JR信越本線・越後線 柏崎駅
柏崎(かしわざき)
信越本線 鯨波 柏崎 茨目
越後線 東柏崎
所在地 新潟県柏崎市駅前[1]一丁目1-30
所属事業者 東日本旅客鉄道・日本貨物鉄道
所属路線 信越本線 越後線
キロ程 36.3km(直江津駅起点)
0.0km(当駅起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員 1,657人/日(2018年)
開業年月日 1897年(明治30年)8月1日
駅種別 直営駅 みどりの窓口 自動券売機
駅レンタカー
柏崎駅
柏崎駅
快速列車が停車します 「しらゆき」が停車しようとしています
快速列車が停車します 「しらゆき」が停車しようとしています
昔は貨物列車が停まっていたのでしょうが
昔は貨物列車が停まっていたのでしょうが
柏崎駅は、新潟県柏崎市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅です。
JR東日本とJR貨物が共同で使用し、信越本線を所属線とし、当駅を起点とする越後線を加えた2路線が乗り入れています。
ただし、JR貨物の第二種鉄道事業の路線は信越本線のみです。また、JR東日本が運行する旅客列車の発着はあるが、JR貨物が運行する貨物列車の発着は1997年(平成9年)以降設定されていません。
1日約2,000人の乗車客があり、普通列車のほか特急「しらゆき」や、快速「らくらくトレイン信越・おはよう信越」が停車します。
駅の開設は1897年(明治30年)です。開設当初は北越鉄道の運営であり、柿崎方面からの終着駅でした。
1912年(大正元年)には越後鉄道(現、越後線)が乗り入れています。北越鉄道・越後鉄道の両社は国有化されたため柏崎駅は国有鉄道の運営となっていましたが、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化によって旅客営業はJR東日本が担当、貨物営業はJR貨物が担当する形態に変わっています。
当駅は合計2面4線を持つ地上駅です。駅構内南側のホームは2本の線路(2番線・3番線)がホームの南北に接する島式ホームとなっています。改札口には発車標が設置されています。
北側のホームには駅舎が設置されており、ホームの南側が1番線に接し、ホームの北側の駅舎より東側が0番線に接しています。なお、0番線は車止めが設置された行き止まり式となっています。
ホームに接する線路のほか、構内には車両留置用や貨物用の側線が設けられています。
ホーム間の移動手段として、バリアフリー対策のエレベーターが併設された跨線橋が設置されています。
当駅は直営駅(社員配置駅)となっています。改札口には自動改札機が3通路設置されており、Suica等の交通系iCカードが利用できます。ただし当駅周辺のSuica新潟エリアは、信越本線下り(長岡方面)は宮内駅以北の各駅、上り(直江津方面)は直江津駅のみ、越後線は吉田駅以北の各駅でのみ利用可能で、以上3区間内に所在する各駅では利用できないので注意が必要です。当駅は自動改札機が設置されていますが、Suica一部対応駅のため、交通系iCカードの発売・払い戻し・再発行は取り扱っていません。最寄りの対応駅は宮内駅となります。
駅舎内にはみどりの窓口・タッチパネル式自動券売機・指定席券売機・待合室・自動販売機・売店のNewDays・化粧室などが設置されています。
出入口は構内北側だけに設置されているため、駅南側へは駅舎を出て東側に進んだところに設けられた地下通路を通り抜ける必要があります。
このように当駅にはいくつかの問題点があり、改善が必要かと思います。

 柏崎オフレールステーション
柏崎オフレールステーション(略称、柏崎ORS)は、旅客駅舎の西側にあり、JR貨物柏崎駅に属するコンテナ集配基地となっています。12フィートのコンテナ貨物を取扱っており、貨物列車代替のトラック便が南長岡駅との間で1日5.5往復(当施設発が6本)運行されています。
かつては柏崎駅には貨物列車が発着し、コンテナは列車で輸送されていたが、1997年(平成9年)にトラック輸送に切り替えられ自動車代行駅となっています。その後の2006年(平成18年)にコンテナ部門は柏崎オフレールステーションに変更されています。
柏崎駅の東側には2001年(平成13年)まで日本石油加工柏崎工場(旧・日本石油柏崎製油所)があり、駅から分岐しこの工場へ向かう専用線も存在していました。1983年の専用線一覧表によれば、作業キロ0.6km、総延長キロ1.8kmで、構内作業は日本石油輸送の機関車が行っていました。
専用線の敷設は柏崎製油所新設の翌年の1900年(明治33年)のことです。専用線では原油や石油製品の輸送が行われ、ピーク時の1970年代には1000両余りのタンク車が出入りしていましたが、トラック輸送に切り替えられ1998年(平成10年)に廃止されています。
「新潟県統計年鑑」によると、2017年度(平成29年度)の発送貨物は15,400トンとなっています。
1993年度(平成5年度)の発送貨物は107,122トンであり、1996年度(平成8年度)まで10万トン台を保っていました。
しかし日本石油加工の専用線が廃止された1997年度(平成9年度)に7万5千トンに減少し、1998年度(平成10年度)には1万トン台まで減少しています。その後も1万トン前後で推移していましたが、2003年度(平成15年度)から増加に転じています。

1897年(明治30年) 8月1日、北越鉄道の柏崎駅として、鉢崎 - 柏崎開通時に開業しました。旅客・貨物営業を開始しています。
11月20日、北越鉄道線が北条駅まで開通しています。
1907年(明治40年)8月1日、北越鉄道が国有化。国有鉄道の駅となっています。
1912年(大正元年)11月11日、越後鉄道の柏崎駅が開業し、同社線が石地駅まで開通しています。
1927年(昭和2年)10月1日、越後鉄道線が国有化され、国有鉄道の越後線となっています。
1967年(昭和42年)10月6日、現駅舎が完成しています。
1986年(昭和61年)11月1日、荷物の取扱を廃止しています。
1987年(昭和62年)4月1日、国鉄分割民営化によりJR東日本・JR貨物が継承しました。
1997年(平成9年)3月22日、コンテナ輸送貨物列車の発着が廃止され、自動車代行輸送が開始されました。
1998年(平成10年)3月25日、この日を最後に石油類輸送貨物列車の発着が廃止されています。
2000年(平成12年)12月12日、駅構内の信号制御盤をてこ式から電子連動装置に交換し、使用開始しています。
2003年(平成15年)3月、黒姫 - 越後石山間のCTC・PRC化に併せて当駅での運転取扱業務がなくなりました。
2005年(平成17年)12月15日、自動改札機を設置しています。
2006年(平成18年)4月1日、柏崎オフレールステーションを開設しています。
2007年(平成19年)7月16日、新潟県中越沖地震により当駅構内に停車中の越後線普通列車(2両編成)が脱線する。人的被害はなかったが、越後線・信越本線は一部区間で長期間にわたって運休しています。
2014年(平成26年) 4月1日、ICカード「Suica」のサービスエリア拡大に伴い、新潟エリアとしてサービスを開始しています。
10月5日、駅舎の内外装を海をイメージしたものにリニューアルしています。これに併せて案内標などの設備がLEDタイプの物に更新されています。
2018年(平成30年)3月30日、びゅうプラザが閉店しています。
のりば
番線 路線 方向 行先 備考
0 越後線 下り 出雲崎・吉田方面 当駅始発
1
信越本線 待避列車・当駅始発
2 下り 長岡・新潟方面
3 上り 直江津・金沢方面 金沢へは上越妙高で北陸新幹線へ乗り換え)