JR信越本線 黒井駅
黒井(くろい)
直江津黒井犀潟
所在地 新潟県上越市頸城区西福島
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 信越本線
キロ程 2.7km(直江津駅起点)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 1面2線
乗車人員 280人/日(2017年)
開業年月日 1902年(明治35年)7月1日
駅種別 無人駅 自動券売機
黒井駅
黒井駅
貨物駅 ホームの駅名標
貨物駅 ホームの駅名標
自由通路(南口)
自由通路(南口)
黒井駅は、新潟県上越市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)信越本線の駅です。
JR東日本の駅は頸城区西福島に、JR貨物の駅は大字黒井に所在します。

当駅には犀潟駅 - 直江津駅間を直通運転する北越急行ほくほく線の一部列車も停車します
現在の南口側には、かつては頸城鉄道線の起点駅である新黒井駅(しんくろいえき)が設けられていました。
頸城自動車の前身にあたる頸城鉄道は1913年(大正2年)4月6日に設立され、後の頸城村と浦川原村(現、上越市浦川原区)となる中頸城郡北部の村々を東西に横断する軽便鉄道の頸城鉄道線は1914年(大正3年)10月1日に開業しています。
駅舎はインターナショナル石油直江津製油所の外国人宿舎として使われていた通称「異人屋敷」のうち1棟を移築したもので、信越本線に面する北側に建てられた木造2階建ての擬洋風建築の駅舎南側に単式ホーム1面1線と側線などが設けられ、国鉄線ホームとの間は構内踏切で連絡していました。
1968年(昭和43年)10月1日に新黒井駅 - 百間町駅間が部分廃線された後、駅舎はタクシー待機場や同社の石材事業の工場などとしての運用を経て、老朽化等のため撤去されています。頸城自動車では駅舎跡が同社の創業地にあたることなどから頸城鉄道線の史実を伝えるため、創業80周年事業の一環として1993年(平成5年)10月に新黒井駅跡を示す石碑を建立しました。
駅舎跡はその後、一部が道路や駐車場などに転用された以外は長らく未整備のままとなっていましたが、後述の駅周辺整備事業に伴って上越市が用地を取得し、石碑は南口駅前広場のかつて駅舎が所在していた地点に移設されています。
駅周辺整備事業は2010年(平成22年)度から事業を開始し、同年6月1日に着工しています。
旧駅舎南西側に自由通路を新設し、前掲の新黒井駅跡には新たに南口が整備されています。現在の駅舎と自由通路は2012年(平成24年)3月に竣工して供用が開始され、ホームの直江津寄りには待合室が新設されました。
ほくほく線は1997年(平成9年)3月22日に全線が開業し、同時に犀潟駅 - 直江津駅間で直通運転が開始されていますが、両駅中間の黒井駅は普通列車・快速列車とも開業以来、全て通過していました。
上越市では企業立地が多い黒井駅周辺への通勤利便性確保などを目的に、北越急行とJR東日本新潟支社に対し、ほくほく線列車の停車を要望してきました。
その後北越急行がJR新潟支社と協議した結果、2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正から、ほくほく線の一部列車を黒井駅に停車させる方針が決定し、2014年(平成26年)12月19日付のほくほく線ダイヤ改正概要の中で発表しました。停車するのは下り(越後湯沢発)が昼の1本、上り(直江津発)が朝の2本(うち1本は快速列車)で、停車初日となった同日の下り普通列車発着時には歓迎セレモニーが行われています。
島式ホーム1面2線を持つ橋上駅舎を有する地上駅です。ホームに面する上下本線のみJR東日本の管轄で、北側にある線路(後述)はすべてJR貨物の管轄となっています。
当駅は長岡駅が統括管理する無人駅で、北陸新幹線金沢延伸までは直江津駅が管理していました。
駅舎内の設備は自由通路上の改札口横に簡易型のボタン式自動券売機・お知らせ標が設置されていて、自由通路とホームには連絡階段で連絡しています。ホーム上には屋内待合室が設置されています。
自由通路(黒井駅自由通路)は所在地である上越市が管理しており、延長52.5m・幅員3mを有しています。

1902年(明治35年)7月1日、北越鉄道の貨物駅として開業しています。
1906年(明治39年)9月1日、一般駅として旅客営業を開始しています。
1907年(明治40年)8月1日、北越鉄道が国有化されています。
1914年(大正3年)10月1日、頸城鉄道線の新黒井駅 - 下保倉駅間が開業しています。
1966年(昭和41年)5月30日、旧駅舎が竣工し供用を開始しています。
1968年(昭和43年)10月1日、頸城鉄道線の新黒井駅 - 百間町駅間が廃止されています。
1984年(昭和59年)2月1日、荷物の取扱が廃止されます。
1985年(昭和60年)3月5日、コンテナ貨物の取扱を開始します。
1987年(昭和62年)4月1日、国鉄分割民営化によりJR東日本とJR貨物の駅となります。
2007年(平成19年)3月18日、車扱貨物の取扱が廃止されます。
2012年(平成24年)、現在の駅舎と自由連絡通路・ホーム上の待合室の供用を開始します。
2015年(平成27年)3月14日、同日のダイヤ改正より、ほくほく線普通・快速列車のうち下り1本・上り2本の停車を開始します。また直江津駅のえちごトキめき鉄道への移管に伴い、地区管理駅を長岡駅に変更します。

JR貨物 黒井駅
JR貨物は、旅客ホームの西側にある着発線および側線、駅構内北側にあるコンテナ荷役線などを管理しています。
貨物列車の着発線は3本。下り本線に隣接するものから順に下り1番線、下り2番線、下り3番線である。下り3番線の西側にも仕訳線が仕訳1番線から仕訳8番線まで、合計8本あります。コンテナホームは2面で、着発線・仕訳線の北側にある。荷役線は2線で、着発線・仕訳線に繋がる引き上げ線に接続しています。
2000年春頃までは、構内南側にある上り引き上げ線から駅西側にある信越化学工業直江津工場へ向かう専用線があり、タンク車による化学薬品輸送が行われていました。この専用線が最後まで使用されていた専用線で、1980年代にはこの他にも日本ステンレス(現:新日鐵住金直江津製造所)の専用線、日本海水化工の専用線、新潟県営の公共臨港線が存在していました。
当駅はコンテナ貨物の取扱駅であり、12ft・20ft・30ftのJR規格鉄道コンテナと、20ft・40ftのISO規格海上コンテナを取り扱っています。
取扱品は、発送貨物では鉱業薬品、鉱石、金属製品、米が主なもの。直江津港や周辺の大規模工場の貨物を主に取り扱っています。また産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ており、それらが入ったコンテナの取り扱いも可能です。
2007年3月18日のダイヤ改正までは、車扱貨物の取扱駅となっていました。車扱貨物として1990年代まで、直江津港で陸揚げされ青海駅へ輸送される工場用輸入石炭を取り扱っていました。
貨物列車の取り扱いは、2015年3月14日改正現在、停車列車は高速貨物列車のみとなっています。発着する列車の本数は、南長岡駅方面へ向かう下り列車が1日3本(南長岡駅行きが1本、新潟貨物ターミナル駅行きが2本)、当駅終着の上り列車が1日1本である。富山貨物駅方面へ向かう列車の停車は設定されていません。
専用貨物列車も発着していたが、2008年3月15日のダイヤ改正ですべて廃止されています。
貨物入れ替え機として直江津運輸区に東新潟機関区所属のDE10が配置され、長らく駅構内で入れ替え作業に従事していたが、2014年3月のダイヤ改正で貨物駅構内にも架線が張られ、電気機関車の入線が可能となったため、DE10による入れ替え作業は廃止されています。
のりば
のりば 路線 方向 行先
1 信越本線 下り 柏崎・長岡・新潟方面
2 上り 直江津・高田・糸魚川方面