岸辺(きしべ) |
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所在地 |
大阪府吹田市岸部南一丁目16-1 |
駅番号 |
JR-A43 |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 |
■東海道本線(JR京都線) |
キロ程 |
546.4km(東京起点) |
駅構造 |
地上駅(橋上駅) |
ホーム |
2面4線(乗降は2面2線のみ) |
乗車人員 |
19,989人/日(2023年) |
開業年月日 |
1947年(昭和22年)4月11日 |
駅種別 |
直営駅 みどりの券売機プラス設置駅 |
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岸辺駅 |
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岸辺駅(きしべえき)は、大阪府吹田市岸部南一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅。
駅番号はJR-A43。「JR京都線」の愛称区間に含まれている。
駅名は「岸辺」であるが地名は「岸部」である。
これは当時の日本国有鉄道(国鉄)が駅名に簡便で間違いにくい表記を採用したためである。
なお、岸部という地名は1889年(明治22年)の町村制施行で岸部村が発足したときに「吉志部」を簡略化したものであり、吉志部神社などに古い表記が残る。
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駅名標 |
改札口 |
駅構造
複々線区間内にあり、上り・下りの各内側線・外側線間に1面ずつ、計2面4線(乗降は2面2線のみ)の島式ホームを有する。
分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。
4線とも停車可能であるが、普通電車のみが停車する当駅では基本的に内側の2・3番ホームのみが乗降に使われるため、外側線のホームには安全柵が設置されている。
2012年3月16日までは、改札口とホームが階段と地下通路で連絡している地上駅方式であったが、同年3月17日より、ホームの上に駅舎がある橋上駅方式となった。
地上駅時代はエスカレーターやエレベーターは設置されていなかったが、橋上駅舎化で解消された。
また、橋上駅舎化でみどりの券売機および多目的トイレも設置された。
改札機はICOCAおよびその相互利用可能ICカードに対応。
LED式発車案内は2002年7月29日のJR京都・神戸線運行管理システムの導入に合わせて2・3番のりばのみに設置されていたが、2008年2月20日より改札口にも3段表示できるものが設置された。
直営駅ではあるが駅長は配置されておらず、高槻駅(管理駅)と吹田駅(地区駅)が当駅を管理している。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
線路 |
行先 |
1 |
■JR京都線 |
下り |
外側線 |
(通過列車のみのため閉鎖) |
2 |
■JR京都線 |
内側線 |
大阪・三ノ宮方面 |
3 |
上り |
高槻・京都方面 |
4 |
■JR京都線 |
外側線 |
(通過列車のみのため閉鎖) |
橋上駅舎化工事
吹田操車場跡地に吹田貨物ターミナル駅が建設されるのに先立って、2012年3月17日に橋上駅舎に改築され、使用が開始された。同時にホームを千里丘方へ約40メートル(2両分)延長した上で、エレベーター、エスカレーター、階段が新設された。
また、線路や貨物駅をまたぐペデストリアンデッキを設けることで、線路の北側と駅のアクセスが改善された。
なお、この計画は吹田市が吹田貨物ターミナル駅を受け入れる条件の1つとなっていた。工事は2015年3月14日に完成した。
この準備工事として、駅構内にあったキヨスクとハート・イン岸辺店を閉店としたうえで、2009年7月26日より改札の位置を西側へずらした。また、この工事によって駅本屋の右半分が削られ、2009年10月17日より窓口と改札口の位置が変更された。
2009年11月21日より駅前ロータリーの構造が変更となり、2010年1月17日からは橋上構造物準備工事のために大阪側へと両方向ともホームがずらされ、下り線は1両分、上り線は2両分の仮設ホームが完成した。
歴史
- 1947年(昭和22年)
- 4月11日:国有鉄道東海道本線の千里丘駅 - 吹田駅間(吹田操車場付近)に新設開業。旅客扱いのみ。
- 6月6日:昭和天皇が吹田操車場に行幸(昭和天皇の戦後巡幸)、お召し列車が岸辺駅に発着。
- 1970年(昭和45年)6月25日:鉄筋コンクリートの旧駅舎が完成し、使用を開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1988年(昭和63年)3月13日:路線愛称の制定により、「JR京都線」の愛称を使用開始。
- 1997年(平成9年)7月19日:自動改札機を設置し、供用開始。
- 2002年(平成14年)7月29日:JR京都・神戸線運行管理システム導入。ホームに電光掲示板設置。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 2007年(平成19年)3月18日:駅自動放送を更新。
- 2008年(平成20年)2月20日:改札口に電光掲示板設置。
- 2009年(平成21年)10月17日:橋上駅舎化に伴い、旧駅舎の一部が削られるため、窓口と改札口の位置が変更される。
- 2010年(平成22年)1月17日:橋上駅舎化に伴い、2番のりばを1両分、3番のりばを2両分仮ホームに移設。
- 2012年(平成24年)
- 3月17日:橋上駅舎が仮供用開始。同時にみどりの券売機、エレベーター、エスカレーターが供用開始。ホームのかさ上げ工事が完成すると同時にホームを高槻・京都方面へ2両分移設。
- 5月21日:北口開設。北口駅前広場が供用開始。
- 2013年(平成25年)9月23日:駅構内にハート・インが開店。
- 2015年(平成27年)
- 3月12日:入線警告音の見直しに伴い、接近メロディ導入。
- 3月14日:南口駅前広場の改修工事が完成。これにより、橋上駅舎化事業がすべて完了。
- 2018年(平成30年)
- 3月17日:駅ナンバリングを導入。
- 11月17日:駅北側に商業施設「VIERRA岸辺健都」が開業。駅コンコースと新たに建設した100 mを超える長さのペデストリアンデッキ(後掲の跨線橋写真参照)で直結。
- 2021年(令和3年)
- 11月30日:この日をもってみどりの窓口が営業終了。
- 12月1日:みどりの券売機プラスが稼働開始。
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