JR東日本・JR貨物・土浦駅
土浦(つちうら)
常磐線   荒川沖 土浦 神立
所在地 茨城県土浦市有明町1-30
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線  常磐線
キロ程  63.8km(日暮里起点)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面3線
乗車人員 14,376人/日(2023年)
開業年月日 1895年(明治28年)11月4日
駅種別 直営駅(管理駅) みどりの窓口
土浦駅
土浦駅
土浦駅(つちうらえき)は、茨城県牛久市ひたち野西三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線の駅である。
牛久市北部に位置する。
1985年に開催された国際科学技術博覧会(科学万博)の臨時駅・万博中央駅の跡地に、1998年に開業した。
2023年現在、茨城県内の常磐線の駅では最も新しく開業した駅である。

ホーム 土浦駅入り口
ホーム 土浦駅入り口
改札口 E531系
改札口 E531系

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地上駅で、橋上駅舎を持つ。
JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している龍ケ崎市駅管理の業務委託駅。
みどりの窓口・Suica対応自動改札機・指定席券売機・自動券売機設置駅。改札口・ホームにLED式発車標が設置されている。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考 
1 常磐線 下り 友部・水戸・勝田・いわき方面  日中の普通列車は2・3番線
2・3 常磐線上野東京ライン)   上り 我孫子・上野・東京・品川方面  日中は当駅始発水戸方面列車も発着

付記事項

  • 上野方面からの当駅止まりの列車は、日中時間帯の当駅発水戸方面の列車に接続するものについては2・3番線に到着し、その後折り返し上野方面行きとなる。それ以外のものは1番線に到着する。
  • 水戸方面からの列車は、特急が主に2番線に着発する。普通列車については、当駅での付属5両の連結を行なわず、短時間のみ停車する場合は主に2番線、特急列車の通過待ち及び接続がある時は3番線へ着発する。
  • 2022年3月12日のダイヤ改正より、日中時間帯(下りは9 - 14時台、上りは11 - 15時台)の当駅以北の列車は5両編成での運転となり、2番線で折り返す。基本的には同一ホーム上での乗換を可能としている。他に、上野方面からの15両編成の列車の基本編成(10両)を切り離す列車が3本あり、このうち2本は2番線着発で、残った基本編成が折り返し上り列車となる。2024年3月16日ダイヤ改正より、日中時間帯の当駅以北の一部列車が5両編成のワンマン運転となるが、特急列車や上野方面の普通列車、日中時間帯以外の水戸・勝田方面については従来通り車掌が乗務する。
  • 1番線ホームと2・3番線ホームのグリーン車乗車口付近に1台ずつ計2台Suica専用のグリーン券自動券売機が設置されている。
  • 各ホームの上野方面寄りに喫煙ルームが設置されているが新型コロナウイルス感染拡大防止により2020年以降は使用中止である。
  • 1番線ホームと2・3番線ホームの水戸方面寄りに待合室が設置されている。なお、1番線の待合室は近年改装され、電源コンセントも整備されており、スマートフォンの充電などが可能になる。
  • 中央改札付近にみどりの窓口・指定席券売機・自動改札機が設置されている。
  • 直営駅であり土浦営業統括センター所在駅。管理駅として藤代駅 - 羽鳥駅間の各駅を管理している。

駅舎・設備

かつては軍艦の形状を模した「船型駅舎」で有名であった。
ホームの上空に橋上駅舎を持ち、駅舎の西口と一体となる形で5階建ての駅ビルを有する。かつては水戸ステーション開発が「WING(ウイング)」(1983年4月開業)として営業をしていたが、2008年7月13日で営業を終了し、改装工事を施工の上2009年7月24日にイオンモールが運営する「ペルチ土浦」として開業したが、のちにJR東日本グループのアトレが運営企業となっている。
東口は駅舎から跨線橋(屋内型)を通った先にあり、出口1階には土産物店の「きらら館」があったが、土浦市役所1階に移転し、跡地には土浦駅東口サイクルステーションができた。
バリアフリーに対応するため東口・西口から改札間、改札からホーム間をそれぞれ連絡するエスカレーター・エレベーターが設置されている。
立ち食いそば店が1番線と2・3番線ホームにある。また、コンビニエンスストア「NEWDAYS」がコンコースと改札外の東西出口を結ぶ跨線橋上に店舗を構えている。
2020年8月5日には、改札外コンコースにいばらき食材を活用した店舗「ビアードパパ土浦店」が開業した。車椅子対応トイレが設置されている。
2008年3月下旬にコンコースの改良工事が完工した。
2018年3月29日に新しい駅ビル「プレイアトレ土浦」の部分開業に伴い、土浦駅ホーム待合室及び喫煙所(当時)にサイクリングをイメージする装飾を実施した。
2019年3月29日から駅構内の階段壁面に装飾を行い、土浦や周辺の観光資源や自転車のイメージを装飾することで、「土浦=サイクリング」のイメージ定着に取り組む。

発車メロディ・駅自動放送

1991年10月13日より、それまでの発車ベルに代わり発車メロディが導入された。
1番線は、モーツァルトの楽曲である「きらきら星変奏曲」であり、同じ路線にあるいわき駅と同様にクラシック音楽が採用されている。
2・3番線は、かつてはモーツァルトの「ロンドKV.485」を採用していたが、2009年8月1日から土浦市のイメージソング「風の贈り物」に変更された。

筑波鉄道筑波線  
筑波鉄道 土浦(つちうら)
筑波線 土浦 新土浦
所属事業者 筑波鉄道
所属路線 筑波線
キロ程 0.0km(土浦起点)
駅構造 地上駅
乗降人員 2,647人/日(1977年 - 1979年度)
開業年月日 1918年(大正7年)4月17日
廃止年月日 1987年(昭和62年)4月1日
筑波鉄道筑波線(つくばせん)は、かつて茨城県土浦市の土浦駅と茨城県西茨城郡岩瀬町(現・桜川市)の岩瀬駅とを結んでいた筑波鉄道の鉄道路線である。
国鉄分割民営化と同日の1987年(昭和62年)4月1日に廃止された。
茨城県南西部、筑波山地西麓の外縁に沿って国鉄常磐線土浦駅と水戸線岩瀬駅を結んでいた非電化路線。
1914年(大正3年)に設立された筑波鉄道(初代)によって敷設され、1918年(大正7年)に土浦駅 - 岩瀬駅間が開業した。
岩瀬から先、真岡を経て宇都宮への延伸計画(宇岩線)も存在したが1934年(昭和9年)に免許が失効している。
その後、モータリゼーションの進行などにより乗客が減少し、1979年(昭和54年)に筑波鉄道(2代目)として鉾田線(鹿島鉄道)とともに関東鉄道から分離された。
分離後、様々な合理化を行ったが経営は好転せず、1984年(昭和59年)には沿線自治体に事業廃止を申し入れた。
1985年(昭和60年)10月1日からの1年間、回数券3割補助などの助成を行ったが乗客は増加せず、1987年(昭和62年)3月31日の運行を最後に翌4月1日に廃止された。
筑波線は旧筑波町域を通過していたため、1960年代より開発の進む筑波研究学園都市からは大きく離れていた。
なお、路線廃止後の筑波鉄道は関鉄筑波商事に社名変更し、不動産業を営む会社として存続していたが、2025年(令和7年)6月1日をもって関東鉄道に吸収合併され、会社としても幕を下ろすこととなった。

貨物駅

JR貨物の設備は旅客駅の東側に並行している。コンテナホームは1面でホームの西側に着発線荷役方式(E&S方式)に対応する着発荷役線(上り2番線)1線、東側に留置線1線が接している。
ホームの東側にある留置線は、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス車両の搬入用に使用されていた。
構内には、営業窓口であるJR貨物土浦営業所が設置されている。
上下線の間の渡り線(片渡り線)は荒川沖駅方面・神立駅方面ともに設置されているが、荒川沖駅方面にある渡り線は荷役線を発着する列車は使用できないため、下り列車は下り本線から荷役線へ直接進入することができない。
そのため列車は一度中線に入線し下り方(水戸方)にある入換線へ引き上げ、推進運転で荷役線へ入線している。

取り扱う貨物の種類

  • コンテナ貨物 - 12 ftコンテナ、20 ft大型コンテナを取り扱う。
  • 産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ている。

貨物列車・トラック便

2025年3月15日現在。専用貨物列車については定期列車の停車が設定されていない。

高速貨物列車

停車する貨物列車は1日2往復であり、このうち下り1本は当駅終着、上り1本は当駅始発となっている。行き先は下り列車は小名浜駅、上り列車は隅田川駅・越谷貨物ターミナル駅 である。

  • 上り:2092レ(土浦→隅田川)、2094レ(小名浜→越谷(タ))
  • 下り:2095レ(東京(タ)→小名浜)、2097レ(隅田川→土浦)
トラック便
  • 水戸オフレールステーションとの間に1日2往復運行されている。

駅弁

2022年現在、駅弁の販売は行われていない。
かつては、1番線に「富久善」による構内営業があり、主な駅弁として下記を販売していた。
  • うなぎ丼
  • つちうら和弁当
  • 常陸牛どん
しかし、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で、駅前の店舗が被災するなどしたため一時休業、その後駅構内販売を再開したものの、2012年2月に廃業した。
以前は「説田商店」による弁当販売があったが、のちにそば店だけになり、さらに構内営業から撤退した。

歴史

  • 1895年(明治28年)11月4日:日本鉄道土浦線の停車場として開業、旅客・貨物営業を開始。
  • 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化され、官設鉄道の所属となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により常磐線の所属となる。
  • 1918年(大正7年)4月17日:筑波鉄道土浦 - 筑波間が開業。
  • 1928年(昭和3年)3月22日:常南電気鉄道が根崎 - 土浦駅前間を延伸し、乗り入れ開始。土浦 - 阿見間を結ぶ。
  • 1936年(昭和11年)10月:2代目駅舎(いわゆる「船型駅舎」)が完成。
  • 1938年(昭和13年)
    • 2月28日:常南電気鉄道営業廃止。
    • 6月29日:土浦一帯が集中豪雨により冠水。駅の玄関口に舟がつけられるほどの高さとなった。駅構内は臨時の避難所となった。
  • 1943年(昭和18年)10月26日:駅構内で列車衝突事故(→常磐線土浦駅列車衝突事故)。
  • 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道が発足。
  • 1965年(昭和40年)6月1日:常総筑波鉄道が鹿島参宮鉄道と合併して関東鉄道が発足。常総筑波鉄道は関東鉄道筑波線となる。
  • 1976年(昭和51年)5月24日:第27回全国植樹祭に行幸啓した昭和天皇、香淳皇后が乗車したお召し列車が磯原駅発、土浦駅着で運転。
  • 1979年(昭和54年)4月1日:関東鉄道筑波線が筑波鉄道に分社化。
  • 1981年(昭和56年)10月1日:ダイヤ改正に伴い、一部の特急「ひたち」の停車開始。
  • 1983年(昭和58年)
    • 2月17日:3代目橋上駅舎が完成。東口設置。
    • 4月2日:駅ビル「WING」開業。
  • 1985年(昭和60年)6月25日:昭和天皇が国際科学技術博覧会に行幸。お召し列車が上野駅発、土浦駅着で運転。同月27日、帰路運転。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取り扱いを廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。筑波線廃止。
  • 1991年(平成3年)
    • 2月2日:旅行センターが「びゅうPlaza土浦駅旅行センター」として新装オープン。
    • 10月13日:発車メロディに「きらきら星変奏曲(当時の2番線)」と「ロンドKV.485(当時の3・4番線)」を使用開始。
  • 1995年(平成7年)1月28日:自動改札機を設置し、供用開始。
  • 2001年(平成13年)
    • 10月19日:JR貨物の駅に着発線荷役方式を導入。
    • 11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
  • 2004年(平成16年)2月20日:ATOS放送導入、同時にホーム番線の変更。2 - 4番線から1 - 3番線に改称。
  • 2008年(平成20年)7月13日:駅ビル「WING」営業終了。
  • 2009年(平成21年)
    • 7月24日:駅ビル「ペルチ土浦」が開業。
    • 8月1日:2・3番線の発車メロディを土浦市のイメージソングである「風の贈り物」に変更。
  • 2011年(平成23年)12月9日:駅ビル「ペルチ土浦」がリフレッシュオープン。
  • 2018年(平成30年)3月29日:駅ビル「プレイアトレ土浦」が部分開業。改札外コンコースやホーム待合室などにサイクリングをイメージする装飾を実施。
  • 2019年(平成31年・令和元年)
    • 3月29日:駅構内の階段壁面にサイクリングをイメージする装飾を実施。
    • 3月31日:びゅうプラザ土浦駅(旅行カウンター)営業終了。
    • 4月11日:駅ビル「プレイアトレ土浦」が2回目の開業。
    • 4月26日:下りホームに地域の情報発信スペース、ワーキング・ スタディースペース、イートインスペースの機能を持つ3店舗が開業。
    • 5月31日:駅ビル「プレイアトレ土浦」が3回目の開業。
  • 2020年(令和2年)
    • 3月19日:サイクリングホテル「星野リゾート BEB5 土浦」が開業し、駅ビル「プレイアトレ土浦」がグランドオープン。
    • 8月5日:改札外コンコースにいばらき食材を活用した店舗「ビアードパパ土浦店」が開業。
    • 10月1日:駅ビル「プレイアトレ土浦」が「グッドデザイン賞」を受賞。