JR東日本 上越新幹線・上越線 越後湯沢駅
越後湯沢(えちごゆざわ)
上越新幹線 上毛高原 越後湯沢 浦佐
上越線支線     ガーラ湯沢
上越線 岩原スキー場前 石打
所在地 新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢主水2427-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 上越新幹線、上越線、上越線支線
キロ程 168.9km(大宮駅起点・上越新幹線)
94.2km(高崎駅起点・上越線)
0.0km(当駅起点・上越線支線)
駅構造 高架駅(新幹線)
地上駅・橋上駅(在来線)
ホーム 2面4線(新幹線)
3面5線(在来線)
乗車人員 3,104人/日(2018年)
開業年月日 1925年(大正14年)11月1日
駅種別 直営駅(管理駅) みどりの窓口 自動券売機
越後湯沢駅西口
越後湯沢駅
新幹線E4系が停車しています 「CoCoLo湯沢」
新幹線E4系が停車しています 「CoCoLo湯沢」
在来線ホームへの通路 在来線ホーム
在来線ホームへの通路 在来線ホーム
新幹線ホーム 681系とHK100型
新幹線ホーム 681系とHK100型
越後湯沢駅は、新潟県南魚沼市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅です。
当駅には上越新幹線と在来線の上越線・ほくほく線が乗り入れている。
上越新幹線については、当駅からガーラ湯沢駅への支線が分岐している。これは元々保線基地への引き込み線だったものを、ガーラ湯沢スキー場へのアクセス路線として旅客化したもので、スキーシーズンのみの営業である。上越新幹線の列車が乗り入れるが、法律上は上越線の支線であり在来線として扱われる。全区間普通列車のない区間となるが、特急料金不要の特例は適用されない。
また、上越線六日町駅を起点とする北越急行ほくほく線から、快速・普通列車の大半と超快速列車「スノーラビット」が上越線経由で当駅まで直通している。2015年3月13日までは、ほくほく線経由で北陸方面への特急「はくたか」号が運転されていた。


駅の構造
コンコース
コンコース
当駅の新幹線ホームは、高架(駅舎3階)に中央に通過線2本を挟んだ島式ホーム2面4線・在来線は地上に島式ホーム2面4線と単式ホーム1面1線を持つ。
雪害対策のため構内を屋根で囲まれている新幹線ホームは16両対応である。
丘陵地の東斜面に駅舎があるため、東口側は橋上駅舎、新幹線ホーム下の西口は2階建ての高架駅という変則構造になっている。
当駅は直営駅(駅長配置)であり、地区管理駅としてガーラ湯沢駅、上越線の土樽駅 - 北堀之内駅間の各駅(直営の浦佐駅除く)および只見線の大白川駅 - 藪神駅間の各駅を管理している。
駅構内には、みどりの窓口・指定席券売機・タッチパネル式自動券売機・待合室・NewDays(駅入口・新幹線コンコース内)・駅弁屋・立食いそば店などがある。
自動改札機は新幹線改札口と在来線の新幹線のりかえ改札口にのみ設置されており、在来線改札口に限り有人改札となっている。
なお当駅はJR東日本のICカード「Suica」のサービスエリア外となっており、上越線ではSuicaおよび相互利用サービス対象のICカードは利用できない。
また上越新幹線では全線で「モバイルSuica特急券」のサービスが利用できる一方、Suica定期券については上毛高原駅 - 長岡駅間はサービスエリア外となっており、当駅発着のFREX定期券は磁気券で発行される。
改札口など駅構内数ヶ所に自動体外式除細動器(AED)が設置されている。

駅ビル「CoCoLo湯沢」
駅ビル「CoCoLo湯沢」のフロア構成は西口駅舎2階の1フロアのみで、改札外コンコース部の「がんぎどおり」には土産品店・惣菜店・食べ歩き横丁(レストラン)・観光案内所などが軒を連ねる。
コンコース北側に所在する本館フロアは新潟県の名産のひとつである日本酒をメインテーマにした商業施設「ぽんしゅ館」が主要テナントで、県内各地の酒蔵から取り寄せた日本酒や、南魚沼地方の名産品を中心とした県内各地の土産物などが陳列されている。
また飲食コーナーや「ていすてぃんぐGALLERY越乃室」(日本酒試飲コーナー)のほか、越後湯沢温泉の源泉に日本酒を加えたものが使用されている入浴施設「酒風呂 湯の沢」がある。

販売されている駅弁
かつては石打駅でも駅弁を販売していた川岳軒(在来線コンコース売店)の駅弁が購入できる。
また、2007年(平成19年)には歌手の香田晋が、歌曲「越後湯沢駅」を発売し、この歌にちなんで、香田が駅弁の「林道かまめし」の制作を手がけた。
販売している駅弁は下記の通りです。

くるみ山菜ずし   いくらたらこめし
雪国弁当   越後林道釜めし
ほくほく弁当   越後もち豚すきすき弁当
かにずし   牛〜っとこしひかり
駒子弁当    

乗車人員の推移
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は3,104人である。また、新幹線の1日平均乗車人員は3,247人である。
在来線においては、2000年度(平成12年度)以降、3,000人前後で推移している。
この乗車人員には、上越新幹線と在来線を乗り継ぐ乗客の数の多くが、当駅を出場しないため、基本的に含まれない。
そのため、在来線よりも新幹線の乗車人員の方がとても多い状況であり、また、実際の当駅の鉄道利用者数もより少ない数になっていた。
2015年(平成27年)3月14日に北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間が延伸開業し、その前日13日の運転をもって特急「はくたか」号の運行が終了した。これにより、関東と北陸地方との連絡駅としての役割を事実上終えたため、2015年度(平成27年度)の新幹線の乗車人員は前年度と比べて5割以上減少している。
なお、近年の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員推移
年度 年度 新幹線
2000年(平成12年) 3,170 2010年(平成22年) 2,745
2001年(平成13年) 3,068 2011年(平成23年) 2,729
2002年(平成14年) 3,032 2012年(平成24年) 3,006 6,872
2003年(平成15年) 3,042 2013年(平成25年) 3,050 7,107
2004年(平成16年) 2,818 2014年(平成26年) 3,086 6,899
2005年(平成17年) 2,760 2015年(平成27年) 2,905 3,133
2006年(平成18年) 2,660 2016年(平成28年) 2,996 3,209
2007年(平成19年) 2,861 2017年(平成29年) 3,059 3,247
2008年(平成20年) 2,811 2018年(平成30年) 3,104 3,247
2009年(平成21年) 2,936    

バス路線
湯沢町内の路線バスは越後交通グループの地域子会社のうち、魚沼地方を中心に路線網を展開する南越後観光バスが各路線の運行を行っている。各路線に英字2文字の路線記号を付与したが、これは停留所にのみ掲載され、バス車体には表示されないため要注意である。越後湯沢駅のバスターミナルは東口側にのみ設けられている。

南越後観光バス「湯沢駅前」(MY03・YS02・YT01・YD01・YN01)
  • MY 石打・新国道経由 六日町車庫 行
  • MY 石打・舞子経由 六日町車庫 行
  • YS 【急行】十二峠・清津峡・津南経由 森宮野原駅 行
  • YT 中里・土樽経由 蓬橋 行
  • YD プールオーロラ経由 旭原・大源太キャニオン 行
  • YN 三俣・貝掛温泉経由 苗場スキー場・苗場プリンスホテル 行 ※冬季は追加でかぐらスキー場(みつまた・田代)および苗場スキー場への急行バス運転
  • 【直行】上越国際スキー場 行 - 冬季運行
シャトルバス
東口または西口から以下のスキー場へのアクセスとなるシャトルバスが発着する。スキー場へ直行するもののほか、当駅周辺を含む各施設を周遊するものもある。
  • NASPAスキーガーデン・湯沢高原スキー場・ガーラ湯沢スキー場
  • 石打丸山スキー場(日帰り・当駅周辺宿泊者向け)
  • 舞子スノーリゾート
  • 上越国際スキー場(ホテル グリーンプラザ上越 宿泊者専用・要予約。日帰りは前述の路線バス利用)
  • シャトー塩沢スキー場(一本杉・吉里)(宿泊者無料、日帰り3,000円)
  • 六日町八海山スキー場(休日のみ)
  • あてま高原リゾート ベルナティオ
  • グリーンピア津南(要予約)
  • 神立高原スキー場
  • 岩原スキー場
  • 湯沢中里スノーリゾート
  • ホテル エンゼルグランディア越後中里(中里スノーウッドスキー場)
  • 湯沢パークスキー場

当駅の歴史
  • 新幹線ホーム
    新幹線ホーム
    1925年(大正14年)11月1日:上越北線(現:上越線)塩沢 - 当駅間開通時に一般駅として開業する。
  • 1931年(昭和6年)9月1日:上越線が水上駅まで開通する。
  • 1978年(昭和53年)6月15日:車扱貨物の取扱を廃止し旅客駅となる。
  • 1982年(昭和57年)11月15日:上越新幹線が開通する。
  • 1983年(昭和58年)3月:駅レンタカー営業開始する[2]。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の取扱を廃止する。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
  • 1990年(平成2年)12月20日:上越線支線がガーラ湯沢駅まで開通する。
  • 1997年(平成9年)3月22日:北越急行ほくほく線の開業により、上越新幹線に接続する特急列車として、当駅 - 福井駅・金沢駅・和倉温泉駅間で「はくたか」が運転を開始する。
  • 2004年(平成16年)10月1日:JR東日本新潟支社管内の駅ビルを運営するトッキー・越後ステーション開発の合併に伴い、駅ビルの愛称を「プラトーゆざわ」から「CoCoLo湯沢」に改称。
  • 2009年(平成21年) 7月17日:1階コンコースを改修、CoCoLo湯沢がんぎどおりをオープンし増床する。
  • 12月19日:CoCoLo湯沢がんぎどおりを増床しグランドオープンする[3]。
  • 2012年(平成24年)7月14日:CoCoLo湯沢がリニューアルオープンする。
  • 2015年(平成27年) 3月13日:翌14日の北陸新幹線長野 - 金沢間延伸開業に伴い、ほくほく線経由の特急「はくたか」号の運転が終了。これにより、当駅を通る定期運転の在来線特急がすべて消滅した。
  • 3月27日:この日限りで「びゅうプラザ」の営業が終了。

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
在来線
0 ほくほく線 - 六日町・十日町・まつだい・直江津方面 一部列車は2番線発着
1 上越線 下り 六日町・小出・長岡方面 一部列車は2・3番線発着
2・3 上り 越後中里・水上方面  
4 (予備ホーム)
新幹線(越後湯沢-ガーラ湯沢間は正式には上越線支線)
11・12 上越新幹線 下り 新潟・ガーラ湯沢方面 当駅始発は14番線から発車
13・14 上り 高崎・東京方面 一部の当駅始発は11・12番線から発車