3) ソフトウェアの種類
ソフトウェアは、ハードウェアに対する概念であり、ハードウェアを利用する技術を指す概念である。
具体的には、オペレーティングシステムとその上で動作するプログラム全般を指す。
@ オペレーティングシステム
OS、基本ソフトとも呼ばれ、コンピュータを動作させるために最低限必要なプログラム群を指す。
最近のパソコン用OSとしては、Windows10、Windows8、Windows7などのWindowsシリーズがあり、 さらにUNIX、およびUNIX互換OSとして、Linux、FREE BSDなどもある。
またマッキントッシュ専用OSとして、Mac OSがある。
スマートフォン用OSとしては、Android、iosなどのモバイルプラットフォームがある。
A ミドルウェア
OS上で動作し、アプリケーションソフトに対してOSよりも高度で具体的な機能を提供するソフトウェア。
OSとアプリケーションソフトの中間的な性格を持っている。
代表的なミドルウェアにはデータベース管理システム(DBMS)や、Webサーバ、アプリケーションサーバ、トランザクション処理機能を提供するTPモニタなどがある。
B アプリケーションソフトウェア
業務に応じて利用されるソフトウェアであり、汎用ソフトウェアと専用ソフトウェアに分類される。
またレディメードとオーダーメイドに分類することもできる。
ワープロソフト、表計算ソフト、データベース、Webブラウザなどはすべてこの範疇に入る。

また、最近ではインターネット上でダウンロードできるソフトウェアも増えているが通常の代価を支払って購入するソフトウェア以外にも次のようなソフトウェアが存在する。
@ フリーソフト
作者が著作権を放棄してはいないが、無料で提供しているソフトウェア。
著作権を放棄していないので、たとえば改変や再配布に何らかの制限を加えている場合がある。
ソースコードが公開されている場合は、改変、再配布も自由であるという場合が一般的である。
A パブリックドメインソフト
作者が著作権を放棄していて、無料で提供しているソフトウェア。
改変や再配布も可能である。
ただし、日本では法的には著作人格権を放棄できないので厳密にはあり得ない。
B シェアウェア
料金を支払う前にそのソフトウェアを一定期間使用した後に希望があれば料金を支払って利用できるソフトウェアである。このようなソフトウェアは、一定期間が過ぎると機能の一部あるいは全部が使えなくなるようになっている場合が多いようである。