JR西日本・JR東海・大阪市高速電気軌道・新大阪駅
新大阪(しんおおさか)
東海道新幹線 京都 新大阪
山陽新幹線        新神戸
東海道本線 東淀川 大阪
おおさか東線  大阪 南吹田
梅田貨物線    吹田(タ)  大阪
御堂筋線    東三国  西中島南方
所在地 大阪市淀川区西中島五丁目16-1
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
東海旅客鉄道(JR東海)
大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
駅構造  高架駅(新幹線)
地上駅(橋上駅)(在来線)
高架駅 (Osaka Metro)
ホーム  5面8線(新幹線)
5面10線(在来線)
1面2線 (Osaka Metro)
乗車人員  49,564人/日(2021年・JR西日本)
29,359人/日(2020年・JR東海)
62,871人/日(2022年・Osaka Metro)
開業年月日  1964年(昭和39年)10月1日(新幹線)
1964年(昭和39年)9月24日Osaka Metro)
駅種別  JR西日本:直営駅(管理駅)
JR東海:駅長配置駅(管理駅)
みどりの窓口
大阪市内駅
所属路線  東海道新幹線
キロ程 552.6km(東京起点)  
所属路線  山陽新幹線
キロ程 0.0km(新大阪起点) 
所属路線 東海道本線(JR京都線)
駅番号  JR-A46
キロ程  552.6km(東京起点)
所属路線 おおさか東線
駅番号  JR-E0
キロ程  0.0km(新大阪起点)
所属路線 東海道本線貨物支線(梅田貨物線)
キロ程  5.3 km(吹田(タ)起点)
所属路線 Osaka Metro御堂筋線
駅番号  M13
キロ程  2.9 km(江坂駅起点)
新大阪駅
新大阪駅
N700S系
N700S系
281系電車
281系電車
新大阪駅(しんおおさかえき)は、大阪府大阪市淀川区西中島五丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の駅。
大阪府内では唯一の新幹線停車駅である。東海道新幹線の終点および山陽新幹線の起点となっており、当駅を営業区間に含む全列車が停車するほか、当駅を始発終着とする列車が数多く設定されている。さらに、現在建設中の北陸新幹線とリニア中央新幹線も当駅が終点となる予定である。
新幹線に接続して北陸や山陰、南紀(和歌山)・関西空港方面へのJR西日本在来線特急列車が発着し、北近畿ビッグXネットワークではその一端を担っている。大阪市北部の中心地である梅田(キタ)は淀川を挟んで当駅から南方へ約3kmの距離にあり、同地にあるJR大阪駅までは在来線の東海道本線(JR京都線)で1駅、Osaka Metro梅田駅までは地下鉄御堂筋線で3駅である。

287系電車 283系電車
287系電車 283系電車


乗り入れ・接続路線
  • JRの駅には、新幹線の東海道新幹線・山陽新幹線と在来線の東海道本線とおおさか東線が乗り入れている。
  • Osaka Metroの駅には御堂筋線が乗り入れている。
  • JRの在来線の駅の内、東海道本線には「JR-A46」、おおさか東線には「JR-F02」、御堂筋線の駅には「M13」の駅番号が与えられている。前述の通り、東海道新幹線は当駅が終点であり、山陽新幹線は当駅が起点となっている。この両新幹線の路線は当駅を介して相互直通運転が実施されており、総称として「東海道・山陽新幹線」の路線名称が使用されることがある。また2011年3月12日からは、全線開業した九州新幹線からの列車が当駅まで乗り入れを開始し、総称として「山陽・九州新幹線」の路線名称が使用されることがある。
  • 1987年4月1日の国鉄分割民営化以降、東海道新幹線はJR東海、山陽新幹線と東海道本線がJR西日本の管轄となっている。新幹線は当駅がJR東海・JR西日本の境界駅となっているが、新幹線構内はJR東海が全面的に駅を管轄している。
  • また東海道本線の当駅を含む京都駅 - 大阪駅間には「JR京都線」の愛称が設定されており]、JR西日本の旅客案内では基本的にこの愛称が使用されている。
  • JR東海・JR西日本の駅は特定都区市内制度における「大阪市内」に属する。JR西日本(在来線)の駅はアーバンネットワークエリアに属しており、管理駅(駅長が配置された直営駅)として東淀川駅およびおおさか東線の南吹田駅、JR淡路駅を管理している。JRの駅の事務管コードは、▲610155となっている。

駅構造
  • ホームはJR西日本が管轄している部分は「のりば」、JR東海が管轄している部分は「番線」と表記・案内されるため、本項でもこれに従う。
  • 3階に改札口とコンコース、2階に商店街と地下鉄への連絡通路がある。のりばは1 - 10番のりばが在来線ホーム(地平)、20 - 27番線が新幹線ホーム(4階)となっている。在来線・新幹線ホームとも改番を経た結果、27番線以外は各ホームの使用開始時と異なる番号を有する。
在来線ホーム
  • JR西日本の管轄で、島式ホーム5面10線(12両編成対応)を有する地上駅である。ホームはほぼ南北方向に延びており、新幹線ホームの東側と斜めに交差する。在来線と地下鉄とは距離があるため乗り換えの利便性はあまりよくない。
  • コンコース在来線部分の北側にはJR西日本の駅ナカ商業施設「エキマルシェ新大阪」があり、土産物、駅弁、軽食を主に扱っている他、飲食店も営業している。
  • 当駅の大阪方には網干総合車両所宮原支所への連絡線があり、大阪駅発着列車の送り込み・送り出し回送列車が通行するが、この連絡線自体も当駅の構内に含まれており、当該回送列車の運転取り扱い上でも当駅を通過駅かつ採時駅として扱っている。
のりば
のりば 路線 行先 備考
1 JR京都線(東海道本線)
特急(関西空港線・きのくに線
〔紀勢本線〕経由)
京都方面 梅田貨物線経由
おおさか東線 放出・久宝寺方面
2 Wきのくに線(紀勢本線)
特急「くろしお」
白浜・新宮方面
おおさか東線 放出・久宝寺方面 一部列車のみ
大阪方面 梅田貨物線経由一部列車のみ
3 関西空港線
関空特急「はるか」
関西空港方面 梅田貨物線経由
おおさか東線 大阪方面
4 CG高山本線
特急「ひだ」など
岐阜・下呂・高山方面 「ひだ」の他、「スーパーはくと」など
京都方面行き特急も停車する。
北陸本線
特急「サンダーバード」
福井・金沢・富山方面
5・6 JR京都線(東海道本線) 高槻・京都方面 一部4番のりば
7・8 JR神戸線(東海道本線) 大阪・三ノ宮方面 一部9番のりば
JR宝塚線(福知山線・普通) 宝塚方面 主に7番のりば
(快速は大阪で乗り換え)
9・10 福知山線・山陰線
特急「こうのとり」など
福知山・城崎温泉
・天橋立方面
「こうのとり」の他、「サンダーバード」
など大阪方面行き特急も停車する。
東海道本線・智頭急行線経由
山陰線 特急「スーパーはくと」
大阪・姫路
鳥取・倉吉方面
  • 上表の路線名は当駅における旅客案内上の名称(愛称)で記載している。当駅は「JR京都線」と呼ばれる区間の途中駅であるが、当駅では便宜上、高槻・京都方面行きのみ「JR京都線」と案内され、大阪・姫路方面行きは、直通先の路線愛称である「JR神戸線」「JR宝塚線」と案内されている。博多方面からの新幹線到着時の車内放送もこの形に準拠している(東京方面からの到着時の車内放送では「東海道線」と案内される)ほか、「JRおでかけネット」の駅構内図も同様である。
  • 運転取り扱い上の番線は西から1番線から10番線と番線表記の通りである。3番線が梅田貨物線の下り本線で、1番線の西側にホームのない上り本線が存在する。JR京都線の本線は、外側線が4・9番線、内側線が6・7番線となる。
  • 2018年6月24日から旧11 - 18番のりばを3 - 10番のりばに改番した上で7月23日から新1・2番のりばの使用を開始し[45]、運転取り扱い上の番線と旅客案内上ののりば番号が統一された。
  • 原則として、上りは新快速・快速が5番のりば、普通が6番のりば、下りは普通が7番のりば、新快速・快速は8番のりば、上り特急が4番のりば、下り特急が9・10番のりばを使用する。ただし、平日朝ラッシュ時は、上りの新快速・快速が4番のりば、普通が6番のりば、下りの普通が8番のりば、下り新快速・快速が9番のりばを使用する。また、土休日ダイヤで湖西線からの新快速大阪行きについても9番のりばを使用する。
  • 寝台特急「サンライズ瀬戸・サンライズ出雲」は当駅には停車しないが、ダイヤの乱れにより当駅で新幹線へ振替輸送するなどの理由で臨時停車する場合には、最大11両までしか入線できないため後ろ3両はドアカットになる。

新幹線ホーム

  • JR東海とJR西日本の共同使用だがJR東海の管轄で、JR東海が管轄する駅では最西端となる[注 4]。また、JR九州所属の車両が乗り入れる最東端の駅でもある[注 5]。島式ホーム3面6線と単式ホーム2面2線、合計5面8線を有する高架駅。ホームはほぼ東西方向に延びている。博多方には上下本線の間に引上線(大阪仕業検査車両所新大阪支所)があるほか、25・26番線の博多方には保線用の横取り線がある。
  • 案内サイン類や駅名標はJR東海のデザインのものであるが、東海道・山陽新幹線の境界駅のため、駅名標には「JR東海」の表示やオレンジ色のJRマークは入っていない。
  • 東海道新幹線の開業当初の設計では島式ホーム3面6線のみ(開通時は2面3線のみで1974年12月7日に3面6線となった)で南北に1線ずつ留置線の路盤を準備していたが[2]、その路盤に線路とホームを設置する形で1985年3月9日に20番線が、2013年3月16日に27番線が増設された。なお、27番線のホームは阪急新大阪連絡線として阪急電鉄が確保していた用地を利用して設置された[48]。
  • 山陽新幹線の「みずほ」・「さくら」・「ひかりレールスター」・「こだま」の多くは単式ホームの20番線に着発するため、東海道新幹線が主に発着するホームから遠く、コンコースと20番線を直接行き来するエレベーターも無いため、21・22番線用のエレベーターを利用して乗り換える必要がある。そのため、マルス端末やインターネットの乗換案内サービスなどにおいても、同一ホームで乗り換えが可能な隣駅の新神戸駅での乗り換えを推奨するケースが多い。2011年3月12日の山陽・九州新幹線直通運転にそなえ、20番線のエスカレーターの増設工事が行われた[49]。
  • 一部の「さくら」は21番ホームから発車する。
  • 実際のJR東海とJR西日本の会社境界は駅西方2.8km先(東京起点518.2 km)の十三筋(大阪府道・兵庫県道41号大阪伊丹線)の第二三津屋架道橋を越えたすぐの地点にある[50]。ここにはATCの上り第1場内進路と地上信号機が設置されている[50]。20番線(一部は21 - 23番線)に到着する上り列車はここから下り線を走行することになるため、山陽新幹線のダイヤ構成上の制約が生じるが、反面22番線から27番線までと引き上げ線との間の入換では交差支障が発生せず、東海道新幹線の新大阪折り返し列車と山陽新幹線の新大阪折り返し列車は独立にダイヤ設定が可能である。また東海道新幹線側では同駅では一部相互発着という手法で列車を入線・出発させている。
  • 2006年2月22日のJR東海社長定例会見で、新幹線ホームの改良に伴い、阪急新大阪連絡線の用地の一部を転用して、現在の26番線の北側に27番線を新たに設けることと、博多方にある2本の引上線を4本に増設することを明らかにしていたが、27番線は2013年3月16日のダイヤ改正から使用している。これにより、運転効率の向上ならびに更なる本数増強が可能になった。続いて、引上線の増設が2014年1月26日に完成した[8]。
  • 残る阪急電鉄の所有地は、当駅北側の玄関口として活用する[48]とともに、新大阪連絡線のうち免許が維持されている当駅 - 十三駅間をOsaka Metro四つ橋線の十三延長(西梅田・十三連絡線(仮称))と合わせて一本の路線として、北ヤード・西梅田への接続路線として整備する意向であることを表明している。ただしこれらの計画についての着工・完成時期などは未定である。
  • また、新幹線コンコースはこれまでの中央入口(入場のみ)・中央出口(出場のみ)が、両者ともに入出場可能となる改良工事が行われた。これに伴い、前者は「中央口」、後者は「南口」と改称されている[51]。
  • なお、2013年7月10日から新幹線ホームが全面禁煙化され、新たにコンコース内に喫煙ルームが設けられた。
  • 新幹線ホームの直下の地上には北方貨物線が通る。ホーム部分は25・26番線ホームの直下、引上線部分は引上1・2番線(1966年10月1日に設置された当初からある引上線)の直下を通過している[52]。
  • 山陽新幹線側は地下ホームを建設し、北陸新幹線も乗り入れて直通運転する計画案がある[53]。

のりば

番線 事業者 路線 行先 備考 
20-22 JR西日本  山陽新幹線  博多方面  20番線は当駅始発のみ
早朝の1本のみ、23番線から発車 
23-27  JR東海 東海道新幹線  東京方面 23・24番線は原則として当駅始発のみ 
  • 2020年3月14日の改正時点で、到着列車については、東海道新幹線方面からは21 - 27番線、山陽新幹線方面からは20・21・24 - 27番線に入線する[55]。なお、構造的には全てのホームで両方向の到着・発車に対応しているが、27番線には東海道新幹線車両向けのホームドアが設置されているため、16両編成以外停車できない。
  • 2021年3月13日の改正時点で、23番線を使用する当駅始発の山陽新幹線が早朝に1本のみ設定されている。
  • 27番線については、2013年3月16日の開設時は山陽新幹線方面から直通する列車も使用していたが、2014年3月15日の改正時から原則として当駅始発の東海道新幹線列車(2017年3月4日改正前日まで、日中は「ひかり」・「こだま」が毎時1本ずつ[56]、同改正以降は「のぞみ」2本(うち1本は臨時列車))が使用していた[57]。2020年3月14日の改正時から再び山陽新幹線からの直通列車も使用するようになった[55]。
  • 臨時列車がある場合、山陽新幹線博多方面の列車が、本来東京方面のホームである23番線から発車することもある[注 6]。
  • 20番線については、1985年3月9日の開設時から1990年頃までは、少数ながら東海道新幹線列車の発着にも使用されていた[注 7]。
  • ホームドアは27番線のみ開設当初から設置された。27番線以外は2019年以降に設置を開始し[58]、2022年12月までに設置された。27番線は、他駅と同様16両編成に合わせたドア位置で設置されているが、27番線以外は16両編成の他に8両編成も停車する事から、両方の乗車位置に対応するため、開口部が大きい専用開発品を採用。材質は軽量化のため、FRP(繊維強化プラスチック)を採用する。

大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)

  • 大阪市高速電気軌道御堂筋線は西側で東海道・山陽新幹線とほぼ直交し、新御堂筋の中央分離帯に位置する島式ホーム1面2線を有する高架駅となっている。高架駅ではあるが、線路を含めすべて屋根に覆われている。
  • 江坂方にY形引き上げ線があり、終日に渡り天王寺方面からの折り返し列車が設定されている。日中は半数の列車が折り返す。かつては夜間の留置にのみ使用されていたが、1990年から中津行きを延長する形で日中にも多く運転されるようになった(当初は「国際花と緑の博覧会」期間中のみの予定であったが、好評だったため期間終了後もこの延長運転は続けられ、後に夜間時間帯にも拡大している)。
  • ホームの江坂方にトレインビュースポットが設置されており、自由に出入りが可能。
  • 西中島南方駅とは駅間距離が僅か700mしか離れておらず、当駅ホームから西中島南方駅ホームやそこに停まっている電車が見える。
  • 昇降設備は、北東・北西改札内にエスカレーターが上り1基・下り2基とエレベーターがあり、中改札内にエスカレーターが上り2基・下り1基とエレベーターがあり、南改札内に上りエスカレーター1基がある[59]。
  • トイレは北東・北西改札内、中改札内、南改札内のそれぞれにあり、北東・北西改札内と中改札内にオストメイトに対応した多機能トイレがある。
  • 尚、このトイレは、2015年に、日本トイレ大賞を受賞した。
  • 自動改札機は東芝製が設置されている。JR線との連絡改札はなく、乗り換えの際は一旦改札を出る必要がある。
  • 2010年1月6日、中改札口にファミリーマート地下鉄新大阪駅ナカ店が開店したが、2015年に閉店した(跡地に改札口南側にあった有人窓口を移設)。
  • 2016年3月30日には駅北東・北西改札外に駅ナカ商業施設「新なにわ食堂街」がオープンした[60]。
  • 当駅は梅田管区駅に所属し、同副管区駅長が管轄している。

のりば

番線 路線 行先
1 御堂筋線   梅田・なんば・なかもず方面
 江坂・千里中央方面

歴史

1964年10月1日の東海道新幹線の開業に先立ち、大阪市営地下鉄御堂筋線(現Osaka Metro御堂筋線)の駅が同年9月24日に開業した。当時の駅は、用地買収の遅れから現在のホームの南半分(梅田側)のみ完成での開業で、さらに南側に木製の仮設ホームを継ぎ足してホーム長を確保していた。梅田側の上下線がホームの手前から大きく開いているのは、その仮設ホームがあった頃の名残である。当駅 - 江坂駅間が延伸開業した1970年2月24日に、未完成だったホーム北半分が完成して仮設ホームを撤去し、現在の御堂筋線の駅が完成した。
国鉄(現JR)の駅は、1964年の東京オリンピックの開催に合わせて建設された東海道新幹線の終点駅[1]として、1963年10月に完成し、翌年の1964年10月1日に開業した(1964年10月1日国鉄ダイヤ改正も参照)。新幹線の駅が大阪駅に併設されなかったのは、大阪駅(梅田地区)付近が阪急梅田駅や梅田貨物駅などの既存施設で埋め尽くされて再開発の余地がなかったことや、山陽方面への延伸が見込まれており、在来線のように淀川を二度も渡る曲線経路を避けたためである。また、在来線の駅も東海道新幹線開業と同時に営業を開始したため、1985年3月8日までは1番線ホームは在来線ではなく新幹線にあった。
なお、戦前の新幹線計画である「弾丸列車計画」では、1940年4月1日に現在の同駅の隣に設置された東淀川駅が同路線開通後に「新大阪駅」と改称される予定であったが、戦後東海道新幹線が建設される際に、「山陽方面への延伸の際は、北方貨物線の直上に建設した方が用地買収の手間がなくてよい」[注 2]といった理由で大阪付近のルートが一部変更されたため、現在の位置に当駅が設置された。これにより、当駅との統合という形で東淀川駅の廃止計画を発表したが、地元住民の要望により存続することになった。東淀川駅と当駅の間の営業キロが0.7kmと短いのは、そういった理由によるものである。
当駅にはおおさか東線が乗り入れ、同線の起点駅となっている。計画当初は2006年開業を目指していたが、用地買収などで手間取り2009年度着工、2019年春に全線開業を迎えた。

梅田貨物線での客扱い

1989年(平成元年)7月22日に天王寺駅構内の阪和短絡線が完成したことにより、くろしおや南紀方面行き快速が梅田貨物線経由で当駅に乗り入れる(後にはるかも運行開始する)ようになったが、それらの列車は、梅田貨物線から転線して11番のりば(東海道本線上り外側線。現在の1番のりば)で客扱いを行っていた。具体的には、下り(天王寺方面行き)の列車は梅田貨物線から当駅の北方で転線して11番のりばで客扱いを行った後、当駅の南方で再び梅田貨物線へと転線する一方、上り(京都方面行き)については、当駅の南方でまず梅田貨物線の下り線路に入り、さらに上り外側線へと転線、11番のりばで客扱いの後、そのまま上り外側線を走って京都方面へと向かっていた。上下とも11番のりばから発着していたため、誤った行先の列車に乗車してしまう事例があった。
このような複雑な客扱いは、上記の改良工事の過程で解消され、まず2016年2月1日には現在の3番のりば(ただし2016年から2018年までは11番と呼称していた。かつての13番のりば)に梅田貨物線の下りが直接乗り入れる構造に改められ(上り列車は下りに転線して客扱いの後、東海道本線上り外側線に転線)、2018年7月23日には梅田貨物線上りは1番のりば(かつての11番のりば)から発着するようになり、上りと下りが分離された。

JR西日本・JR東海

  • 1964年(昭和39年)10月1日:東海道新幹線の東京駅 - 新大阪駅間が開業。新幹線・東海道本線の駅が開業。開業当初は新幹線ホームは2面3線(2 - 4番線。現:22 - 24番線)であった[2]。
  • 1965年(昭和40年)4月15日:新幹線ホーム1番線(現:21番線)の使用を開始[2]。
  • 1966年(昭和41年)10月1日:新幹線の引上検修線が2線設置される[2]。
  • 1972年(昭和47年)3月15日:山陽新幹線の当駅 - 岡山駅間が開業。
  • 1974年(昭和49年)
    • 7月22日:大阪市の分区に伴い、駅の所在地が東淀川区から淀川区となる。
    • 12月7日:新幹線ホーム5・6番線(現:25・26番線)の使用を開始[2]。
  • 1985年(昭和60年)
    • 3月9日:新幹線ホーム20番線の使用を開始。1 - 6番線を21 - 26番線に改称[2]。
    • 3月14日:在来線を走行する新快速の停車駅となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東海道新幹線と新幹線改札内は東海旅客鉄道(JR東海)の管轄に、山陽新幹線と在来線ならびに在来線改札内は西日本旅客鉄道(JR西日本)の管轄になり、両社の境界駅となる。
  • 1988年(昭和63年)3月13日:路線愛称の制定により、東海道本線で「JR京都線」の愛称を使用開始。
  • 1989年(平成元年)7月22日:「くろしお、スーパーくろしお」の当駅へ乗り入れが開始される[3]。
  • 1992年(平成4年)3月14日:東海道新幹線で「のぞみ」が運行開始され、同列車の発着駅となる。
  • 1993年(平成5年)
    • 3月18日:山陽新幹線でも「のぞみ」が運行開始される。
    • 7月24日:「中央待合室」がリニューアルされ使用開始[4]。
  • 1994年(平成6年)7月20日:関西国際空港アクセス整備の一環として3階連絡コンコース部リニューアルが完成、新幹線乗り換え口付近増床による「アクセス待合室」や物販スペース「おみやげ街道」の設置、床面を磁器タイルから大理石への張り替え等を実施[5]。
  • 1995年(平成7年)
    • 1月17日:午前5時46分52秒に兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)が発生。新幹線ホームでは駅名を表示する看板と蛍光灯が落下、駅構内でもガラスが割れて散乱するなどの被害を受けた。新幹線は当駅を含む京都駅 - 姫路駅間が被災し不通となる。
    • 1月20日:東海道新幹線の当駅 - 京都駅間が運行再開。
    • 4月8日:山陽新幹線の当駅 - 姫路駅間が運行再開。これにより山陽新幹線は全線で運行再開となる。
  • 1997年(平成9年)8月3日:在来線改札口に自動改札機を導入[6]。
  • 1998年(平成10年)3月10日:新幹線改札口に自動改札機を導入[7]。
  • 2002年(平成14年)7月29日:JR京都・神戸線運行管理システム導入。
  • 2003年(平成15年)11月1日:JR西日本でICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
  • 2007年(平成19年)3月18日:在来線で駅自動放送を更新。
  • 2011年(平成23年)3月12日:九州新幹線の全線開業により、新設された「みずほ」・「さくら」の発着駅となる。
  • 2012年(平成24年)12月16日:在来線の新17・18番のりばが東側へ移設の上供用開始。旧17・18番のりばは使用停止。
  • 2013年(平成25年)
    • 3月16日:新幹線の新ホーム27番線が供用開始[2]。
    • 12月8日:在来線の旧17・18番のりばの改良工事が終了し、新15・16番のりばとして供用開始。旧15・16番のりばは使用停止。
  • 2014年(平成26年)1月26日:新幹線の引上線4線化により、27番線増設を含めた大規模改良工事が完成[8]。
  • 2015年(平成27年)
    • 1月18日:在来線の旧15・16番のりばの改良工事が終了し、新13・14番のりばとして供用開始。旧13・14番のりばは使用停止。
    • 3月4日:在来線コンコース内に駅ナカ施設「エキマルシェ新大阪」が開業。
    • 3月12日:入線警告音の見直しに伴い、在来線ホームに接近メロディ導入[9]。
  • 2016年(平成28年)
    • 2月1日:在来線の旧13・14番のりばの改良工事が終了し、新11・12番のりばとして供用開始。旧11・12番のりばは使用停止[10][11]。11番のりばの線路は南側では東海道線上り外側線とは繋がらない構造となったため、事実上、11番のりばは梅田貨物線専用のりばとなった。
    • 3月26日:ダイヤ改正に伴い、特急「しなの」の乗り入れが廃止される[12]。
  • 2017年(平成29年)3月4日:当駅を始発・終着とする臨時「みずほ」の運転が開始される[13]。
  • 2018年(平成30年)
    • 3月17日:在来線に駅ナンバリングが導入され、使用を開始する。また、当駅から梅田貨物線を経由し、阪和線に直通する快速の乗り入れが廃止される。
    • 6月24日:在来線ホームののりば番号を11-18番のりばから3-10番のりばに改番。
    • 7月23日:在来線の旧11・12番のりばの改良工事が完了し、新1・2番のりばとして供用開始。また、はるか・くろしおの京都方面行きを一部列車で3番のりばから1番のりばに変更(その後同年10月28日のダイヤ修正でほとんどを1番のりば発着としたため、3番のりば発着はごく一部列車のみとなる)。これにより、在来線ホームの改修工事が全て完了し、これまでの4面8線から5面10線となる。
  • 2019年(平成31年・令和元年)
    • 3月16日:おおさか東線の当駅 - 放出駅間が開業(ただし、放出駅 - 久宝寺駅間の区間は2008年(平成20年)3月15日に先行部分が開業している[14])。これにより、直通快速の発着駅が尼崎駅から当駅に変更される。
    • 12月5日:新幹線の26番線にホームドアが設置され、供用開始[15]。
  • 2021年(令和3年)3月15日:特急「らくラクはりま」が当駅発着となる[16]。
  • 2023年(令和5年)3月18日:おおさか東線を運行する列車の大阪駅乗り入れに伴い、当駅の1番のりばから3番のりばに発着する列車が変更される。
  • 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)
  • 1964年(昭和39年)9月24日:大阪市営地下鉄御堂筋線の梅田駅 - 当駅間が開通し、御堂筋線の駅が開業。
  • 1970年(昭和45年)2月24日:大阪市営地下鉄御堂筋線の当駅 - 江坂駅間が開業。
  • 1974年(昭和49年)7月22日:大阪市の分区に伴い、駅の所在地が東淀川区から淀川区となる。
  • 1990年(平成2年)6月:御堂筋線ホームの有効長を180mから200mに延長し、10両編成対応ホームとなる。
  • 2006年(平成18年)2月1日:ICカード「PiTaPa」の利用が可能となる。
  • 2013年(平成25年)4月24日:中改札のトイレをリノベーション[17]。
  • 2015年(平成27年)9月4日:中改札のトイレが「日本トイレ大賞」国土交通大臣賞を受賞[18]。
  • 2016年(平成28年)3月30日:駅ナカ施設「新なにわ大食堂」が開業[19]。
  • 2018年(平成30年)4月1日:大阪市交通局の民営化により、所属事業者・管轄が大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) に変更。
  • 2020年(令和2年)
    • 2月1日:ホームの北側(江坂方)にトレインビュースポットを開設[20]。
    • 4月:駅リニューアル完了。
    • 12月26日:可動式ホーム柵の使用を開始[21]。