JR西日本・長岡京駅
長岡京(ながおかきょう)
東海道線 向日町 長岡京 山崎
所在地 京都府長岡京市神足二丁目4-1
駅番号 JR-A35
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 東海道本線(JR京都線)
キロ程 518.9km(東京起点)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面4線(乗降は2面2線のみ)
乗降人員 36,062人/日(2023年)
開業年月日 1931年(昭和6年)8月1日
駅種別 直営駅 みどりの窓口
長岡京駅
長岡京駅
長岡京駅(ながおかきょうえき)は、京都府長岡京市神足(こうたり)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である。駅番号はJR-A35。「JR京都線」の愛称区間に含まれている。
1931年に開業。当時は乙訓郡新神足村に所在していたことから「神足駅」(こうたりえき)と名乗っていた。神足駅時代に使われていた駅名標が、現在市内の神足公民館前で保存されている。その後、新神足村は合併を経て長岡町となり、1972年10月1日に単独で市制施行して長岡京市が成立した。
当駅は市内で唯一のJR駅であることから、1995年に市名から取られた現駅名に改称した。
市中心部からはやや離れてはいるものの、企業への通勤客を中心に利用客がいる。
また、京都府運転免許試験場(当駅下車後、西口から阪急バスまたは東口から京都市営バス利用)への利用がある。
同じ長岡京市の中でも、より中心部に近い阪急電鉄長岡天神駅のほうが利用者が多かったが、現在は逆転している。
ただし、停車本数は相変わらず長岡天神駅のほうが多い。
長岡天神駅とは異なり、隣接する京都市伏見区西部の住民の利用者も多い特徴がある。
早朝から朝通勤時間帯(おおむね5 - 7時台)においては、快速電車は京都 - 西明石間において快速運転を行うが、当駅はこの電車の京都 - 高槻間の途中駅で唯一の停車駅となっている。

駅名標 改札口
駅名標 改札口

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地上駅(12両編成対応)で、通常の乗降は内側線ホームのみを使う。
場内・出発信号機を有し、停車場に分類される。
駅舎は橋上駅舎であり、改札外の通路は長岡京市の自由通路を兼ねている。
自転車は地下通路を通行することで駅の東西の行き来が可能である。
各ホームにエレベーターが設置されているが、エスカレーターの設置はない。
改札口は1か所設けられている。
出入口は東口と西口の2か所あり、いずれもエレベーターと上りエスカレーターが整備されている。
西口は商業施設などが入居しているビル「バンビオ」の2階部分とペデストリアンデッキで直結している。
直営駅であるが駅長は配置されておらず、高槻駅が当駅を管理している。

のりば

番線 路線 方向 線路  行先
1 JR京都線   上り 外側線  (通過列車のみのため閉鎖) 
2 JR京都線  上り 内側線  京都・草津方面 
3 下り 大阪・三ノ宮方面
4 JR京都線   下り 外側線  (通過列車のみのため閉鎖)  

  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。
1995年8月31日までは朝夕の普通と日中の高槻 - 京都間各駅停車の快速のみ停車しており、外側線ホームには柵があったが、翌9月1日のダイヤ改正に伴い柵が撤去された。
2010年3月13日より当駅に停車する定期列車が再び内側線経由に統一された。
ダイヤ乱れにより快速が外側線経由に変更される場合もあるため、外側線ホームはロープによる封鎖のみだったが、同年5月15日から外側線ホームの柵が再設置され、同時に黄色い点字ブロックや乗車位置表示も撤去されて非常時以外は乗降が不可能になった。ただし、外側線の駅自動放送は数年後まで残存しており、ホームの発車標も外側線表示可能なものが残存している。

歴史

  • 1931年(昭和6年)8月1日:日本国有鉄道東海道本線の向日町駅 - 山崎駅間に神足駅(こうたりえき)として開業。旅客・貨物の取り扱いを開始。
  • 1945年(昭和20年)7月19日:連合国戦闘機の機銃掃射により、駅前にあった日本輸送機の女子工員1名が死亡。付近で農作業などの5名が重軽傷を負った(神足空襲)。
  • 1972年(昭和47年)10月1日:市政施行により、所在地が長岡京市となる。
  • 1985年(昭和60年)
    • 3月14日:日中時間帯の快速停車により、電車線(現・内側線)のホームが12両編成停車対応に増設される。
    • 11月1日:貨物の取り扱いが廃止。小畑川の東側にあった住友セメントのサービスステーションへ専用線が続き、貨物輸送を行っていた。
  • 1987年(昭和62年)
    • 2月:橋上駅舎に改築。
    • 4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 1988年(昭和63年)3月13日:路線愛称の制定により、「JR京都線」の愛称を使用開始。
  • 1995年(平成7年)
    • 6月12日:京都駅以西通過運転の快速の一部が停車となる。
    • 9月1日:長岡京駅に改称。平日の全ての快速が停車となる。
  • 1996年(平成8年)3月16日:ダイヤ改正に伴い、快速が全列車停車となる。
  • 1997年(平成9年)6月22日:自動改札機を設置し、供用開始。
  • 2002年(平成14年)7月29日:JR京都・神戸線運行管理システム導入。
  • 2003年(平成15年)11月1日:ICカード乗車券「ICOCA」の利用が可能となる。
  • 2005年(平成17年)
    • 4月20日:西口に再開発ビル「バンビオ」が完成。
    • 5月:西口のペデストリアンデッキ、バスロータリー、駐車場などの工事が完成。
  • 2007年(平成19年)3月18日:駅自動放送を更新。
  • 2010年(平成22年)
    • 3月13日:ダイヤ改正に伴い、当駅に停車する列車は内側線走行の列車のみとなる。
    • 5月15日:1・4番のりばにステンレス製の安全柵を設置。
  • 2015年(平成27年)3月12日:入線警告音の見直しに伴い、接近メロディ導入。
  • 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用開始。