JR東海・幸田駅
幸田(こうだ)
東海道線 三ケ根 幸田 相見
所在地 愛知県額田郡幸田町大字芦谷字幸田140-1
駅番号 CA50
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 東海道本線(名古屋地区)
キロ程 318.5km(東京起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員 3,445人/日(2021年)
乗降人員 7,308人/日(2021年)
開業年月日 1908年(明治41年)9月11日
駅種別 無人駅(お客様サポートサービス導入駅)サポートつき指定席券売機設置
幸田駅
幸田駅
幸田駅(こうだえき)は、愛知県額田郡幸田町大字芦谷(あしのや)字幸田にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。駅番号はCA50。幸田町の代表駅である。
幸田町の中心部に位置する駅で、幸田町内にある3駅の中で最初に開業した駅である。
駅名の読みは「こうだ」だが、地名の読みは「こうた」である。これは地名の読みも「こうだ」だった時の名残である。
普通列車及び早朝・深夜のみに運転され岡崎以東で各駅に停車する区間快速のほか、ラッシュ帯には一部の特別快速(下りの朝ラッシュ時のみ)・新快速が、日中を中心に快速の約半数が停車する。
日中は上下線とも概ね毎時3本の列車が停車する。また、留置線に貨物列車が停車していることもある。
ホーム 改札口
ホーム 改札口

駅構造

島式ホーム1面2線を持つ[1]地上駅。下り線側に2本、上り線側に1本留置線がある。
駅舎は構内東側にあり、ホームとは跨線橋で連絡している。
ホームに待合室が設置されている。2008年3月、跨線橋にエレベーター2基の設置が完了した。
お客様サポートサービスの導入された無人駅で、岡崎駅が管理している。
駅舎には自動券売機、サポートつき指定席券売機、自動改札機(TOICA対応)が設置されている。
改札外に待合室(禁煙)があり、長年東海キヨスクが設置されていたが、現在は撤去され代替の自動販売機が設置されている。
また、待合室外での喫煙も禁じられている(一度改札外の植込みでボヤ騒ぎが起きたため)。
駅舎北側より線路西側へ出る地下通路(自由通路方式)がある。ただし、歩行者と自転車専用で自動車等の車輌は通行できない。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 東海道線  上り 豊橋・浜松方面
2 下り 岡崎・名古屋方面

歴史

1900年、相見村(現在の幸田町中部)の志賀藤助村長が同志らと村内に駅設置を企画し、設置期成同盟会を結成。
同盟会は村内各地区ごとに募金を募り、隣村にも協力を依頼した。
相見村の動きを受けて、深溝村(現在の幸田町南部)でも期成同盟会が発足している。
1902年、蒲郡駅~岡崎駅間の複線化により、相見村の山本鍬之助村長と、地元選出の県会議員・足立信次郎の要請で新駅設置は実現段階に入った。
1906年5月1日に相見村・坂崎村・深溝村の3村が合併して広田村が発足。
これを機に、駅設置場所を芦谷信号所北350mとし、1906年6月1日に起工し1908年4月1日に幸田駅として開業した。
当時の自治体名は広田村だったが、既に福島県に広田駅が開業していたため、「幸田駅」と命名した。
当地は、1906年に坂崎村と相見村、深溝村が合併した際に、村内を流れる広田川から「広田村」となっていた。
しかし、駅名をそのまま村名に応用することになり、1908年7月28日に「幸田村」へ改称している。
戦後、駅の利用者増加により町は国鉄に駅の改修を要望するが、国鉄は財政難から難色を示したため町が1952年に跨線橋を設置、1953年には開業時のままで老朽化していた駅舎を改築し、国鉄に寄付した。同年には、国鉄がホームに待合室と上屋を設置している。
1970年、下り待避線が設置された。また、予てからあった西口設置の要望に対し、1974年に駅の西側を結ぶ地下道を設置した。1982年からは駅業務を民間に委託している。
1978年、出雲大社に向かう団体客のため寝台特急出雲が特例として停車することがあった。
当時は団体客のためとはいえ特急を臨時停車させることは異例の措置であった。

年表

  • 1906年(明治39年)4月:国有鉄道東海道線(1909年に東海道本線に改称)の蒲郡 - 岡崎間に芦谷信号所(あしのやしんごうしょ)として設置。
  • 1908年(明治41年)
    • 7月28日:駅名をそのまま村名に応用し、「広田村」から「幸田村」へ改称。
    • 9月11日:駅に昇格、幸田駅が開業。一般駅。
  • 1971年(昭和46年)10月4日:貨物の取扱を廃止。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱を廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道の駅となる。
  • 1996年(平成8年)10月5日:自動改札機設置。
  • 1999年(平成11年)12月4日:ダイヤ改正にて快速・新快速停車駅となる(基本的に三河三谷駅との交互停車)。
  • 2008年(平成20年)3月:エレベーターの設置完了。
  • 2009年(平成21年)8月:TOICA対応タッチパネル式自動券売機稼動開始。
  • 2013年(平成25年)3月15日:待合室の東海キヨスク売店閉店。待合室は自販機のみとなる。
  • 2017年(平成29年)
    • 9月30日:JR全線きっぷうりばの営業を終了。
    • 10月1日:集中旅客サービスシステム(現・お客様サポートサービス)の使用開始に伴い、サポートつき指定席券売機を導入の上、終日無人化。ただし、当駅には周辺駅へ出向く東海交通事業の係員が事務所に常駐。