッシュ時に使用)
1番線東側にホームのない副本線が1本あり、貨物列車や工事作業用列車の停車や待避、車両の留置などに使われている。
1・2番線は片渡り線により名古屋方面からの進入や大垣方面への発車ができ、双方に折り返しが可能な構造になっているが、通常ダイヤで当駅止まりの設定はない。
ただし、人身事故等によりダイヤに大幅な遅延が発生すると、一部の列車が当駅で運転を打ち切る場合がある。(その為に、JR東海所属車両の方向幕や行き先表示には「尾張一宮」が用意されている。)
岐阜駅発着の普通と大垣・米原発着の快速は、列車により岐阜駅で乗り換えるよりも当駅で乗り換える方が負担が軽減されることがある。
駅長・駅員配置駅(直営駅)であるほか、管理駅として清洲駅・稲沢駅・木曽川駅の3駅を管理している。
駅にはJR全線きっぷうりばが置かれている。
なお、地上駅時代は名鉄駅と改札口も共通であったが、1993年(平成5年)2月21日より供用を開始した名鉄駅の高架化に伴い分離された。
高架下にはジェイアール東海ツアーズ一宮支店、アスティ一宮(商業施設)、ベルマート(コンビニエンスストア)が入居している。

のりば

番線 路線 方向 行先
1・2  東海道線  上り 名古屋方面
3・4 下り 岐阜方面

歴史

  • 1886年(明治19年)
    • 5月1日:官設鉄道が清洲駅(現在の枇杷島駅)から当駅まで延伸し、一ノ宮駅として開業する(一般駅)。
    • 6月1日:官設鉄道が当駅から木曽川駅まで延伸し、途中駅となる。
  • 1891年(明治24年)10月28日:濃尾地震により本屋が全壊する。
  • 1895年(明治28年)4月1日:線路名称が制定され、東海道線(1909年(明治42年)に東海道本線に改称)の所属となる。
  • 1916年(大正5年)1月1日:尾張一ノ宮駅に改称する。駅名の重複を解消するためであり、同じ日にはそれまで当駅と同名を称していた3か所の「一ノ宮駅」もそろって駅名を変えている(それぞれ上総一ノ宮駅、三河一宮駅、長門一ノ宮駅〈現・新下関駅〉に改称)。
  • 1951年(昭和26年)10月5日:総工費1億3000万円をかけて鉄筋コンクリート造3階建ての民衆駅が落成。
  • 1952年(昭和27年)11月15日:尾張一宮駅に改称する。
  • 1972年(昭和47年)11月1日:旅行センター開業。
  • 1979年(昭和54年)2月1日:貨物の取り扱いを廃止する。
  • 1980年(昭和55年)7月:高架化工事に着手。
  • 1983年(昭和58年)4月1日:ホーム案内放送を自動化。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取り扱いを廃止する。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)が継承。
  • 1988年(昭和63年)10月30日:上り線高架化。
  • 1990年(平成2年)11月18日:下り線高架化。
  • 1993年(平成5年)
    • 2月21日:名鉄と共同使用していた改札口を分離し、自動改札機を設置。
    • 6月20日:1番線の供用開始。
    • 9月20日:旧下り線に上り本線を移動し、旧上り本線を上り副本線として供用開始、2面4線化される。
  • 1994年(平成6年)3月24日:駅高架下に商業施設「アスティ一宮」が開業する。
  • 2006年(平成18年)11月25日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる。
  • 2007年(平成19年)5月31日:駅舎の解体工事を開始する。
  • 2009年(平成21年)7月1日:JR東海初の女性駅長が就任する。
  • 2010年(平成22年)10月:新たな駅前ビル建設に着手する。
  • 2012年(平成24年)11月1日:駅前ビル「i-ビル」が開業する(図書館施設は2013年(平成25年)1月に開館)。
  • 2022年(令和4年)
    • 10月6日:商業施設「アスティ一宮」がリニューアル。
    • 12月8日:駅南側に商業施設開業。