JR東海・清水駅
清水(しみず)
東海道線   興津 清水 草薙
所在地 静岡市清水区真砂町1番1号
駅番号 CA14
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 東海道本線(静岡地区)
キロ程 169.0km(東京起点)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 1面2線
乗車人員 8,099人/日(2021年)
開業年月日 1889年(明治22年)2月1日
乗換  S 15 新清水駅 - 静岡鉄道静岡清水線 
駅種別 直営駅(管理駅) JR全線きっぷうりば
清水駅
清水駅
清水駅(しみずえき)は、静岡県静岡市清水区真砂町(まさごちょう)にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。
駅番号はCA14。
旧・清水市の中心駅で、現在は清水区の中心駅となっているが、2018年度の乗降人員は草薙駅よりも少ない。
事務管コードは、▲520113。
身延線経由で甲府駅方面に向かう特急「ふじかわ」が停車する。また廃止された「(ワイドビュー)東海」も停車していた。
1986年までは大垣夜行(上りのみ)が深夜に停車していた。
かつては清水港線が分岐していたが、1984年に廃止された。

駅名標 改札口
駅名標 改札口

駅構造

島式ホーム1面2線を持つ地上駅。ホームに接する線路が本線で、その両側にホームのない副本線(待避線)がある。
上り副本線側に保線基地、下り副本線側に保線車両の車庫が設置されている。
構内の東西を結ぶ自由通路に接して橋上駅舎を備える。
駅長・駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、興津駅・草薙駅を管理している。
駅舎内にはJR全線きっぷうりばや自動改札機、自動券売機などがある。
(ワイドビュー)東海や15両以上の列車が停車した時用に、ホーム上の階段裏側に電子電鈴が設置され、車掌に対し乗降終了合図が出せるようになっていたが、現在は撤去されている。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 東海道線  上り 沼津・熱海方面
2 下り 静岡・浜松方面

貨物取扱

かつて当駅では貨物の取り扱いがあり、2002年まで日本貨物鉄道(JR貨物)の駅だった。晩年は車扱貨物のみの取り扱いで、最後まで行われていたのは武田薬品工業の化学薬品の取り扱いで、新南陽駅から輸送されたポリプロピレングリコール(PPG) を当駅でタンクローリーに詰め替えていた。
2001年(平成13年)6月末まで、現在も駅北東にある東燃ゼネラル石油(現・ENEOS)清水油槽所の荷役設備へ専用線が続いており、潤滑油発送が行われていた。晩年の発送先は汐見町駅や安善駅であった。1980年代までは駅南東にある豊年製油静岡工場(現・J-オイルミルズ静岡事業所)へ続く専用線もあり、接着剤などの発送が行われていた。
国鉄分割民営化前には、駅舎北に複数の有蓋車用貨物ホームが、駅東南(現在の清水テルサ付近)に1面1線のコンテナホームがあったが、1984年(昭和59年)1月に東静岡駅に集約され、廃止された。現在コンテナホーム跡は保線車両の留置線及び資材積み込み所となっている。

清水(しみず)
清水港線   清水 清水港
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 清水港線
キロ程 0.0km(清水起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1916年(大正5年)7月10日
廃止年月日  1984年(昭和59年)4月1日
清水港線(しみずこうせん)は、静岡県清水市(現・静岡市清水区)の清水駅と三保駅を結んでいた、日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線(地方交通線)である。
貨物輸送の衰退もあり、1980年(昭和55年)の日本国有鉄道経営再建促進特別措置法(国鉄再建法)施行により第1次特定地方交通線に指定され、1984年(昭和59年)4月1日に全線が廃止され、バスに転換された。

歴史

  • 1889年(明治22年)2月1日:官設鉄道(現在の東海道本線)の江尻駅(えじりえき)として、 国府津 - 静岡間開通時に現在の清水区島崎町に開業。一般駅。
  • 1895年(明治28年)4月1日:線路名称制定。東海道線(1909年に東海道本線に改称)の所属となる。
  • 1916年(大正5年)7月10日:東海道本線の貨物支線(後の清水港線)が江尻 - 清水港間で開業。
  • 1926年(大正15年)7月14日:江尻駅が約300 m上り方向の現在地に移転。
  • 1930年(昭和5年)5月29日: 昭和天皇が静岡県内を行幸。昭和天皇が乗車したお召し列車が静岡駅 - 江尻駅間で往復運転。
  • 1934年(昭和9年)12月1日:清水駅に改称。
  • 1944年(昭和19年)12月1日:東海道本線の貨物支線を清水港線として独立。旅客営業開始。
  • 1969年(昭和44年)4月8日:駅舎改築。
  • 1984年(昭和59年)
    • 1月16日:コンテナ貨物の取扱を廃止。
    • 4月1日:清水港線が廃止。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止。上り「大垣夜行」の停車取り止め。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道・日本貨物鉄道が継承。
  • 1992年(平成4年)12月19日:自動改札機を設置。
  • 2001年(平成13年)8月:貨物列車の発着が終了。
  • 2002年(平成14年)4月1日:日本貨物鉄道の駅(貨物取扱)が廃止。
  • 2003年(平成15年)6月21日:清水駅の橋上駅舎と自由通路が完成。
  • 2008年(平成20年)3月1日:TOICAのサービス開始。