Q6 |
ベースクロックとは何ですか。CPUのクロックとはどう違うのですか。 |
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ベースクロックとは、パソコン動作の基本となるクロック(周波数)のことです。
具体的には、CPU−チップセット−メモリ間のバスの動作クロックを示します。
CPUは、この値に何倍かすることでその動作クロックが決定されます。
例えば、ベースクロック66MHz×逓倍率6倍で400MHzとなります。
ベースクロックが大きい方ほどメモリ転送能力が高くなるし、パフォーマンスも向上します。
だから、CPUが同じ400MHzだとしても、66MHz×6倍というマシンと100MHz×4倍というマシンでは、後者の方がパフォーマンスは高くなるといえます。
従来のマザーボードでは、チップセット−メモリ間のバスの動作クロックとチップセット−CPU間のバスの動作クロックが一致していましたが、最近ではこの2者を別々のクロックで動作させていることが多いので注意が必要です。
例えばCPUがCeleronの場合、CPUの外部クロックが66MHzであっても、チップセット−CPU間の転送は、100MHzで動作することになります。
いずれにしてもメモリはチップセット−メモリ間のバスの動作クロックに適応するモジュールを搭載する必要があります。
例えば、上記のケースは100MHzに対応するPC-100メモリが必要になります。
最近では、チップセット−CPU間のバスの動作クロックをシステムバスクロック、チップセット−メモリ間のバスの動作クロックをメモリバスクロックと区別するようになっています。
だからベースクロックという用語は最新マザーボードでは適切な用語ではなくなっています。 |
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