JR東日本・さくらんぼ東根駅
さくらんぼ東根(さくらんぼひがしね)
山形新幹線 天童 さくらんぼ東根 村山
奥羽本線(山形線) 神町 東根
所在地 山形県東根市さくらんぼ駅前一丁目1-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
駅構造  地上駅
ホーム  2面2線
乗車人員  1,224人/日(2022年) 
開業年月日  1999年(平成11年)12月4日
駅種別  業務委託駅 みどりの窓口
所属路線  山形新幹線
キロ程 108.1km(福島起点)
所属路線 奥羽本線(山形線)
キロ程  108.1km(福島起点)
さくらんぼ東根駅
さくらんぼ東根駅
さくらんぼ東根駅(さくらんぼひがしねえき)は、山形県東根市さくらんぼ駅前一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の奥羽本線(山形線)の駅である。
山形新幹線の停車駅である。
現在の奥羽本線である奥羽南線が、1901年(明治34年)に山形駅から楯岡駅(現・村山駅)まで開通したとき、東根町(当時)内に設けられた駅は大日本帝国陸軍神町基地の最寄りになる神町駅だけで、中心部には設けられなかった。その後、要望の高まりを受けて町の中心部に新しく駅を作ることとなったが、1910年(明治43年)に東根温泉が湧出し、1911年(明治44年)に開業した東根駅は市の中心部よりも温泉に近い場所に作られた。現在のさくらんぼ東根駅の前身となる蟹沢駅(かにさわえき)が神町 - 東根間に設置されたのは、東根駅開業から約30年以上経過した1954年(昭和29年)のことである。
その後山形新幹線の新庄延伸が決まった際、東根市では新市街地の形成を図るための、大規模な土地区画整理事業が推進されることとなり、その核施設として、蟹沢駅を600m南に移設・整備することとなり、新幹線停車駅として開設された。

701系5500番台 E3系2000番台
701系5500番台 E3系2000番台

駅構造
  • 相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。1番線ホーム中央には、冷暖房完備の待合室が設置されている。また、1番線2番線の上下線両方に出発信号機が設置されており、団体臨時列車などが当駅で折り返し運転を行うことがある。当駅に交換設備が新しくできたので、神町駅や東根駅にあった交換設備は撤去された。
  • 駅舎は3階建てで主に東口側に建っている。駅舎の北側は、1階には待合所と売店兼食堂、3階には改札口などJRの施設と跨線橋(改札内・改札外)がある。2階部分は大きな吹き抜けの階段となっている。南側は市の施設が入っており、1階には東根市観光物産協会(駅レンタカー業務も取り扱う)、2階にはコワーキングスペース「C&C ひがしね」、3階には公益社団法人東根市シルバー人材センターがある。改札口の前に自動券売機が設置され、出札口は一人の職員が出札係と改札係をかねることができる構造である。
  • 山形駅管理の業務委託駅(JR東日本東北総合サービスに委託)。みどりの窓口、自動券売機、指定席券売機、新幹線eチケットサービス用簡易Suica改札機、待合室が設けられている。以前はびゅう旅センターも設置されていた。直営駅時代は管理駅で神町駅と東根駅を管理下に置いていた。
  • エレベーターが全部で4基設置され、西口と跨線橋(改札外)・跨線橋(改札内)と1番線・跨線橋(改札内)と2番線・東口駅舎の各階をそれぞれ結んでいる。
のりば

番線 路線 方向 行先
1 山形新幹線
山形線
上り 天童・山形・米沢・福島・東京方面
2 下り 村山・新庄方面

さくらんぼタント館 改札口
さくらんぼタント館 改札口


歴史

年表
  • 1954年(昭和29年)12月1日:日本国有鉄道(国鉄)奥羽本線の蟹沢駅として、神町 - 東根間に新設開業。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
  • 1999年(平成11年)
    • 1月29日:移転後の駅名が発表。
    • 3月12日:山形新幹線新庄延伸工事のため休止。
    • 12月4日:同日の山形新幹線新庄延伸に伴い移転、さくらんぼ東根駅に改称し営業再開。
  • 2004年(平成16年)4月1日:待合室・みどりの窓口を改築。同時にびゅう旅センターを開設。
  • 2007年(平成19年)3月:指定席券売機設置。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月11日 - 3月22日:東日本大震災の影響で休業。
    • 4月8日 - 4月10日:東日本大震災の余震に伴い休業。
  • 2015年(平成27年)4月1日:業務委託化。さくらんぼ東根駅長・助役が廃止される。
  • 2020年(令和2年)3月14日:新幹線eチケットサービス開始。
  • 2021年(令和3年)3月13日:タッチでGo!新幹線のサービスを開始。
  • 2024年(令和6年)春以降:ICカード「Suica」の利用が可能となる(予定)。