JR北陸新幹線・えちごトキめき鉄道 上越妙高駅
上越妙高(じょうえつみょうこう)
北陸新幹線 飯山 上越妙高 糸魚川
えちごトキめき鉄道
妙高はねうまライン
北新井 南高田
所在地 新潟県上越市大和二丁目
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
西日本旅客鉄道(JR西日本)
えちごトキめき鉄道
所属路線 北陸新幹線
妙高はねうまライン
キロ程 176.9km(高崎起点・北陸新幹線)
29.0km(妙高高原起点・妙高はねうまライン)
駅構造 北陸新幹線:高架駅
妙高はねうまライン:地上駅
ホーム 北陸新幹線:2面4線
妙高はねうまライン:1面2線
乗車人員 北陸新幹線:2,171人/日(2017年)
妙高はねうまライン:934人/日(2017年)
開業年月日 1921年(大正10年)8月15日
駅種別 直営駅 みどりの窓口 自動券売機
上越妙高駅
上越妙高駅
とにかく自転車が多数駐輪しています 新幹線ホームに「はくたか」が停車しています
在来線ホームに普通列車が停車しています 新幹線ホームに「はくたか」が停車しています
新幹線駅舎のコンコース
新幹線駅舎のコンコース
上越妙高駅は、新潟県上越市大和二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・西日本旅客鉄道(JR西日本)・えちごトキめき鉄道の駅です。
当駅は上越市南部にあり、市内の高田市街地と妙高市市街地のほぼ中間に位置します。
北陸新幹線の開業に合わせて在来線(信越本線)の移設が進められ、2014年(平成26年)10月19日から旧駅舎西側120mの地点に建設された現在の橋上駅舎の運用が開始され、2015年(平成27年)3月14日には同新幹線の長野駅 - 金沢駅間が延伸開業し、新幹線駅舎の運用が開始されています。
また同日付で信越本線が並行在来線としてJR東日本から経営分離され、第三セクター鉄道のえちごトキめき鉄道へ移管し、駅名を脇野田駅から上越妙高駅に改称しています。
当駅にはJR東日本・JR西日本の北陸新幹線と、えちごトキめき鉄道の妙高はねうまラインの2路線が乗り入れています。北陸新幹線は当駅がJR東日本とJR西日本の管理境界駅となっています。駅施設の管理はJR東日本新潟支社が受託しています。
一方、在来線については駅舎竣工当時から半年間はJR東日本(信越本線)の妙高高原駅 - 直江津駅間の脇野田駅でしたが、北陸新幹線の開業に併せて上越妙高駅に改称し、JR東日本から経営分離されて、えちごトキめき鉄道へ移管されています。
新たな路線名称は「妙高はねうまライン」に改称されています。
特急「しらゆき」が到着しました
特急「しらゆき」が到着しました
北陸新幹線の定期列車のうち、「はくたか」計15往復の全列車が当駅に停車します。上り(長野・東京方面)の定期列車はいずれも金沢駅始発で、当駅の上り始発列車は7時台となることから利便性確保のため、当駅始発・長野駅終着の上り臨時「はくたか」が通年運転の臨時列車として平日朝に1本設定され、長野駅で後続の「かがやき」への乗り換えが可能となっています。
新幹線延伸開業時のダイヤにおける主要駅間の所要時間は、当駅 - 東京駅間が最速で1時間46分、当駅 - 金沢駅間が各駅停車で1時間3分となっています。
また妙高はねうまラインでは新幹線との接続を考慮したダイヤが編成されていて、加えて新幹線と信越本線の柏崎駅・長岡駅方面との接続列車として、新潟駅 - 当駅・新井駅間の特急「しらゆき」5往復と新潟駅 - 新井駅間の快速列車2往復が新設されています。
1918年(大正7年)11月1日、国有鉄道 信越本線の脇野田信号場として開設しています。
1921年(大正10年)8月15日、駅に昇格し、脇野田駅として開業しています。
1949年(昭和24年)6月1日、日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承されています。
1966年(昭和41年)8月24日、信越本線のうち、当駅を含む長野駅 - 直江津駅間が電化されました(直流1,500V)。
1987年(昭和62年)4月1日、国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道(JR東日本)に継承されました。
2003年(平成15年)3月、信越本線のうち、当駅を含む黒姫駅 - 越後石山駅間がCTC・PRC化されています。
2013年(平成25年)6月7日、北陸新幹線の駅名を「上越妙高駅」とすることを発表しています。
新幹線ホーム
新幹線ホーム
2014年(平成26年) 10月19日、信越本線の当駅付近の新線の運用を開始し、駅舎を上越市大和五丁目(当時)地内へ移設しています。在来線駅舎および東西自由通路「脇野田通り」が供用を開始しています。
11月5日、旧駅舎の撤去工事を開始しています。
2015年(平成27年) 3月14日、北陸新幹線 長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴い、新幹線駅舎の供用を開始しました。同時に駅名を上越妙高駅に改称しています。信越本線の長野駅 - 直江津駅間が経営分離されえちごトキめき鉄道へ移管し、路線名を妙高はねうまラインに改称しています。
同年10月1日、えちごトキめき鉄道のダイヤ一部変更に伴い、在来線駅舎の窓口営業終了時刻を19時20分から22時15分に延長しています。
2017年(平成29年) えちごトキめき鉄道の在来線改札口に列車発車時刻を表示する電光式の旅客案内表示器(発車標)が設置されています。在来線駅舎の窓口営業終了時刻を22時15分から19時30分へ再度変更しています。
2018年(平成30年) 3月17日 - ダイヤ改正で新たにあいの風とやま鉄道線・日本海ひすいライン(泊駅 → 新井駅間)の直通列車が設定されています。
12月1日 - 住居表示の変更により、駅の住所が大和五丁目から大和二丁目に変更されています。
2019年(平成31年) 3月30日 - びゅうプラザが閉店。開店からわずか4年で撤退となってしまいました。(´;ω;`)
新幹線ホームの出口
新幹線ホームの出口
当駅の在来線駅舎は2014年10月19日、新幹線駅舎は2015年3月14日に、それぞれ運用が開始されています。
信越本線の新線への切り替え工事は同年10月18日夜から翌10月19日早朝の間に実施し、同日の始発から在来線駅の営業を開始し、前述のとおり新幹線開業までの間は引き続き「脇野田駅」として営業していました。また上越市は移設に合わせ、新幹線・在来線両駅舎2階の改札口に面する東西自由通路「脇野田通り」と、西口駅前広場の供用を同日から開始しています。
移設完了時点では東口側の駅前広場は未整備だったが、2015年3月13日から車両乗り入れ等の暫定供用が開始され、引き続き旧線施設の撤去などの施工が進められています。なお旧駅舎の撤去作業は同年11月5日から7日にかけて、旧駅舎付近の長谷川八郎顕彰碑や記念植樹などを東西の駅前広場内へ移設・移植する作業は駅移設後から11月にかけて、それぞれ実施されています。
東口側に面する新幹線駅舎のデザイン原案は「『さくらと雪の平原』 - 心地よい軽やかさと繊細さ」で、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が2010年(平成22年)6月に上越市から要請を受けて作成し、同年10月25日に提示した3案のデザインから、市の諮問機関が同年11月29日に選定した「A案」を基に設計されたもので、外装部は高田公園に舞う桜と高田平野の雪景色をテーマにデザインされ、白を基調とした外壁には風に舞う桜の花びらを模した、桜色のパネルが曲線的に配置されています。また新幹線・在来線両駅舎と自由通路の内装は「和モダン」をテーマにデザインされており、天井や壁面などの内装部材には越後杉などの県内産木材が使用されています。
新幹線ホームの改札口
新幹線ホームの改札口
東口側の新幹線駅舎は、JR東日本新潟支社が管理する直営駅(駅長配置)で、自駅のみの管理駅として運営が行われています。駅舎3階に設けられたホームはフロア全体がスノーシェルターで覆われた高架構造で、島式ホーム2面4線を有しています。
通過線は無いが、主本線となる内側の上下2線のホームは高速通過が可能な設計が用いられ、列車通過時の安全確保のため、列車とホームの間隔が通常の新幹線駅のホームよりも4cm程度広く取られています。
4線すべてにホームドア(可動式安全柵)が設置されているほか、両ホームには待合室と喫煙所が各1箇所設けられています。
シェルターの窓ガラスには桜吹雪のプリントが施されているほか、発車メロディには上越市大潟区出身の小山作之助作曲の唱歌『夏は来ぬ』が使用されています。
駅機能は自由通路に面する2階のコンコースに設けられています。改札口には自動改札機が4通路(入場用1通路、出場用1通路、両用2通路(内1通路は車イス対応))設置されていて、全通路でモバイルSuica特急券が利用できます。
改札機に隣接する有人改札は、カウンター設置のウォークスルー型となっています。このほか改札内にはトイレ、待合室などが設けられています。
また改札外にはみどりの窓口(営業時間 6時00分 - 21時20分)が設けられています。自動券売機は、みどりの窓口横(タッチパネル式券売機1台・指定席券売機2台、営業時間はみどりの窓口に準ずる)と、コンコース内(タッチパネル式券売機・指定席券売機各1台、営業時間 5時30分 - 22時40分)の2箇所に設置されています。
みどりの窓口・指定席券売機のいずれも、JRグループのインターネット予約サービスのうち、JR東日本の「えきねっと」とJR西日本の「e5489」に対応しています。
このほか改札外にはコンビニエンスストア「NewDays」(Suica電子マネー利用可・みずほ銀行ATMあり、営業時間 6時20分 - 21時20分)、地域産業・観光PRスペース、コインロッカー(Suica対応型)などが設けられています。コンコース内の柱面には桜吹雪のプリントガラスが施されているほか、木製ベンチの素材には形状に変化のある根曲り杉を有効活用するなど、随所で木質化が図られています。
なおバリアフリー対策として改札内コンコースと両ホームの間にはエレベーター各1基、エスカレーター上下各1基が設置されているのをはじめ、改札内のトイレにはオストメイト対応の多機能トイレが、同トイレ横には授乳スペースとして利用できるベビー休憩室が、改札外コンコースの自由通路沿いには音声案内装置を備えた触地図が設けられています。
西口側の在来線駅舎は地上駅で、2階に駅舎を有する橋上構造となっていて、島式ホーム1面2線(7両編成対応:有効長145m)を有しています。
えちごトキめき鉄道が直営駅として管理を行っています。 早朝や深夜に発着するワンマン列車では、切符の収集・運賃精算は車内で行われますが、通常は改札口にて改札業務が実施されています。
駅構内には有人改札口・窓口(いずれも営業時間 7時00分 - 19時30分)・タッチパネル式自動券売機(2台)・化粧室・屋内待合室が設置されています。
JR東日本新潟支社管内の特別企画乗車券のうち、えちごトキめき鉄道の区間が含まれる「えちごツーデーパス」と「しらゆきWきっぷ」は線内の主要駅でも取り扱っていますが、当駅では新幹線駅舎の窓口・指定席券売機でのみ発売しており、在来線駅舎の窓口では取り扱っていないので注意が必要です。
このほか、改札内コンコースには自動販売機・トイレ・待合室が設けられています。在来線駅舎でも壁面やコンコース柵の素材として越後杉が用いられるなど、随所で木質化が図られています。
バリアフリー対策として改札内コンコースとホームの間にはエレベーター1基が設置されています。
なお、在来線駅舎は移管前の2015年3月13日までの半年間はJR東日本新潟支社が「脇野田駅」として管理していて、直江津駅が統括管理する業務委託駅で、駅業務はジェイアール新潟ビジネス(JNB)が受託していました。有人改札を兼ねる出札窓口の営業時間は7時30分から17時45分までとなっていました。自動券売機はタッチパネル式が1台設置されていました。駅名は前述のとおり、新幹線開業および信越本線の移管に伴い改称されています。
新幹線・在来線の各コンコースは、自由通路に面する2階に設けられています。相互間の乗り換え専用通路は設けられておらず、乗り換え動線は自由通路を経由する経路のみとなります。
自由通路(上越妙高駅自由通路)は上越市が管理していて、2階平面部の延長約61m、幅約10mを有し、東西双方に昇降施設が設けられています。終日通行可能で、歩行者のほか自転車も通行できますが、自転車は危険防止のため押して徒歩で通行する必要があります。
この自由通路の愛称「脇野田通り」は駅周辺のかつての地名で、旧駅名でもある「脇野田」に由来しています。

新幹線のりば
番線 事業者 路線 方向 行先 備考
11・12 JR東日本 Shinkansen-E.svg 北陸新幹線 上り 長野・高崎・東京方面 当駅始発は11番線
13・14 JR西日本 下り 富山・金沢方面  


在来線のりば
のりば 路線 方向 行先
1・2 妙高はねうまライン 上り 妙高高原方面
下り 直江津方面
・一線スルー方式となっており、列車の行き違いがない場合は上下とも1番線を使用する。
・2番線は列車交換時のほか、当駅始発列車などが使用する。