富山地方鉄道本線 寺田駅
寺田(てらだ)
本線   越中舟橋 寺田 越中泉
立山線        稚子塚
所在地 富山県中新川郡立山町浦田
駅番号  T08 
所属事業者 富山地方鉄道
駅構造 地上駅
ホーム 3面4線
乗降人員 360人/日(2019年)
開業年月日 1931年(昭和6年)8月15日
所属路線 本線
キロ程 9.8km(電鉄富山起点)  
所属路線 立山線
キロ程 0.0km(寺田起点)  
駅種別 直営駅
寺田駅
寺田駅
立山線ホーム 本線ホーム
立山線ホーム 本線ホーム
構内にある待合室 電鉄富山駅行き14760系電車
構内にある待合室 電鉄富山駅行き14760系電車
寺田駅(てらだえき)は、富山県中新川郡立山町浦田にある富山地方鉄道の駅である。駅番号はT08。

利用可能な鉄道路線

  • 富山地方鉄道本線
  • 富山地方鉄道立山線

駅構造

駅の北寄りに本線、南寄りに立山線のそれぞれ2面2線のホームを持つが、1番線と3番線の間に待合室が設置されており、2面のホームが一つにつながってコの字型になっている3面4線の地上駅です。
ホームは駅舎側から順に4番、3番、1番、2番と変則的な付番になっており、寺田駅構内の立山線電車の離合は右側通行になっています。
駅舎は開業時より使用されている木造駅舎であり、駅名の表札が「驛田寺」と未だに「驛」かつ右書きで表記されている数少ない駅です。
長年に渡りほとんど改修されずに使用されていましたが、老朽化のため2016年に外壁の張り替えや窓のサッシ化など大規模なリフォームを行っっています。リフォーム後も出札窓口や待合室などはリフォーム前とほぼ変わっていないが、ICカード専用改札機が設置されています。
1番線と3番線の間の待合室内には売店・案内所があったほか中央のスペースには旧信号扱所が残されています。またこの待合室は現在は立ち入り禁止になっており、軒下のベンチと飲料水の自販機のみ利用できます。
両線は電鉄富山方で分岐する。旧・立山鉄道線(新宮川駅 - 旧・上市駅 - 五百石駅間)廃止の代替として、開業当初よりデルタ線の設置が予定され、駅東側に上市方面と五百石方面とを連絡する短絡線が敷かれる予定だった。
路盤のみ完成していたが線路が敷かれることはなく、未成に終わっている。
このため立山 - 宇奈月温泉間の直通運転を行う「アルペン特急」は、立山発宇奈月温泉行の場合まず立山線からの上り3番線で降車扱いを行い、電鉄富山方本線上に停車して方向転換し、本線下り2番線に入り乗車扱いを行う。宇奈月温泉発立山行の場合はこの逆である。

のりば 路線 方向 行き先 備考
4 立山線  下り 立山方面  
3 本線  上り 電鉄富山方面 立山方面からの列車 
1 宇奈月温泉方面からの列車 
2  下り 電鉄黒部・宇奈月温泉方面  
この駅には、駅員配置があり直営駅となっています。
この駅では、急行、快速急行(本線上りのみ)、特急のすべての列車が停車します。
開業以来の駅舎がかなり老朽化していたのですが、2016年(平成28年)9月23日に駅舎の改修工事が完了し、現在の姿となっています。
ただ、構内の待合室はそのままですね。思い切って撤去して、小型の待合室を作ってもいいのではないかとも思うのですが、けっこう資金が必要なので躊躇してしまうのでしょう。
ただ、あの待合室は風情があるのでリフォームして使ってほしいなとも思います。

歴史

  • 1931年(昭和6年)8月15日:富山電気鉄道の富山田地方駅 - 当駅 - 上市口駅間と当駅 - 五百石駅間の開通と同時に開業。
  • 1943年(昭和18年)1月1日:富山電気鉄道が富山県内の鉄道会社を合併し富山地方鉄道に社名を変更。
  • 1985年(昭和60年)11月25日:連絡運輸廃止。
  • 2016年(平成28年)9月23日:駅舎のリフォーム工事が完了。