JR北海道・日高本線
JR北海道・日高本線の概要
日高本線(ひだかほんせん)は、北海道苫小牧市の苫小牧駅から勇払郡むかわ町の鵡川駅を結ぶ北海道旅客鉄道(JR北海道)の鉄道路線(地方交通線)である。2026年時点で「本線」を名乗るJR線としては、最も短い路線である。
かつては胆振総合振興局管内東部と日高振興局管内南西の太平洋沿岸を結ぶ、様似郡様似町の様似駅までの146.5 kmの路線であったが、全線の約8割(116 km)にあたる鵡川駅以南の区間は、2015年1月に発生した高波の影響で線路が被災して不通となり、そのまま復旧することなく2021年4月1日をもって鉄道事業が廃止され、正式にバス転換された。これにより日高本線は胆振管内止まりで日高管内を通らなくなり、路線名のみに「日高」の名前が残ることになった。
残存区間についても、JR北海道が公表している「当社単独では維持することが困難な線区」のうち、輸送密度200人以上2,000人未満の線区(黄線区)に位置付けられている。

日高本線 路線データ
管轄・路線距離
(営業キロ)
  • 北海道旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
  • 区間:苫小牧駅 - 鵡川駅間 30.5 km
    • 全線が本社鉄道事業本部日高線運輸営業所の管轄である。
軌間  1,067mm
駅数
  • 5駅(起終点駅含む)
    • 旅客駅:4駅
    • 貨物駅:1駅
      • 日高本線所属駅に限定した場合、起点の苫小牧駅と日本貨物鉄道(JR貨物)苫小牧貨物駅(いずれも室蘭本線所属)が除外され、旅客駅のみの3駅となる。
電化区間  なし(全線単線)
複線区間  なし(全線非電化)
閉塞方式
  • 自動閉塞式 苫小牧駅 - 苫小牧貨物駅間
  • 特殊自動閉塞式(電子符号照査式) 苫小牧貨物駅 - 鵡川駅間
    • ただし、日高本線を運転する列車は全て苫小牧貨物駅を通過するため、下り列車の運転士は同駅ではなく苫小牧駅で出発要求を行う。
最高速度  95 km/h
保安装置  ATS-SN
苫小牧駅 鵡川駅
苫小牧駅 鵡川駅
勇払駅 浜厚真駅
勇払駅 浜厚真駅

歴史

王子製紙の関連会社であった苫小牧軽便鉄道(1913年(大正2年)10月1日開業)と日高拓殖鉄道(1924年(大正13年)9月6日開業)という2つの軽便鉄道(軌間:762 mm)を、改正鉄道敷設法別表第133号に規定する予定線の一部として1927年(昭和2年)8月1日に国有化して改軌(軌間:1,067 mm)した路線で、これを1933年(昭和8年)から1937年(昭和12年)にかけて様似駅まで延長した。
計画では、襟裳岬を回って広尾を経て帯広まで結ぶこととされ、帯広側では広尾線が広尾駅まで開業していたが、広尾線は1987年(昭和62年)2月2日に廃止されている。
未成区間の様似駅 - 広尾駅間はジェイ・アール北海道バスの日勝線で連絡していた。

年表

王子製紙専用鉄道→苫小牧軽便鉄道

  • 1909年(明治42年)6月:王子製紙苫小牧工場で使用するパルプ原料の木材を輸送するために、三井物産が苫小牧 - 鵡川間に専用馬車鉄道を敷設。
  • 1911年(明治44年)
    • 5月29日:王子製紙と三井物産が共同運営契約締結。
    • (月日不明):蒸気鉄道に改修。
    • 12月:専用鉄道が佐瑠太まで延伸。
  • 1912年(大正元年)8月15日:王子製紙が三井物産より当鉄道の一切の施設及び権利を譲受。
  • 1913年(大正2年)
    • 5月21日:鉄道免許状下付(勇払郡苫小牧村大字苫小牧-沙流郡門別村大字佐瑠太)。
    • 7月3日:王子製紙が資本金50万円で苫小牧軽便鉄道株式会社を設立。
    • 10月1日:苫小牧軽便鉄道の苫小牧駅 - 佐瑠太駅間(軌間:762 mm、25.1 M≒40.4 km)が開業(王子製紙専用鉄道を改修)。同区間に苫小牧駅、勇払駅、厚真駅、鵡川駅、鵡川貨物駅、佐瑠太駅を新設。
  • 1925年(大正14年)11月15日:厚真駅を浜厚真駅に改称。

日高拓殖鉄道

  • 1923年(大正12年)3月12日:王子製紙の資金協力の下、資本金200万円にて日高拓殖鉄道株式会社設立。
  • 1924年(大正13年)9月6日:佐瑠太駅 - 厚賀駅間(軌間:762 mm、13.1M≒21.1 km)が開業。同区間に佐瑠太駅・門別駅、波恵駅、慶能舞駅、厚賀駅を新設。
  • 1925年(大正14年)2月10日:門別駅を日高門別駅に改称。
  • 1926年(大正15年)12月7日:厚賀駅 - 静内駅間(軌間:762 mm、10.2M≒16.4 km)が延伸開業。同区間に節婦駅、高江駅、静内駅を新設。

国有化以後

  • 1927年(昭和2年)8月1日:苫小牧軽便鉄道・日高拓殖鉄道を国が買収し、国有化。苫小牧駅 - 静内駅間が日高線となる。
  • 1929年(昭和4年)11月26日:苫小牧駅 - 佐瑠太駅間を軌間1,067 mmに改軌。同時に改キロ (+0.4 km)。
  • 1931年(昭和6年)11月10日:佐瑠太駅 - 静内駅間を軌間1,067 mmに改軌。同時に改キロ (+0.8 km)。
  • 1933年(昭和8年)12月15日:静内駅-日高三石駅間 (23.7km)が延伸開業。同区間に東静内駅、春立駅、日高三石駅を新設。
  • 1935年(昭和10年)10月24日:日高三石駅 - 浦河駅間 (24.5 km) が延伸開業。同区間に本桐駅、荻伏駅、浦河駅を新設。
  • 1937年(昭和12年)8月10日:浦河駅 - 様似駅間 (16.2 km) が延伸開業して全通。同区間に日高幌別駅、鵜苫駅、西様似駅、様似駅を新設。
  • 1943年(昭和18年)11月1日:富内線の鵡川駅 - 豊城駅間が開業し、当路線から分岐するようになったことに伴い、日高本線に改称。
  • 1944年(昭和19年)4月1日:佐瑠太駅を富川駅、波恵駅を豊郷駅、慶能舞駅を清畠駅にそれぞれ改称。
  • 1948年(昭和23年)8月1日:高江駅を新冠駅に改称。
  • 1952年(昭和27年)3月4日:十勝沖地震の影響で、清畠駅 - 厚賀駅間の護岸の浸食が顕著になる。
  • 1954年(昭和29年)1月15日:室蘭本線・室蘭地区へのキハ45000系投入で捻出されたキハ41500形の転用により、気動車(ディーゼルカー)運用開始。
  • 1955年(昭和30年)7月4日:大雨のため、清畠駅 - 東静内駅間の各所で道床が浸水する被害が発生。
  • 1957年(昭和32年)
    • 4月10日:客貨混合列車廃止に伴い、完全客貨分離。当初の運用は気動車(ディーゼルカー)7往復、貨物列車3往復。これにより様似駅-苫小牧駅間の所要時間が最大6時間40分から4時間程度に短縮。
    • 10月1日:気動車化完了。
  • 1958年(昭和33年)
    • 7月15日:大狩部駅、日高東別駅、蓬栄駅、絵笛駅を新設。
    • 7月31日:大雨の影響で、本桐駅 - 荻伏駅間、荻伏駅 - 浦河駅間、浦河駅 - 日高幌別駅間で土砂災害が発生。
    • 8月19日:大雨の影響で、新冠駅 - 静内駅間で線路が冠水、厚賀駅 - 節婦駅間で土砂流出、春立駅 - 日高三石駅間で道床沈下などの被害が発生。厚賀駅 - 様似駅間が一時不通となる。
  • 1959年(昭和34年)
    • 6月7日:札幌駅 - 様似駅間を千歳線・日高本線経由で運行する臨時準急「えりも」が運転開始(6月-9月の週末運転)。
    • 12月18日:浜田浦駅、汐見駅を新設。
  • 1960年(昭和35年)
    • 4月22日:札幌駅 - 様似駅間を千歳線・日高本線経由で運行する準急「日高」が運転開始。苫小牧駅 - 様似駅間は約3時間、札幌駅 - 様似駅間は4時間半にまで短縮された。
    • 12月28日:護岸の浸食が顕著になったため、清畠駅 - 厚賀駅間の線路を内陸に付け替え。
  • 1962年(昭和37年)
    • 12月1日:苫小牧港(西港)建設のため、苫小牧駅(旅客駅) - 浜厚真駅間の線路を付け替え、改キロ (+9.4 km)。これに伴い、勇払駅を北側に移転。廃線跡の一部は苫小牧港開発の貨物線に転用。
    • 12月2日:清畠駅 - 厚賀駅間を改キロ (+0.1 km)。
  • 1963年(昭和38年)6月1日:準急「えりも」を定期化。
  • 1966年(昭和41年)
    • 3月5日:準急列車制度の改変に伴い、「えりも」「日高」を急行に格上げ。
    • 6月1日:「日高」は「えりも」に名称を統合。同時に1往復増便して3往復体制とする。
  • 1970年(昭和45年)
    • 1月30日:悪天候のため、大狩部駅付近の線路の路床が50 mにわたって抜け、レールが宙吊りになる被害が発生。
    • 2月5日:列車の運転を再開。
  • 1972年(昭和47年)10月:苫小牧東部大規模工業基地開発に伴う、掘り込み水路新設に支障するため、北海道知事から国鉄北海道総局に日高本線の付け替え要請。
    • これを受けて国鉄北海道総局が検討した新線案では、沼ノ端駅の手前で並走する室蘭本線と分かれているところ、沼ノ端駅を経由し、同様に迂回となる国道235号(こちらは移設を実施)とともに工業基地の緩衝緑地を迂回し厚真川の手前で南下し渡河、現在の浜厚真駅を少し過ぎた地点で現在線と合流する計画で、途中には、現在駅に乗り入れる沼ノ端駅のほか、苫小牧市柏原地区に柏原信号場、上厚真地区の西の外れ、苫小牧起点22.2 km地点に無人駅として上厚真駅が設けられる計画であり、既存の勇払駅、浜厚真駅は廃止となる計画であった。結果的にこの新線は苫東地区の開発縮小により未成に終わった。
  • 1973年(昭和48年)
    • 9月1日:大雨のため、日高門別駅 - 豊郷駅間で土砂崩れが発生。急行「えりも」3号(3両編成)が現場に突っ込み、全車両が脱線する事故が発生。
    • 9月3日:大雨のため、日高門別駅 - 節婦駅間の10箇所以上で土砂崩れが発生。厚賀駅 - 節婦駅間で貨物列車が土砂崩れ現場に突っ込み、脱線する事故が発生。鵡川駅 - 節婦駅間が不通となる。
    • 9月7日:日高門別駅 - 豊郷駅間が復旧し、全線で運転再開。
  • 1974年(昭和49年)2月9日:SLさよなら運転を実施。
  • 1977年(昭和52年)9月1日:東町仮乗降場を新設。
  • 1979年(昭和54年)7月6日:札幌駅発様似駅行きの「えりも3号」が厚賀駅-大狩部駅間で落石に乗り上げて脱線。乗客14人が負傷。
  • 1981年(昭和56年)
    • 3月:苫小牧駅(旅客駅) - 苫小牧駅(貨物駅)間を自動閉塞・CTC化。
    • 7月5日:豪雨の影響で土砂流出が発生し、富川駅 - 様似駅間が不通となる。
    • 7月7日:鵡川駅 - 静内駅間の運転を再開。
    • 7月11日:静内駅 - 様似駅間の運転を再開し、全線で列車の運転を再開。
    • 8月5日:記録的な豪雨の影響で、日高門別駅 - 様似駅間が不通となる。
    • 8月17日:日高門別駅 - 様似駅間で代行バスの運行を開始。
    • 10月1日:静内駅 - 様似駅間の運転を再開。
    • 11月16日:日高門別駅 - 静内駅間の運転を再開し、全線で列車の運転を再開。
  • 1982年(昭和57年)
    • 3月21日:浦河沖地震が発生。40箇所以上で陥没が発生し、静内駅 - 様似駅間が不通となる。
    • 4月5日:静内駅 - 浦河駅間の運転を再開。
    • 4月15日:浦河駅 - 様似駅間の運転を再開。
    • 8月30日:大雨の影響で静内川鉄橋が被害を受け、静内駅 - 日高三石駅間が不通となる。
    • 9月11日:静内駅 - 日高三石駅間の運転を再開。
    • 12月15日:静内駅 - 様似駅間の貨物営業廃止。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:苫小牧駅(旅客駅) - 静内駅間の貨物営業廃止。
  • 1986年(昭和61年)
    • 11月1日:次のように変更。
    • 急行「えりも」廃止。これにより日高本線の優等列車全廃(停車駅は「すずらん」の項目に掲載)。
    • 支線の富内線廃止に伴い、支線がない本線となる。
    • 苫小牧駅(苫小牧操車場) - 様似駅間を日本全国で初めての「特殊自動閉塞(電子符号照査式)」に変更。交換可能駅を鵡川駅、日高門別駅、静内駅、本桐駅に集約し、4駅を棒線化(様似駅については引き続き側線を存置)。

民営化以後

  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)が第一種鉄道事業者として全線を承継。東町仮乗降場を駅に変更。
  • 1988年(昭和63年)11月3日:キハ130形運転開始。
  • 1989年(平成元年)
    • 7月1日:一部列車でワンマン運転開始。
    • 8月9日:フイハップ浜駅(臨時駅)を新設。
  • 1990年(平成2年)7月1日:日高線運輸営業所開設。全列車ワンマン運転化、全列車キハ130形で運転。
  • 1991年(平成3年)7月20日 - 8月18日:静内海水浴場駅(臨時駅)を開設(夏季の土・日営業)。
  • 1992年(平成4年)
    • 7月19日 - 8月23日:静内海水浴場駅を開設(土・日営業)。
    • 8月24日:静内海水浴場駅を廃止。
  • 1993年(平成5年)9月24日:フイハップ浜駅を廃止。
  • 1995年(平成8年)
    • 8月9日:大雨のため土砂災害が発生。日高門別駅 - 静内駅間で運転見合わせ。
    • 8月20日:日高門別駅 - 静内駅間の運転を再開。
  • 1997年(平成9年)6月1日:キハ160形運転開始。
  • 1998年(平成10年)
    • 9月27日:キハ130形の一部がこの日限りで運用離脱。
    • 10月4日:キハ130形「さよならセレモニー」を開催。
  • 1999年(平成11年)7月24日:臨時列車「日高ポニー号」運転開始。
  • 2001年(平成13年)6月17日:臨時列車「日高ポニー号」運転終了。キハ130形全車がこの日限りで運用離脱。
  • 2003年(平成15年)
    • 8月9日:台風10号の影響により、列車の運転を見合わせ。節婦駅 - 新冠駅間の橋梁が流され、94箇所で土砂流入などの被害が発生。
    • 8月16日:静内駅 - 様似駅間で列車の運転を再開。鵡川駅 - 静内駅間で列車代行バスの運行を開始。
    • 9月26日:十勝沖地震が発生。静内駅 - 様似駅間が不通となる。
    • 10月6日:全線で列車の運転を再開。
  • 2004年(平成16年)
    • 7月2日:台風8号の影響により、門別町内の護岸壁が破損。鵡川駅 - 静内駅間で運転見合わせ、バス代行。
    • 7月7日:列車の運転を再開。
    • 12月13日:翌年3月31日までの期間、デュアル・モード・ビークル (DMV) の走行試験を実施。
  • 2006年(平成18年)10月10日:発達した低気圧の影響で、鵡川駅 - 静内駅間の22箇所で土砂流入などが発生。
  • 2007年(平成19年)10月1日:JR北海道が駅ナンバリングを実施するが、日高本線は対象から外れ、苫小牧駅のみ室蘭本線としてのナンバリングが付される。
  • 2011年(平成23年)3月12日:JR貨物の苫小牧駅を苫小牧貨物駅に改称。
  • 2015年(平成27年)1月8日:厚賀駅 - 大狩部駅間で、高波により路盤の土砂が流出。鵡川駅 - 様似駅間が不通となる。
  • 2016年(平成28年)
    • 8月31日:台風10号による降雨災害による通信ケーブル損傷のため、静内駅での信号制御ができなくなり、全線で鉄道による運転ができなくなる。
    • 9月1日:苫小牧駅 - 鵡川駅間の代行バス輸送を開始。一日3往復。
    • 9月16日:通信ケーブルが復旧し、苫小牧駅 - 鵡川駅間の運転を再開。
  • 2018年(平成30年)
    • 9月6日:平成30年北海道胆振東部地震の影響により、苫小牧駅 - 鵡川駅も不通となり、全線不通となる。勇払駅 - 浜厚真駅間の厚真川橋梁の桁ずれ・軌道変位などの被害を受けた。
    • 11月19日:苫小牧駅 - 鵡川駅間が運転再開。
  • 2020年(令和2年)
    • 8月12日:新ひだか町で行われた沿線7町の町長による臨時町長会議で、2021年3月末の鵡川駅 - 様似駅間廃止・2021年4月の代替バス運行開始に関する最終合意を、2020年9月中にJR北海道と行うことを決定。
    • 10月6日:JR北海道と沿線7町が、2021年4月1日に鵡川駅-様似駅間を廃止し、代替バスを運行開始することで最終合意。
    • 10月23日:JR北海道と沿線7町が、鵡川駅 - 様似駅間の廃止・バス転換などを記した覚書を締結。
    • 10月27日:JR北海道が国土交通大臣宛てに鵡川駅 - 様似駅間の鉄道事業廃止届を提出。
    • 12月28日:国土交通省北海道運輸局がJR北海道や地方自治体に対して、鵡川駅 - 様似駅間の鉄道事業廃止日の2021年4月1日への繰り上げを認めると通知。
  • 2021年(令和3年)
    • 1月5日:JR北海道が国土交通大臣宛てに鵡川駅 - 様似駅間の鉄道事業廃止日を繰り上げる届出を提出。
    • 3月13日:キハ40系350番台の運用を終了。
    • 4月1日:鵡川駅 - 様似駅間 (116.0 km) の運輸営業を廃止。
  • 2023年(令和5年)3月18日:浜田浦駅を廃止。

運行形態

全線を日高線運輸営業所が管轄している。
現行ダイヤでは全列車が苫小牧駅 - 鵡川駅間の線内運行で、下り8本・上り9本が設定されている。
途中駅での列車交換はなく、全線所要時間は29 - 30分である。
高波災害前は苫小牧駅 - 様似駅間の直通列車(下り5本、上り6本)と苫小牧駅 - 鵡川駅・静内駅間、静内駅 - 様似駅間の区間運転列車があり、3時間以上運行のない時間帯があった。
また、土曜・休日や学校休校日には、「ホリデー日高」が静内発苫小牧行きで運行されていた。
車両は苫小牧運転所のキハ40形気動車(1700番台)が使用されている。
かつてはキハ40形気動車(350番台)のほか、当線限定運用のキハ130形やキハ160形が導入されていたこともあった。
また、キハ40形気動車(350番台)については、2021年3月13日のダイヤ改正をもって営業運転を終了した[JR北 47]。
この路線では年末年始も休日ダイヤを採用せず、臨時列車扱いで鵡川発苫小牧行きの夕方の列車を追加運行していた。

臨時列車

優駿浪漫号

1998年(平成10年)7月から2013年(平成25年)5月まで、千歳線直通で札幌駅 - 様似駅間を運転していた臨時列車。
当初は夏休みに北海道を訪れる観光客や、日高本線沿線から札幌方面へ出かける利用者の便宜を図るため、千歳駅 - 様似駅間で上り1本、下り2本が運転された。後年に運転区間が札幌駅 - 様似駅間に延長され、日本屈指の桜並木がある静内町への観光列車として運転された。
運行は毎年5月の観光シーズンの数日のみ、1日1往復の運行で、キハ183系特急形気動車「ニセコエクスプレス」(5000番台)が使用されていた。かつては、当線で通常使用されているキハ40形気動車(350番台)や学園都市線用のキハ141系気動車がヘッドマークを変えるだけで使用されたこともあった。なお、運転開始から一貫して臨時快速列車の扱いだったが、2011年(平成23年)度からは臨時普通列車扱いとなった。全席自由席での運転。
当線内は定期普通列車の置き換えであるため、各駅に停車する。線路配線の都合で苫小牧駅で列車の進行方向が変わる。千歳線内の停車駅は同線を走行する昼行特急と同じだが、ダイヤの編成の都合で運転停車を行い後続列車に追い抜かれる場合もあり、同線内での所要時間は快速「エアポート」よりも遅くなる。
2014年(平成26年)以降は運転されていない。

停車駅

札幌駅 - 新札幌駅 - 南千歳駅 - 苫小牧駅 - (各駅に停車) - 様似駅

日高ポニー号

1999年(平成11年)7月24日から2001年(平成13年)6月17日までの間、鵡川駅 - 静内駅間を運転していた臨時列車。
日高線運輸営業所が日高観光の呼び水として計画し、1999年(平成11年)は7 - 8月の毎週土曜日に運転された。当時老朽化などにより一部の車両が運用を離脱していた、キハ130形気動車1両によって運転された。車体は馬のイラストが書かれた専用塗装となり、車内にはドリンクホルダー付きのテーブル、木馬と記念撮影できるスペースなどが設けられた。2001年(平成13年)6月17日、車両の老朽化などにより運行終了となった。
苫小牧駅 - 鵡川駅間は定期列車に併結されて運用されていた。観光ガイドによる車内放送があり、沿線の牧場・鉄橋などの見どころでは速度を落として運転した。

停車駅

鵡川駅 - 富川駅 - 日高門別駅 - 厚賀駅 - 節婦駅 - 新冠駅 - 静内駅

ホリデー日高

2001年(平成13年)12月27日から2015年の土砂流出による不通までの間、土曜・休日に、静内駅発苫小牧駅行きが1本運行されていた普通列車。学校の休校日に設定されることもあった。

停車駅
苫小牧駅 - 勇払駅 - 鵡川駅 - 富川駅 - 日高門別駅 - 豊郷駅 - 清畠駅 - 厚賀駅 - 節婦駅 - 新冠駅 - 静内駅

キハ40形気動車(1700番台) 789系1000番台 特急「すずらん」
キハ40形気動車(1700番台) キハ40形気動車(1700番台)
カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン キハ40形気動車(350番台) 優駿浪漫号
カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン  キハ40形気動車(350番台) 優駿浪漫号
キハ40 1809「道南 海の恵み」  キハ40形気動車(350番台) 優駿浪漫号
キハ40 1809「道南 海の恵み」  キハ40形気動車(350番台) 優駿浪漫号


日高本線 駅一覧
  • 普通列車は全ての旅客駅に停車。
  • 駅名 … (貨):貨物専用駅(日高本線の貨物取扱はなし)
  • 苫小牧駅 - 苫小牧貨物駅間は三線で、室蘭本線用の複線(交流電化)と日高本線用の単線(非電化)を併設(ただし、日高本線の営業列車は専用の単線のみ使用)。
  • 苫小牧貨物駅 - 鵡川駅間は非電化・単線。苫小牧貨物駅を除き列車交換不可。
  • 全駅北海道胆振管内に所在 


駅名 営業
キロ
接続路線・備考 所在地


H18 苫小牧駅 - 0.0 北海道旅客鉄道:室蘭本線千歳線 苫小牧市
(貨)苫小牧貨物駅 3.4 3.4 (室蘭本線の実際の分岐点)
勇払駅 9.7 13.1
浜厚真駅 9.6 22.7 勇払郡 厚真町
鵡川駅 7.8 30.5 むかわ町

 スライドショー
スライドショーの使い方

 3つのボタンで画像を移動できます。
 
 最初・・・最初の画面に戻ります。

 戻る・・・一つ前の画像に戻ります。

 次へ・・・次の画像に移動します。
 
 拡大・・・拡大画像を表示します。
               
日高本線 路線マップ
電子国土ポータルへのリンクです