あいの風とやま鉄道・JR北陸新幹線・高山本線 富山駅
富山(とやま)
北陸新幹線   黒部宇奈月
温泉
富山 新高岡
あいの風
とやま鉄道
  呉羽 新富山口
高山本線   西富山
所在地 富山県富山市明輪町
所属事業者 あいの風とやま鉄道
西日本旅客鉄道(JR西日本)
駅構造 高架駅
ホーム 2面5線(在来線)
2面4線(北陸新幹線)
乗車人員 7,923人/日(2019年・JR西日本)
11,854人/日(2019年・あいの風)
開業年月日 1899年(明治32年)3月20日(在来線)
2015年(平成27年)3月14日(新幹線)
所属路線 北陸新幹線(JR西日本)  
キロ程 286.9km(高崎駅起点) 
所属路線 あいの風とやま鉄道線
キロ程 41.6km(倶利伽羅起点)
所属路線 高山本線(JR西日本)
キロ程 225.8km(岐阜駅起点) 
駅種別 直営駅(管理駅) みどりの窓口
みどりの券売機プラス設置駅
共同使用駅(あいの風とやま鉄道の管轄駅)
直営駅
あいの風とやま鉄道富山駅
あいの風とやま鉄道富山駅
富山軌道線富山駅停留場
富山軌道線富山駅停留場
あいの風とやま鉄道線改札口 北陸新幹線改札口
あいの風とやま鉄道線改札口 北陸新幹線改札口
新幹線ホームにE7系 413系とやま絵巻
新幹線ホームにE7系 413系とやま絵巻
コンコース きっぷうりば
コンコース きっぷうりば
新幹線のりば 北陸新幹線時刻表
新幹線のりば 北陸新幹線時刻表
新幹線コンコース コンコースと案内板
新幹線コンコース コンコースと案内板
7000系電車が入線しました サントラムが入線しました
7000系電車が入線しました サントラムが入線しました
サントラム バスターミナル
サントラム バスターミナル
高山線ホームにキハ120系気動車 IRいしかわ鉄道の513系電車
高山線ホームにキハ120系気動車 IRいしかわ鉄道の513系電車

JR西日本・あいの風とやま鉄道・富山駅

JR富山駅は、JR西日本北陸新幹線、およびあいの風とやま鉄道に所属する駅です。
平成27年3月14日に北陸新幹線が開業し、北陸新幹線の駅となっています。
またJR高山本線の終点駅でもあり、名古屋行き特急「ワイドビューひだ」の始発駅となっています。
この駅から富山地方鉄道、富山ライトレール富山港線、富山市内軌道線に接続する富山市の中心駅です。
駅の構造は3面6線ですが、北陸新幹線開業に伴い、新幹線ホームは高架2面4線となっています。
またあいの風とやま鉄道上り線が平成27年4月20日から高架線として供用されています。
2019年(平成31年・令和元年) 3月4日には あいの風とやま鉄道線下り線ホームの高架化が完了し、南北別々にあった改札口を駅構内の新設の改札口に一本化しています。
さらに4月21日には、駅の南北を繋ぐ仮設の自由通路が設置されました。10月上旬には南北自由通路を拡大しています。
そして2020年(令和2年)3月21日には富山軌道線と富山港線の南北接続および自由通路が完成しています。
北陸新幹線開業により北陸本線が第3セクター化されるとともに富山駅発着の特急列車が廃止されて、大阪、名古屋方面の特急列車は金沢始発となっています。
北陸新幹線の「かがやき」及び「はくたか」の停車駅となっています。
また富山-金沢間のシャトル便である「つるぎ」の始発駅ともなっています。

のりば
ホーム 路線・列車 方向  行先
1 あいの風とやま鉄道  上り 高岡・金沢方面
2 高山本線  - 高山方面
3  -
あいの風とやま鉄道  上り 高岡・金沢方面
4・5  下り 魚津・泊・糸魚川方面
新幹線のりば
ホーム 路線・列車 方向 行先
11・12 北陸新幹線  上り 長野・東京方面
13・14  下り 金沢・敦賀方面

富山駅停留場(とやまえき
富山港線         富山駅 →  オークスカナル
パークホテル
富山前
 
         
富山軌道線    新富町 支線接続点 電鉄富山駅・
エスタ前
所在地 富山県富山市明輪町
駅番号  C15
所属事業者 富山地方鉄道
駅構造 地上駅
ホーム 4面2線
乗車人員 8,343人/日(2018年・JR西日本)
11,830人/日(2018年・あいの風)
開業年月日 1899年3月20日
所属路線 富山軌道線(富山駅南北接続線)
キロ程 0.2km(支線接続点起点) 
所属路線 富山港線
キロ程 0.0km(富山駅起点)
富山駅停留場は8面2線
富山駅停留場は8面2線

富山軌道線富山駅停留場

富山地方鉄道富山軌道線(富山駅南北接続線)の富山駅は、2015年(平成27年)3月14日よりJR富山駅高架下に新規設置されています。電停No.はC15。
北陸新幹線開通による富山駅連続立体化工事に伴い、高架下に当停留場を設置し、富山地鉄接続点までの0.16kmが2014年3月14日に開業しました。この開通区間は富山市が軌道施設を建設・保有し、富山地方鉄道が車両の保有および運行を行う形式の上下分離方式とされます。
平日朝の大学前行1本を除く富山市内軌道線の全列車が当停留場に停車するので、この駅はスイッチバック駅ということになります。構造は3面2線で、東側ホームが1番線、中央ホームが2番線と3番線、西側ホームが4番線となる。
各ホームで乗降分離が図られ、1番線が南富山方面(乗車専用)、2番線が降車専用、3番線が大学前方面・環状線(乗車)、4番線が降車専用となります。
JR西日本・富山港線は、2006年(平成18年)3月1日をもって同社路線としては廃止されて、富山港線の諸設備は第三セクター会社の富山ライトレールに移管され、富山駅付近の経路変更や駅の増設を行った上で、路面電車によって運行されるLRT路線として同年4月29日より営業を再開しています。
その後、富山駅路面電車南北接続事業によって富山地方鉄道富山軌道線との直通運転が行われることとなり、運転開始1ヶ月前の2020年(令和2年)2月22日には富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併され、富山港線も約76年8か月ぶりに同社の路線となっています。同年3月21日には、富山駅北停留所が廃止されて富山駅停留所に乗り入れ、富山軌道線との直通運転を開始しています。これにより相互に車両が行き来するようになり、系統も4・5・6の3系統が設定されています。富山軌道線に合わせて駅・停留場ナンバリングも設定されています。
2021年(令和3年)3月21日には、軌道区間の富山駅停留場 - インテック本社前停留場間にオークスカナルパークホテル富山前停留場、インテック本社前停留場 - 奥田中学校前駅間に龍谷富山高校前(永楽町)停留場が新規設置されています。
のりば
富山軌道線・富山港線
ホーム 路線・列車 行先
1 富山軌道線 南富山駅前方面
2 降車専用
3 環状線
4 大学前方面
富山港線    岩瀬浜方面 
降車専用 
降車専用 
岩瀬浜方面  

電鉄富山(でんてつとやま
富山地方鉄道本線   電鉄富山駅 →  稲荷町
所在地 富山県富山市桜町一丁目1-1
駅番号  T01
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 本線 
キロ程 0.0km(電鉄富山起点) 
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員 4,582人/日(2019年)
乗降人員 8,221人/日(2019年)
開業年月日 1931年(昭和6年)10月3日
備考 直営駅
富山ライトレール富山港線 富山駅北駅
富山駅前ビル「ESTA」に電鉄富山駅があります

富山地方鉄道本線 電鉄富山駅

富山地方鉄道本線の電鉄富山駅は、あいの風とやま鉄道・JRの富山駅の正面口前広場に面している。のりかえ標準時分は15分である。
駅名は富山電気鉄道時代の駅名をそのまま引き継いでいるため「電鉄」を冠する。駅番号はT01。
頭端式ホーム2面2線を有する地上駅で、改札口は長らくあいの風とやま鉄道・JR側の1つだけであったが、高架化工事の進展により、2024年1月7日に移設し、あいの風とやま鉄道・JR向けの西側のほか、地鉄ビル駐車場向けの東側に設けられている[233]。出入口も同様の箇所にある。
終日駅員が配置されているが、駅員による乗車券発売時間は7時から20時までに限られる。
元々は頭端式ホーム3面4線を有していたが、高架化工事の進展により2022年12月4日より現行の仮ホームとなっている。
かつては、JR富山駅1番のりばから富山地方鉄道本線へ交直デッドセクション付きの連絡線が存在し、国鉄時代の1970年代から1980年代にかけては475系電車を使った急行「立山」やキハ58系気動車を使った急行「うなづき」「むろどう」(いずれも線内は特急扱い)、名鉄車両のディーゼル特急「北アルプス」が、1990年代には「スーパー雷鳥立山」「サンダーバード宇奈月」などの列車名で、いずれも臨時列車扱いでJRからの特急の付属編成が直通した。
電鉄富山駅においてこれら乗り入れ列車に乗降する際は、同駅の改札内から富山駅1番のりばに通じる連絡通路を通り、富山駅1番のりばを利用することができた。
1999年(平成11年)11月を最後に旅客列車の乗り入れ列車は終了し、その後は検測車がJRより不定期で入線する程度となり、連絡通路も閉鎖された。現在では新幹線工事の影響によって連絡線も廃止されている。

ICカード用自動改札機設置

2012年(平成24年)3月17日より市内電車(路面電車)・路線バスに導入されていたICカードが富山地方鉄道の鉄道線でも導入された。それに伴い、改札にICカード用自動改札機が設置された。
ただし使用できるICカードは「ecomyca(えこまいか)」と「passca(パスカ)」のみである(SuicaやICOCAなど交通系ICカード全国相互利用サービス対象カードは現在のところ利用できない)。
ICカードを使用し、鉄道線を利用すると、運賃が10%割引になる。
のりば
富山地方鉄道本線
ホーム 路線・列車 行先
1-4 本線 宇奈月方面
立山線 立山方面
不二越線・上滝線 岩峅寺方面

歴史

  • 1893年(明治26年)2月10日:帝国議会第一回鉄道会議に「敦賀ヨリ福井金沢ヲ経テ富山ニ至ル百二十三哩五十七鎖余」に係る「線路ノ形勢設計ノ概況」が提出され、「富山市船頭町裏字牛島」に当駅の開設が予定される。
  • 1899年(明治32年)3月20日:官設鉄道北陸線の高岡駅 - 当駅間の延伸に伴い、一般駅として富山駅が開業する。開始と同時に小荷物の取り扱いを行う。当時構想されていた神通川改良工事の影響を受けない婦負郡桜谷村(現在の神通川西岸、富山市田刈屋及び駒見)に設置された。また同日、同駅において芳川顕正逓信大臣をはじめ、各県両院議員等が参列して開通式を催行する。駅舎、機関車庫、客車庫、転車台及び石炭台等の建造物は、将来の移転計画を見越して仮設工事であった。
  • 1901年(明治34年)3月16日:構内に富山電信取扱所を設置し、公衆電報の取り扱いを開始する。
  • 1906年(明治39年)12月1日:富山郵便局の電話交換業務開始により、当駅に公衆電話を設置する。
  • 1907年(明治40年)1月24日:富山市が当駅敷地として婦負郡愛宕、牛島両町内の地所27017坪を寄附した。この頃の当該敷地は神通川馳越線(はせこしせん)と本流との間に挟まれた中州のようなところであったが、富山市や商工会の推薦により現位置に決定したという。
  • 1908年(明治41年)
    • 11月3日:当駅 - 小杉駅間に呉羽駅が開業する。
    • 11月16日:神通川改良(馳越線)工事の完成(1903年(明治36年))を受け、北陸線の経路を呉羽丘陵西側から変更するとともに馳越線への架橋(現在の高山本線新神通川橋梁)工事を行い、当駅を現在地に移転する。併せて官設鉄道富山線の当駅 - 魚津駅間が開業する。また同日より許可を得て源 (食品製造会社)が、当駅構内営業人となり駅弁の販売を開始する。
  • 1909年(明治42年)
    • 9月29日:皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)が行啓のため当駅に着御する。
    • 10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、北陸本線所属駅となる。
  • 1912年(明治45年)4月30日:停車場掲示電報を掲示する停車場に指定される。
  • 1913年(大正2年)4月1日:当駅 - 直江津駅間竣工につき当駅より臨時列車を出し、関係者を招待して試乗させたが、諒闇中であったので祝賀会は行われなかった。
  • 1923年(大正12年)9月4日:関東大震災避難者保護のため、当駅駅前に救護所を設ける。
  • 1924年(大正13年)11月10日:皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)が行啓のため当駅に着御する。
  • 1927年(昭和2年)9月1日:飛越線(後の高山本線)の当駅 - 越中八尾駅間が開業する。また同日、当駅 - 呉羽駅間に田苅屋信号場が開業する。ただし、神通川を渡る当駅 - 田苅屋信号場間は北陸本線と線路を共用する。
  • 1934年(昭和9年)頃の富山駅前。駅舎左にはコンクリート製の省営バス笹津線の車庫、右端には駅構内に乗入れている市電の姿が確認できる。
  • 12月15日:富岩鉄道の貨物支線として富山駅 - 富山口駅間が開通し、同社の富山駅が開業する。同日より国有鉄道富山駅の共同使用を開始する。ただし、当時は貨物中継のみ。当初から電化されており、架線電圧は直流600Vだった。
  • 1928年(昭和3年)
    • 6月25日:電動ジブクレーンを設置する。
    • 7月11日:富岩鉄道富山駅 - 富山口駅間において旅客運輸営業を開始し、同日より旅客も国有鉄道富山駅との共同使用を開始する。
  • 1933年(昭和8年)3月31日:当駅 - 笹津駅間において省営自動車笹津線の営業を開始し、当駅においては一般運輸営業を開始する。
  • 1934年(昭和9年)10月25日:線路名称を改定し、飛越線が高山本線に編入される。
  • 1934年(昭和10年)1月17日:富山商工会議所が富山都市計画の完成及び当駅の拡張に関する建議書を、鉄道大臣、名古屋鉄道局長及び金沢運輸事務所長に提出する。
  • 1936年(昭和11年)10月1日:富山市西町の宮市大丸百貨店内に当駅派出鉄道案内所を設置する。
  • 1937年(昭和12年)10月1日:構内に富山鉄道郵便局を開設する。
  • 1938年(昭和13年)
    • 5月26日:富山市が当駅 - 日曹工場前駅間の鉄道敷設免許を取得する。
    • 8月24日:富山市営鉄道運河線(貨物線)の富山駅-日曹工場前駅(後の奥田駅)間が開業し、富岩鉄道がこれを借受する。
  • 1940年(昭和15年)5月6日:当駅 - 日曹工場前駅間の電化が認可される。
  • 1941年(昭和16年)12月1日:会社合併に伴い富岩鉄道線を富山電気鉄道が譲受し、また富山市営鉄道運河線を同社が借受して、合せて同社の富岩線とする。
  • 1942年(昭和17年)12月7日:1938年(昭和13年)8月富山市に対して免許され、富岩鉄道(後に富山電気鉄道)が借受していた富山市営鉄道運河線(貨物線)の富山駅 - 日曹工場前駅間が、富山電気鉄道に対して譲受される。
  • 1943年(昭和18年)
    • 2月28日:同日限りを以て省営自動車笹津線を廃止する。
    • 6月1日:富山地方鉄道(旧・富山電気鉄道)富岩線が国有化され、国有鉄道富山港線となる。
  • 1944年(昭和19年)5月1日:富山鉄道郵便局を新潟鉄道郵便局に吸収し、その事業を同局に移管する。
  • 1945年(昭和20年)
    • 3月12日:太平洋戦争下の日本本土空襲激化により、当駅構内に緊急疎開相談所を設置する。
    • 8月1日:富山大空襲により駅舎が全焼する。同年8月3日午前に乗り入れが再開するまで北陸本線上りは東岩瀬駅、下りは呉羽駅にて折返し運転を行う。
    • 12月29日:金沢鉄道管理局が、機関車の石炭不足を理由に各駅に切符の発売制限枚数の厳守を通達。富山駅の発売枚数の上限は1,920枚/日。
  • 1946年(昭和21年)
    • 8月5日:当駅における闇米取締を発端として朝鮮人による騒擾事件が起る(富山駅前派出所襲撃事件)。
    • 9月15日:同年8月5日の富山駅前派出所襲撃事件等朝鮮人による狼藉に鑑み、同日当駅においてその大々的取締を行う。
    • 10月8日:再び当駅にて闇米の取締を行い、約120石を摘発する。
  • 1947年(昭和22年)
    • 2月25日:この日の市会で富山駅の移転(現位置より東寄り)問題は三千万円の工費を要するもので、戦災復興に手一杯の市としてはこれに応ずることが出来ないとして移転運動を中止することに満場一致を以て決議した。
    • 11月2日:昭和天皇が同日午前7時50分、当駅より越中八尾駅・猪谷駅方面に向け発車する。
  • 1948年(昭和23年)2月13日:当駅 - 呉羽駅間の田苅屋信号場を「田刈屋信号場」と改める。
  • 1949年(昭和24年)
    • 3月5日:先年12月より着工の待合室が竣工したので落成式を挙行し、同待合室において同月8日まで生花展覧会を行う。
    • 6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
    • 7月4日:当駅にて国鉄行政整理反対闘争警戒中の警察官が1名負傷、4名を検挙する。
  • 1950年(昭和25年)2月21日:金沢鉄道郵便局富山分局を当駅構内に開設する。
  • 1952年(昭和27年)
    • 1月26日:空襲以来バラック建てであった駅舎を本建築とするため着工し起工式を行う。
    • 10月30日:駅舎の第一期工事を完了し、11月1日より新駅舎において駅務を開始する。2階には「まると百貨店」(富山ステーションデパート)が開業し、3階には物産観光陳列場が開設される。いわゆる民衆駅の方針をとって、民間の利用を広く受け容れた。
    • 12月1日:当駅構内の無線基地局に対して無線局免許状が与えられる(呼出符号:JRG-71)。
  • 1953年(昭和28年)
    • 10月10日:同月9日に駅舎の第二期工事が完了したので、国鉄及び富山市主催の落成式を挙行する。第一期及び第二期工事の総工費は1億4千万円であった。施工者は岐阜工事事務所。
    • この年、富山駅前にてロータリー交通方式が採用された。
  • 1954年(昭和29年)
    • 1月28日:旧計量法第173条に基き、当駅を計量器使用事業場に指定する[50]。
    • 7月22日:旧計量法第173条に基き、当駅構内の金沢鉄道郵便局富山分局を計量器使用事業場に指定する[51]。
    • 4月20日:同年2月4日より着工の当駅跨線橋が完成する。総工費は376万4千円であった。
  • 1955年(昭和30年)10月1日:当駅 - 東富山駅間に所在の富山操車場の一部使用を開始する。
  • 1956年(昭和31年)
    • 11月10日:当駅 - 東富山駅間の富山操車場の第一期工事を完了し、当駅 - 富山操車場(現在の富山貨物駅)間が複線化する[52]。同日午前9時35分上り青森発大阪行機関車先頭に「祝富山操車場完成」の紀念幕を掲げて新線を走らせた。
    • 11月19日:当駅 - 呉羽駅間の田刈屋信号場を廃止する。
  • 1958年(昭和33年)
    • 3月1日:高山本線において準急「ひだ号」の運転を開始し、当駅 - 名古屋駅間を約5時間で結ぶこととなった。
    • 10月16日:当駅北口が完成し、同日より出改札の業務を開始する。
    • 10月18日:昭和天皇が第13回国民体育大会親臨のため、香淳皇后と共に当駅に着御する。
  • 1959年(昭和34年)
    • 4月17日:同日午前9時30分富山駅着下り直江津駅行において当駅 - 金沢駅間に初めてディーゼル機関車の試運転を行い、同日より当駅 - 大阪駅間を1日2往復することとなった。
    • 5月13日:新神通川橋梁建設工事のため、材料運搬線を構内に敷設し試運転を行う。
    • 11月16日:当駅 - 呉羽駅間に北陸本線専用の新神通川橋梁が完成し、(旧)新神通川橋梁は高山本線専用となる。
  • 1960年(昭和35年)
    • 2月24日:当駅 - 奥田駅間の電気運転を廃止する。
    • 5月25日:同日午前1時40分頃、当駅前百貨店中の食料品店より出火があり、須田ビルはじめ軒並みの商店等14戸3棟を全焼、7戸3棟を半焼する。
    • 5月31日:当駅 - 呉羽駅間が複線化される。
    • 7月1日:当駅待合室内に観光案内所を設置する。
    • 8月6日:当駅改良工事を完了し、同日より新設のホーム等の使用を開始する。
    • 11月4日:新しいホームの屋根が完成する。
    • 11月19日:地下道幅員拡張工事が完了し、荷物用跨線橋及びエレベーターが竣工する。
    • 12月27日:輸送本部室の新庁舎建設工事を開始する。
  • 1961年(昭和36年)
    • 2月27日:自動信号への改良工事が完了し、継電連動装置を導入する。
    • 5月18日:輸送本部室が完成し、旧輸送本部室跡地は庭園となる。
    • 10月18日:第20回全日本産業安全大会への台臨のため行啓中の皇太子明仁親王及び皇太子妃美智子が、当駅より特別急行「白鳥」にて東京へ還啓する。
  • 1962年(昭和37年)4月7日:貨物ホームが完成する。
  • 1964年(昭和39年)
    • 10月1日:北陸本線のうち、当駅を含む金沢駅 - 富山操車場間が電化(交流20,000V・60Hz)、当駅 - 大阪駅間の電化が成る。
    • 12月25日:北陸・関西間の特別急行「雷鳥」及び北陸・中京間の特別急行「しらさぎ」の営業運転を開始し、同日午後当駅において発車式を行う。
  • 1965年(昭和40年)
    • 7月30日:当駅 - 東富山駅間の複線化工事を完了し、同日午前9時40分より開通する。
    • 9月24日:みどりの窓口を開設する。
  • 1966年(昭和41年)
    • 7月1日:富山ステーションデパート新装開店。
    • 10月6日:神岡線開通、当駅 - 神岡駅間が全通する。
  • 1967年(昭和42年)3月30日:富山港線の架線電圧を直流1,500Vに昇圧する。
  • 1969年(昭和44年)5月27日:第二十回全国植樹祭親臨のため富山県行幸中の昭和天皇が当駅に着御する。
  • 1970年(昭和45年)
    • 3月26日:当駅前南口地下道完成、市長、駅長等出席して開通式を行う。
    • 6月5日:当駅にて貨車入替作業に用いていた蒸気機関車が引退するに伴い、その「お別れ式」を行う。
    • 7月15日:当駅構内配線を変更し、国鉄列車急行「立山」及び急行「むろどう」、また名古屋鉄道急行「北アルプス」の富山地方鉄道線乗入れを開始する。
  • 1971年(昭和46年)4月26日:当駅 - 福井間に特別快速列車が設定される。
  • 1972年(昭和47年)
    • 1月28日:当駅と岡山駅が姉妹駅となり、同日その調印式を行う。
    • 5月22日:地下歩道の工事が始まる。
  • 1973年(昭和48年):駅北口と正面を繋ぐ地下歩道(同年より建設)が開通。
  • 1974年(昭和49年)10月1日:営業範囲を改正し、旅客、荷物及び貨物を扱うものとする。
  • 1976年(昭和51年)2月13日:第31回国民体育大会冬季大会への台臨のため、皇太子明仁親王及び皇太子妃美智子が当駅に着御する。
  • 1979年(昭和54年)3月10日:当駅駅舎本屋改築工事が完了する。
  • 1982年(昭和57年)
    • 3月30日:日本鉄道建設公団富山新幹線準備事務所が富山県内の新幹線通過ルートおよび停車駅を黒部、富山、高岡にすることを発表。
    • 11月7日:商業ビル建設のため、当駅東側の国鉄宿舎を撤去する。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:当駅構内の金沢鉄道郵便局富山分局を廃止する。
    • 当駅 - 奥田駅間を廃止する。
  • 1985年(昭和60年)
    • 3月14日:従前の立山駅終着を改め、新たに新名古屋駅発名古屋鉄道特別急行「北アルプス」が当駅への乗入れを開始する。
    • 8月1日:当駅構内において国鉄直営販売店「さんくす」の営業を開始する。
    • 11月28日:当駅駅前に立体駐車場が完成する。
  • 1986年(昭和61年)
    • 3月16日:当駅において北陸新幹線周辺環境整備事業の起工式を挙行する。
    • 11月1日:営業範囲を改正し、荷物(新聞紙を除く)の取り扱いを廃止する。
  • 1987年(昭和62年)
    • 3月14日:当駅駅舎2階待合室が完成する。
    • 3月31日:営業範囲を改正し、取扱荷物を「荷物(新聞紙に限る)」から「荷物(特約荷物に限る)」に改める。
    • 4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)に継承される。日本貨物鉄道(JR貨物)の駅は、車扱貨物及びコンテナ貨物を取り扱う。
    • 9月12日:富山ターミナルビル「マリエとやま」が開業する。
    • 12月25日:富山駅前のロータリー交通方式を廃止し、同日より三点交差式に変更された。
  • 1988年(昭和63年)
    • 2月5日:駅長室を改装する。
    • 3月17日:便所を移転し、改装する。
    • 7月10日:駅舎外壁を改修する。
    • 7月15日:コンコース及び待合室を改装する。
    • 7月16日:富山ステーションデパートが改装開店する。
  • 1989年(平成元年)
    • 2月2日:当駅北口再開発事業「とやま都市MIRAI事業」に必要な旧国鉄用地の商業施設化が、日本国有鉄道清算事業団新潟資産管理部の諒承を受ける。
    • 6月22日:JR富山駅と電鉄富山駅の間を結ぶ連結アーケード(全長49.5m、幅3.1m、ライトグレー色。1989年3月末からJR西日本、富山地方鉄道、富山ターミナルビルが共同で建設していた)が完成。
    • 10月14日:発車ベルの騒音による近隣住民の苦情を受け、地元民謡の『こきりこ節』のピアノ伴奏を用いた発車メロディー・列車到着メロディの運用を開始するが、駅利用者からは不評だった。
    • 12月20日:当駅駅前に自転車駐輪場を設置する。
  • 1990年(平成2年)
    • 3月10日:富山貨物駅に貨物駅の業務を移管し、JR貨物の駅(当駅での貨物の取り扱い)が廃止される。
    • 4月10日:JR西日本子会社たるハートアンドアクションフーズがハチバンとフランチャイズ契約を締結し、当駅構内に飲食店を開業する。
    • 7月21日:JR西日本が富山地方鉄道線直通特別急行「リゾート立山」の運転を開始し、再び当駅構内に連絡線を敷設する。大阪駅発午前8時25分富山駅着午後0時6分特別急行「雷鳥15号」及び富山駅発午後3時大阪駅着午後7時8分の「雷鳥38号」にキハ65形気動車を2輌連結し、富山地方鉄道線内においてはキハ65形気動車が自走する。
    • 8月12日:富山市が富山駅を南北に結ぶ<地下通路と地下歩道の建設方針を固める。この時点の駅南北地下道の幅員は6〜4mであった。
  • 1991年(平成3年)12月27日:当駅より当駅駅前再開発ビル(現:富山ステーションフロントCiC)を連絡する地下道を、当駅北口連絡地下道と接続し使用を開始する。
  • 1992年(平成4年)3月24日:日本国有鉄道清算事業団の用地整備事業のため、旧富山港線ホームを解体し、新富山港線ホームの使用を開始する。
  • 1994年(平成6年)10月28日:当駅構内にコンビニエンスストアハートインが開業する。
  • 1995年(平成7年)
    • 4月20日:特別急行「サンダーバード」の運行を開始し、始発駅たる当駅においてその記念式典を行う。
    • 4月21日:運輸省(現・国土交通省)が北陸新幹線富山駅暫定整備計画を決定し、日本鉄道建設公団にその建設を指示する。
    • 4月28日:運輸省が日本鉄道建設公団の当駅駅舎工事実施計画を認可する。
    • 5月25日:日本鉄道建設公団が北陸新幹線富山駅の測量及び設計を開始し、北陸新幹線整備調整事業起工式を挙行する。
    • 8月24日:日本鉄道建設公団、北陸新幹線富山駅建設に向け地質調査に着手する。
  • 1995年(平成8年)7月1日:当駅北側の「アーバンプレイス」ビルが開業する。
  • 1997年(平成9年)
    • 2月28日:当駅を高架化して南北を一体化し、地上及び地下の歩道により連絡できるように「複断面方式」とする基本計画を、第三回富山駅周辺地区南北一体的なまちづくり基本計画策定調査委員会が決定する。
    • 3月:名古屋鉄道の直通特急「北アルプス」の乗り入れを中止する。
    • 10月1日:当駅北口にみどりの窓口を開設する。
  • 1998年(平成10年)12月19日:当駅南口駅舎2階にレンタルビデオ店が開業する。
  • 1999年(平成11年)
    • 4月10日:当駅開業100周年紀念式典を挙行する。
    • 12月4日:同年7月より第55回国民体育大会に向けて建設中であった当駅北口駅舎が新築竣工する。
  • 2000年(平成12年)
    • 1月12日:列車の発車時刻等を表示する電光掲示板を設置する。
    • 1月22日:同年2月8日からの北陸本線列車集中制御装置導入に伴い、『こきりこ節』の列車到着・発車メロディーの使用を取りやめ、試験的にこれを電子メロディへ変更する。
    • 1月30日:第55回国民体育大会に向け、当駅南口駅舎待合室を改装する。改札室をホーム側に移設新築し、1階西側の待合室を400m2に広げ、8つの店舗を1箇所に集約した。
    • 2月8日:北陸本線列車集中制御装置導入に伴い、正式に北陸本線標準電子メロディを発車合図として使用開始する。
    • 2月11日:富山ステーションデパートをとやま駅特選館に名称変更し、改装開店する。
    • 4月28日:北口に黒川雅之がデザインした『風と光の塔』(高さ21m)が完成。
    • 7月26日:北口の地下道および地下広場が完成。
  • 2001年(平成13年)5月27日:当駅南口広場にて北陸新幹線上越 - 富山間の起工式を挙行する。
  • 2002年(平成14年)1月2日:在来線高架化を連続立体交差とする方針を固める。
  • 2005年(平成17年)
    • 3月8日:富山市が高架化工事完成後の当駅の完成予想図を示す。
    • 6月27日:富山駅周辺立体交叉事業が国土交通省によって認可される。
    • 10月6日:北陸新幹線の着工に伴う高架化工事が開始される。
  • 2006年(平成18年)3月1日:JR西日本が富山港線を廃止し、再開業まで廃止代替バスが運行される。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月18日:北口仮駅舎の使用を開始する。
    • 10月11日:当駅構内にインターネットカフェ「@カフェサンダーバード」が開業する。
  • 2008年(平成20年)10月20日:JRの下りホームが仮設ホームに切り替えられ、同時に地下通路が廃止される。
  • 2010年(平成22年)
    • 4月19日:JRの上りホームが仮設ホームに切り替えられ、南口仮駅舎での営業を開始する。
    • 5月30日:北陸新幹線富山駅の駅舎建設に着工し安全祈願祭を挙行する。
  • 2011年(平成23年)
    • 5月22日:富山駅付近連続立体交叉事業に係る起工式及び安全祈願祭を挙行する。
    • 11月30日:旧駅舎構内において営業していたとやま駅特選館等の商業施設が閉店する。
    • 12月8日:同日よりとやま駅特選館が南口仮駅舎横の仮店舗にて営業を開始する。
  • 2012年(平成24年)
    • 5月14日:旧南口駅舎の解体に着手する。
    • 11月17日:北陸新幹線開業後に使用される新駅舎の着工を開始。
  • 2015年(平成27年)
    • 3月13日:とやま駅特選館が閉店する。
    • 3月14日:北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴い、新幹線富山駅が開業。また北陸本線のあいの風とやま鉄道への移管に伴い、在来線富山駅を同社へ移管。同日より南口仮駅舎を閉鎖し、新駅舎の使用を開始する。これに伴い、構内の郵便差出箱を撤去し、郵便差出箱上に設置されていた売薬像を富山県薬業会館に移設する。また、当駅構内に商業施設「とやマルシェ」及び「クラルテ」が開業する。
    • 3月26日:あいの風とやま鉄道の駅でICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
    • 4月20日:あいの風とやま鉄道上り線とJR高山本線ホーム(1 - 3番)が、高架に切り替えられると共に、2階(中2階)改札口(新幹線連絡口)が使用を開始。
    • 10月25日:天皇が第35回全国豊かな海づくり大会出席のため、皇后と共に富山駅を着御する。
  • 2016年(平成28年)
    • 2月19日:北口にみどりの券売機が設置される。
    • 2月27日:ICOCA定期券の販売また利用を開始する。
  • 2017年(平成29年)3月13日:あいの風とやま鉄道線ホームにおいて、『ふるさとの空』を接近メロディ、『四季』を発車メロディとして導入。
  • 2019年(平成31年・令和元年)
    • 3月4日:あいの風とやま鉄道線下り線ホームの高架化が完了し、南北別々にあった改札口を駅構内の新設の改札口に一本化する。
    • 4月21日:駅の南北を繋ぐ仮設の自由通路を設置。
    • 10月上旬:南北自由通路を拡大。
  • 2020年(令和2年)3月21日:路面電車の南北接続および、自由通路完成。
  • 2022年(令和4年)3月18日:商業施設「MAROOT」が開業。

電鉄富山駅

  • 1914年(大正3年)
    • 12月6日:富山軽便鉄道の富山駅 - 笹津駅間の開通と同時に、富山軽便鉄道の富山駅が開業する。軌間1,067mm、動力は蒸気。
    • 12月28日:富山軽便鉄道が国有鉄道富山駅の共同使用を開始する。
  • 1915年(大正4年)10月24日:富山軽便鉄道が富山鉄道に社名を変更する。
  • 1930年(昭和5年)3月5日:富山鉄道が飛越線(現・高山線)開業に伴う経営悪化によって富山駅-笹津駅間の廃止申請を行う。政府はこれを認めず、飛越線開業に伴う赤字補填方針を打出し、昭和6年度より予算7万円を計上する。
  • 1931年(昭和6年)
    • 6月24日:富山電気鉄道の富山駅 - 上市駅間の鉄道敷設工事施行が認可される。
    • 9月25日:当駅 - 富山田地方駅間が竣工する。
    • 10月3日:富山電気鉄道の当駅 - 富山田地方駅間が開通し、電鉄富山駅が開業する。軌間1,067mm、電化(直流1,500V)。
    • 11月7日:当駅 - 滑川駅間において直通運転を開始する。
  • 1933年(昭和8年)
    • 3月17日:富山鉄道が富山駅-堀川新駅間の富南鉄道に対する譲渡申請を行う。
    • 3月31日:富山鉄道が富山駅-堀川新駅間の譲渡契約を富南鉄道との間に締結する。
    • 4月20日:富山鉄道が解散し、富山駅 - 堀川新駅間を富南鉄道に譲渡する。
  • 1937年(昭和12年)4月16日:富南鉄道が富山電気鉄道の傘下に入り、同社社長に佐伯宗義が就任する。
  • 1941年(昭和16年)12月1日:富山電気鉄道が富南鉄道を合併[注 3]。富山駅 - 南富山駅間は同社富南線所属となる。
  • 1943年(昭和18年)1月1日:富山電気鉄道が富山県内の鉄道会社を合併し、富山地方鉄道に社名を変更する。路線名が整理され、電鉄富山駅 - 西三日市駅間が本線、電鉄富山駅 - 粟巣野駅間が立山線となる(電鉄富山駅 - 稲荷町駅間は電化された本線と非電化の立山線との単線並列)。
  • 1945年(昭和20年)8月2日:富山大空襲により当駅が罹災する。
  • 1946年(昭和21年)
    • 6月1日:電鉄富山駅(富山駅) - 稲荷町駅間のうち旧富南鉄道線の軌道(富南線)が電化され、立山線粟巣野駅までの直通運転を開始。
    • 10月31日:富山大空襲による戦災により焼失した駅舎を復旧する。
  • 1957年(昭和32年)9月1日:地鉄の駅で初めて自動券売機を設置する。
  • 1960年(昭和35年)1月7日:自動券売機を増設する。
  • 1961年(昭和36年)10月15日:第20回全日本産業安全大会への台臨のため行啓中の明仁親王及び美智子皇太子妃が、当駅より電鉄魚津駅に向け出御する。
  • 1964年(昭和39年)4月10日:当駅 - 宇奈月駅間に途中停車なしの特別急行列車の運行を開始する。
  • 1967年(昭和42年)11月30日:本線の当駅 - 電鉄桜井駅(現・電鉄黒部駅)間がCTC化する。
  • 1968年(昭和43年)6月11日:当駅 - 宇奈月駅間の途中停車なしの特別急行列車の運行を休止する。
  • 1969年(昭和44年)
    • 4月1日:当駅 - 宇奈月駅(現・宇奈月温泉駅)間を本線に改称する。
    • 5月28日:昭和天皇及び香淳皇后が当駅を利用する。
  • 1970年(昭和45年)5月10日:当駅 - 宇奈月駅間及び当駅 - 千寿ヶ原駅間に特別急行列車の運行を開始する。
  • 1971年(昭和46年)1月1日:定期券専用自動改札機の使用を開始する。
  • 1981年(昭和56年)4月1日:自動改札機を廃止する。
  • 1985年(昭和60年)
    • 5月5日:当駅構内改築工事を開始する。
    • 7月17日:富山ターミナルビル及び富山地方鉄道が、建設中の「富山ターミナルビル」及び「電鉄富山駅ビル」の計画概要を公表する。
    • 11月24日:当駅構内改築工事を完了する。
    • 11月28日:富山駅前立体駐車場が完成し、電鉄富山駅の乗務区施設を移転する。
  • 1986年(昭和61年)
    • 5月21日:電鉄富山駅舎の仮駅舎(プレパブ平屋建て、駅プラットホーム北側に建設)を建設(6月21日まで)。その後6月25日までに旧駅舎の解体を実施。
    • 6月28日:電鉄富山駅ビル起工式。
    • 11月1日:当駅駅ビル竣工により、ホームを移設する。これにより路線は、0.1粁短縮される。
  • 1987年(昭和62年)12月5日:電鉄富山駅ビル「エスタ」が開業する。
  • 1992年(平成4年)11月25日:各駅においてヤマト運輸宅急便の受付を開始する。
  • 1996年(平成8年)8月12日:エスタ1階に「ちてつベストツアーセンター」がオープン。
  • 2010年(平成22年)3月14日:駅構内の乗車券センターに、富山軌道線に導入されたIC乗車券「ecomyca」(えこまいか)の自動チャージ機(積み増し機)を設置する。
  • 2012年(平成24年)3月17日:当駅をはじめ鉄道路線の17駅にecomyca対応の自動改札機が設置され、使用を開始する。
  • 2023年(令和5年)5月20日:当駅より東側約700mの高架化工事の起工式を挙行。富山県はこの時点で2026年度末までの完成を目指すとしていたが、資材価格の高騰などを受け見直しを検討していた。最終的には2年遅れの2028年度となることが同年6月23日に判明した。

電鉄富山駅・エスタ前停留場

  • 1913年(大正2年)9月1日:富山電気軌道本線の富山駅前 - 共進会場前(現在の堀川小泉)間および支線の富山駅前 - 総曲輪(現在の丸の内) - 西町間が開業に伴い、同社の富山駅前停留場として開業する。軌間1,067mm、電化(直流600V)。
  • 1920年(大正9年)
  • 7月7日:富山電気軌道が富山市に対し当該路線の軌道敷設免許及び事業経営権を譲渡する許可を受ける。
  • 7月1日:富山市に富山市電軌課が発足。富山電気軌道が市に譲渡され、富山市営軌道となる。
  • 1921年(大正10年)8月4日:富山駅前 - 西町間の複線化が完了する。
  • 1922年(大正11年)
  • 7月7日:富山市営軌道が富山駅乗入軌道の免許を取得する。
  • 10月13日:富山駅構内への乗入れを開始する。
  • 1934年(昭和9年)頃:桜橋 - 富山駅前 - 総曲輪間のルートを変更する。変更前の富山駅前停留場の位置は現在の富山駅停留場付近(富山駅構内)にあったが、ルート変更で現在地付近(富山駅構外)へ移設された。
  • 1936年(昭和11年)10月13日:富山駅構内乗入線が開通により当停留場を移設し、富山駅構内に再度乗入れる。
  • 1943年(昭和18年)
  • 1月1日:路線譲渡により富山地方鉄道の停留場となる。
  • 11月29日:富山駅構内乗入線を廃止し、路盤を撤去する。
  • 1945年(昭和20年)
  • 8月2日:富山大空襲の戦災により休止する。車輌及び軌道は全滅した。
  • 9月16日:富山駅前 - 南富山駅間に代行バスの運行を開始する]。
  • 1946年(昭和21年)1月14日:南富山駅前 - 富山駅前間復旧に伴い営業を再開する。午前7時より午後6時まで4車輌で15分間隔の運行であった。
  • 1949年(昭和24年)3月15日:富山駅前 - 旅篭町間復旧に伴い総曲輪方面の営業を再開する。
  • 1954年(昭和29年)4月1日:笹津線の富山駅前乗入れを開始する]。
  • 1967年(昭和42年)10月10日:笹津線の富山駅前乗入れを廃止する]。
  • 1970年(昭和45年)4月8日:富山駅前-南富山駅間のワンマン運転化を実施する。
  • 1988年(昭和63年)5月1日:接近表示装置を設置する。
  • 1997年(平成9年)8月12日:南富山駅行富山駅前停留場の拡幅を行う。
  • 2015年(平成27年)3月14日:富山軌道線の富山駅 - 電鉄富山駅・エスタ前間開通。富山駅停留場との混同を避けるため電鉄富山駅・エスタ前停留場(でんてつとやまえき・エスタまえていりゅうじょう)に改称する。

富山駅停留場

  • 2015年(平成27年)3月14日:富山地方鉄道富山軌道線の富山駅 - 電鉄富山・エスタ前間開通に伴い、富山駅停留場が開業する。
  • 2020年(令和2年)3月21日:富山地方鉄道富山港線と接続し、相互直通運転を開始。

富山駅北停留場(廃止)

  • 2006年(平成18年)4月29日:富山港線が富山ライトレールに移管され、再開業する(富山地方鉄道富山港線)。架線電圧を直流600Vに降圧する。富山駅北停留場開業。
  • 2010年(平成22年)3月14日:チャージ(入金)機において、富山地方鉄道のIC乗車券「ecomyca」との相互利用を開始する。
  • 2019年(平成31年・令和元年)
    • 3月2日:富山駅北口駅舎の閉鎖により、富山ライトレールの窓口を移転する。
    • 8月4日:富山地方鉄道富山軌道線と富山ライトレール富山港線の接続に伴う工事のため、当停留場を約50メートル北側へ移設する。
  • 2020年(令和2年)
  • 2月22日:富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併されることに伴い、当停留場は富山地方鉄道の停留場となる。
  • 3月21日:富山地方鉄道富山軌道線との接続開始に伴い廃止。

富山駅周辺連続立体交差事業の概要

北陸新幹線関連工事に合わせ、富山駅においては周辺1.8 kmにわたり連続立体交差事業が行われている。この事業は、在来線によって南北に分断された富山駅周辺の土地利用や道路交通の障碍を鉄道の高架化による道路の新設や拡幅によって克服し、合わせて歩行者用の南北自由通路の整備や富山地方鉄道富山軌道線と富山ライトレール富山港線の接続によって南北一体のまちづくりを推進することを目途として行われているものであって、まずJR在来線を一旦北側に移設し、高架化する工事が2005年(平成17年)10月6日より開始された。
2007年(平成19年)3月18日からは北口、2010年(平成22年)4月19日からは南口が工事の影響によって仮駅舎となり、2008年(平成20年)10月20日からは下りホーム、2010年(平成22年)4月19日からは上りホームが仮ホームに切り替えられている。
新幹線の高架ホーム(2面4線)は2015年(平成27年)3月14日より供用が開始され、同時に富山地方鉄道富山軌道線の富山駅停留場が新幹線高架下に開業した。
続いて同年4月20日からはあいの風とやま鉄道線上り方面と高山本線の在来線ホームが高架ホームに切り換えられ、2019年(平成31年)3月4日には、あいの風とやま鉄道線下り方面についても高架ホームへの切り換えが完了した。これにより富山駅の在来線ホームは高架上に2面5線(うち1線は切欠きホーム)が整備された。
引き続き在来線の地上ホームの撤去や南北自由通路の整備等の工事が行われ、2020年(令和2年)3月21日に富山地方鉄道富山軌道線と富山地方鉄道富山港線が接続された。加えて富山地方鉄道本線1.0 kmも高架化され、電鉄富山駅のホームは2面2線となる予定であり、これについては2019年(平成31年)度より事業に着手する方針が示されている。
なおかつて北陸本線と富山地方鉄道線を接続していた当駅構内の連絡線は、一連の事業に係る工事によって廃止されており、この連絡線が高架化工事後に復活する予定は立っていない。
2017年(平成29年)には周辺の再整備が評価されグッドデザイン賞を受賞した。