弁天島駅(べんてんじまえき)は、浜松市中央区舞阪町弁天島にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。
駅番号はCA37。浜名湖上の弁天島に設置されている。
弁天島の歴史上、舞阪町と新居町との土地争いのため、御料地として扱われていた。1899年(明治32年)に地元に払い下げられたが、御料地になる前の状態で払い下げられた(1881年以降の問題)ため、再度紛争となる。
1890年(明治23年)の地図では、現西浜名橋相当の現3番鉄橋中央西が、新居町(現湖西市)と舞阪町(現浜松市)となっている。
1926年(大正15年)に新居町の弁天島の半分は、現在の新弁天との交換が、浜名郡の指示のもと、両町は異議なしをもって、1942年(昭和17年)に新居町の弁天島部分が舞阪町に編入になった。
また、新居町駅が出来た時点から実質的には、舞阪中心の客、また、1916年(大正5年)の駅舎建設に伴っては、舞阪町側が負担(現在は3代目)。このころから、実質舞阪町の中心駅であった。
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駅名標 |
改札口 |
駅構造
島式ホーム1面2線を有する高架駅。
ホーム幅が広く、ホーム上に駅舎及び改札口、待合所がある。駅の出口は国道301号に面している。
JR東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、鷲津駅が当駅を管理している。
早朝・深夜は無人となる。JR全線きっぷうりば設置駅。
2013年まで毎年7月上旬に弁天島海開き花火大会が開催された際には、当駅始発・終着の臨時列車が多数運転された。
当駅には折り返し設備がないため、浜松方面発着の列車は当駅西隣の新居町駅まで、豊橋方面発着の列車は当駅東隣の舞阪駅まで回送されて折り返した。
現在でもHAMANAKO HaNaBi BENTENJIMA GATEWAY Festivalなど弁天島海浜公園でのイベントの際に臨時列車が運行されることがある。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■東海道線 |
下り |
豊橋・名古屋方面 |
2 |
上り |
浜松・静岡方面 |
歴史
- 1906年(明治39年)
- 7月11日:国鉄東海道線(1909年に東海道本線に改称)の舞坂(現・舞阪)-鷲津間に、弁天島駅(初代)開業。海水浴客のための駅。
- 9月11日:廃止。
- 1907年(明治40年)6月15日:弁天島仮停車場(仮駅)として再開業(夏季のみの営業の臨時駅)。
- 1916年(大正5年)9月1日:駅に昇格、弁天島駅(2代目)開業(通年営業開始)。荷物の取扱を開始。
- 1972年(昭和47年)
- 4月1日:荷物の取扱を廃止。
- 5月1日:駅舎改築。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
- 2008年(平成20年)3月1日:TOICAのサービス開始。
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