IGRいわて銀河鉄道・滝沢駅
滝沢(たきざわ)
いわて銀河鉄道線   巣子 滝沢  渋民
所在地 岩手県滝沢市野沢90
所属事業者 IGRいわて銀河鉄道
所属路線 いわて銀河鉄道線(JR花輪線直通含む)
キロ程 12.2km(盛岡起点) 東京から547.5km
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員 2,527人/日(2023年)
開業年月日 1906年(明治39年)1月21日
駅種別 直営駅
滝沢駅
滝沢駅
滝沢駅(たきざわえき)は、岩手県滝沢市野沢にある、IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線の駅である。
好摩駅から乗り入れる東日本旅客鉄道(JR東日本)花輪線の列車も利用可能である。

待合室 ホーム
待合室 ホーム
701系電車 駅名標
701系電車 駅名標

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅である。互いのホームは跨線橋で連絡している。
岩手郡滝沢村時代の国鉄末期の合理化により一旦無人化された(出札自体は駅併設の喫茶店の簡易委託により継続)ものの、ベッドタウン化が進み利用者が増加したことからJR民営化後に直営の出札窓口が復活、その後、2つの大学の立地などによる利用者の増加が続きJR時代末期にはみどりの窓口も開設されていた。
IGR転換後は盛岡駅管理の直営駅(盛岡駅所属滝沢在勤)となっている。IGR移管当初は当駅折り返しの列車が設定されていなかったが、近年は沿線の人口増加により盛岡方面の当駅折り返しの便が、2010年12月4日の時刻改正前まで朝夕中心に、同日以降は日中にも当駅折り返し便が多数設定されている。
当駅から盛岡駅まではラッシュ時を中心に乗車率が非常に高く、日中でも概ね30分に1本程度の間隔で盛岡方面への列車が確保されている。
駅舎内には出札窓口、自動券売機が設置されている。2003年(平成15年)2月10日からIGR直営の旅行代理店「銀河鉄道観光」が設置されていたが、2006年(平成18年)12月1日をもって厨川駅へ移転した(その後2010年3月にIGR本社内に再移転)。
上り2・3番線プラットホームの盛岡側の端に、2017年(平成29年)10月14日の鉄道の日に際して、鉄道写真撮影専用スペース「TRAIN SPOTTER'S」が開設された。
フェンスで囲まれ、滑り止め効果のある舗装を施して、安全に撮影ができるように配慮されている。
TRAIN SPOTTERは、イギリスで鉄道ファンを指す言葉で、鉄道ファンのためのスペースという意味を込めて'Sを付けている。

のりば

番線 路線 方向  行先 備考 
 1  いわて銀河鉄道線 下り 八戸方面  
JR花輪線  大館方面   
2 いわて銀河鉄道線 上り 盛岡方面 当駅始発 
 3  いわて銀河鉄道線
JR花輪線含む) 
 
 
  •  2番線は上下線の待避線としても使用できる。

歴史

  • 1906年(明治39年)
    • 1月21日:日本鉄道の駅として開業。日本鉄道時代に最後に開業した駅である。
    • 11月1日:日本鉄道が国有化。官設鉄道の駅となる。
  • 1909年(明治42年)12月1日:電報取扱開始。
  • 1962年(昭和37年)4月1日:貨物取扱廃止。
  • 1967年(昭和42年)9月15日:複線化と同時に現在地に移転。以前は西へ300mほどの場所にあった。
  • 1974年(昭和49年)5月18日:第25回全国植樹祭に行幸する昭和天皇のお召し列車が到着。
  • 1980年(昭和55年)5月:業務委託駅となる。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:無人化。簡易委託により出札は継続。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
  • 1993年(平成5年)12月1日:出札業務を簡易委託から直営に変更し、一部の指定席券が買えるようになる。
  • 1994年(平成6年)12月7日:構内で普通列車の機関車が脱線して傾き貨物列車に接触する事故起きる。負傷者なし(滝沢駅列車脱線衝突事故)。
  • 1999年(平成11年)6月:みどりの窓口設置。
  • 2002年(平成14年)12月1日:東北新幹線八戸延伸に伴い、JR東日本から分離され、IGRいわて銀河鉄道の駅となる。
  • 2003年(平成15年)2月10日:いわて銀河鉄道の旅行部門「銀河鉄道観光」が駅舎内にオープンした(近畿日本ツーリストグループ特約店)。
  • 2006年(平成18年)
    • 1月21日:開業100周年の記念セレモニー挙行をし、写真展を開催。
    • 12月1日:滝沢駅構内における銀河鉄道観光窓口営業を終了し、厨川駅に移転。
  • 2008年(平成20年)12月1日:駅構内に豆腐料理専門店「田楽茶屋 滝沢駅内店」がオープン。
  • 2012年(平成24年)12月:「田楽茶屋 滝沢駅内店」が閉店。
  • 2014年(平成26年)3月16日:駅の愛称(副駅名)を学園の杜(がくえんのもり)として使用開始。
  • 2015年(平成27年)6月8日:駅構内に立ち呑み屋「串焼処 銀河」がオープン。
  • 2017年(平成29年)10月14日:プラットホームの端に鉄道写真撮影専用スペース「TRAIN SPOTTER'S」がオープン。
  • 2019年(令和元年)5月30日:「串焼処 銀河」が閉店。